おしゃれな家では出現率高め!難読漢字クイズ「吾亦紅」はなんて読む?
2023/10/22
日常生活で使う機会はほとんどないけれども、知っているとちょっと自慢できる難読漢字。漢検準一級を有するサンキュ!STYLEライターのdanngoさんがチョイスした、難読漢字をご紹介します。
知っていると自慢できる!?難読漢字クイズ
こんにちは、サンキュ!STYLEライターのdanngoです。漢検準一級を持つ私、テレビの難読漢字クイズではいつも夫に答えを教えています。
「吾」と「亦」と「紅」で「吾亦紅」。いかにも難しい雰囲気の言葉ですね。
ちょっと分解してみていきましょう。
「吾」は「われ」などと読み、「私」の意味をしめします。「吾輩(わがはい)」「吾子(あこ)」といった言葉の中ではまた違う読みになっていますね。
「亦」は「また」と読み、「~もまた」の意味です。「紅」はわかりますね、あざやかな赤色のことです。
さて、なんと読むかわかりましたか?
正解を知りたい方は、もう少しスクロールしてみてくださいね。
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正解は……
正解は「われもこう」でした!
「吾亦紅」とは夏の後半から秋にかけ、枝わかれした先に赤い穂をつけるバラ科の植物です。
「吾亦紅」を漢文のように読みくだすと、「われもまたくれないなり」となります。「私もまた赤いのだ」くらいの意味ですね。赤い花として見てほしいという願望が感じられる言葉です。
「われもこう」の語源については諸説あり、くわしいことはわかっていません。「われ」の部分が「我」ではなく「割れ」の意味だったとする考えもあります。確かに先が割れているような見た目をしています。
暗い赤色をしたモサモサの部分は、花ではなく「がく」なのだそうですよ。目立たない姿で秋の花の中ではさほどメジャーでもありませんが、根強い愛好者は多くいます。
派手ではないもののよく広がりボリュームが出るので、ほかの秋の花と組み合わせて使うことも多め。
生花でも乾いた印象があるためドライフラワーにしても印象が変わりにくく、長持ちするのでインテリアにもなりますよ。おしゃれな人の家でよく見かける気がします。
というわけで、難読漢字クイズでした。いかがでしたか?ぜひご家族やお友達に「知ってる?」と聞いて自慢してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。