【韓国ドラマ】ソ・ガンジュン主演『天気が良ければ会いにゆきます』傷ついた心が癒されていく温かいヒーリングラブストーリーを韓ドラマニアが徹底解説!

2024/09/05

爽やかなイケメン俳優ソ・ガンジュン!そのビジュアルだけではなく確かな演技力で、日本でも非常に高い人気を誇っています。
2023年5月末に除隊した直後からSNSなどを通して、元気な姿を見せてくれています。より磨きのかかったカッコ良さに、復帰作への期待が高まるばかりです。

本日はそんなソ・ガンジュンと人気女優パク・ミニョンが共演したヒーリングラブストーリー『天気が良ければ会いにゆきます』について、韓ドラマニアで韓国ドラマライターのJUMIJUMIさんに徹底解説してもらいましょう!

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韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間50作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極...

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あらすじ:都会に疲れ傷ついたヒロインが、田舎町の人々との交流で癒されてゆく…

出典:Amazon

ソウルでチェロ講師をしているモク・へウォン(パク・ミニョン)は、理不尽なことばかりの日々に疲れてしまい、高校時代を過ごした田舎町にふらりと帰って来ました。
ペンションを経営している実家では叔母ミョンヨが1人で暮らしていますが、ミョンヨは突然帰って来て「春までここにいる」というへウォンを何故か歓迎してくれません…。

へウォンの高校の同級生イム・ウンソプ(ソ・ガンジュン)は、へウォンの実家のすぐ近くで「グッドナイト書房」という古民家を改装した書店を経営しています。
ウンソプは初恋の相手へウォンがしばらく滞在すると知り、密かに心を弾ませるのでした。

へウォンはウンソプに誘われ高校の同窓会に参加し、懐かしい友人たちと再び交流を持つように。
またグッドナイト書房でアルバイトをしながら、そこで定期的に開催される読書会にも参加するようになり、新たな出会いや温かい人との交流に心を動かされていきます。
そして穏やかで優しいウンソプに徐々に惹かれていくのですが…。

見どころ:レトロでノスタルジック!忘れかけていた「古き良き懐かしい魅力」に溢れています。

見どころ1:若手人気俳優勢揃い!高校卒業から10年。当時の想いが再び動き出す…。

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高校の同級生たちと再会し、当時の記憶を思い返すへウォン。卒業から10年、それぞれ違う道を歩んでいる同級生たちの止まっていた想いもまた、動き出し交錯し始めます…。

ウンソプの親友で地元の公務員となったジャンウは、みんなをまとめるリーダー的存在。そんな彼は同窓会で出たある話題をきっかけに、初恋の相手ウンシルへの想いを再燃させます。
ジャンウを演じるのは『偶然見つけたハル』や『還魂』などで人気急上昇中のイ・ジェウクです!

同じく『偶然見つけたハル』に出演し『ペントハウス』シリーズや『流れ星』などで若手注目株となったキム・ヨンデが演じるのは、クールでミステリアスな魅力を放つオ・ヨンウ。
当時と同様に再びへウォンにストレートなアプローチを開始!

へウォンの元親友ボヨンは、完全に崩れてしまっていたへウォンとの友情を修復しようと動き出します。そして当時から好きだった相手にも、ようやくその想いを伝えようとしますが…。
演じているのはコメディからシリアスまで幅広い役柄をこなすイム・セミ。『ショッピング王ルイ』や『女神降臨』などで知られています。

豪華な人気キャストが勢揃い!動き出したそれぞれの想いは、10年の時を超えた今、どのように伝わるのでしょうか…。

見どころ2:田舎町の風景、レトロな書房、人々の深い繋がり…ノスタルジックな魅力がいっぱい!

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舞台になっている田舎町はへチョン市プクヒョンリという架空の町で、主な撮影は韓国北東部に位置する江原道の寧越郡(ヨンウォルグン)で行われました。

雪の残る畦道や、広がる山々の風景。ウンソプの父親が運営する屋外スケート場や、へウォンの実家である懐かしい雰囲気のペンション。古民家を活かしたウンソプのグッドナイト書房など、都会では決して感じることができないノスタルジックな魅力が詰まっています。
また高校時代の回想シーンも懐かしさに溢れ、淡く儚い青春時代を映し出す数々の情景にうっとりしてしまいました。

グッドナイト書房で開催される読書会には老若男女幅広い世代が参加し、好きな本を紹介したり、感想を語り合ったりしながら、温かい時間を過ごしています。
そして近所の人同士の助け合いが当たり前で、みんなお節介。噂話はあっという間に町中に広まってしまいますが、それが田舎町の良さでもあります。

都会の生活では見られなくなってしまったアナログな暮らしや人々の繋がりが、大人世代には懐かしく、若い世代には新鮮に映るのではないでしょうか。

見どころ3:秘密を抱え生きる2人の恋は、冬を超えどんな春を迎えるのか…。

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高校時代、元々は両親とソウルで暮らしていたへウォン。プクヒョンリで叔母と暮らすことになったのは、母親が起こしたある事件のせいでした。
へウォンが抱えるその大きな秘密は、多感な高校時代に大きく影響し長い間へウォンを苦しめることに…。
事件以降連絡が取れなかった母親がプクヒョンリに戻って来たことで、大きく揺れ始めるへウォンやミョンヨ。へウォンは改めて辛い過去と向き合うことになります。

一方、時より発作を起こしたように突然姿を消し、裏山の奥にある古びた山小屋で過ごすことがあるウンソプ。そして山で遭難事故が起きると、町の人々は当たり前のようにウンソプに救助を頼みます。
そんな状況に疑問と憤りを覚えるへウォン。実はウンソプもまた、誰にも言えない大きな秘密を抱えながら生きていたのです…。

長い間抱えていた秘密が大きく進展することになる2人。それぞれが心の傷と向き合い、互いの傷を理解し、共に乗り越えることはできるのでしょうか。
長い冬を超えて春が訪れた時、2人の関係はどのような結末を迎えるのでしょうか。

筆者の感想:忙しさを忘れてホッとしたいコーヒータイムにぴったりな作品!

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近年は韓国で小説の映像化が進んでいますが、本作も韓国で20万部を突破したベストセラー小説が原作です。

とにかく情景が美しい!久しぶりに田舎で長い時間を過ごすへウォンと共に、筆者もその情景に癒されていくのを感じました。
コンビニもない田舎町なので、バスに乗って市内まで足を伸ばさなければ何も手に入りません。町の人みんなが一つの家族のようで、喧嘩もすれば心配もして、当たり前のように助け合っています。
季節の巡りや太陽が昇り沈んでいくのに合わせて、のんびりと移り変わる人々の暮らし。そして現代ではすっかり薄くなってしまった人々の深い繋がり。
そんな昔懐かしい時代の「アナログな良さ」を思い出すことができました。

しかしながら作品全体がただただのんびりしている訳ではありません。
へウォンやウンソプが抱える秘密は、作品全体の癒し系な雰囲気からかけ離れ、胸が痛くなるほどインパクトが強いものでした。
傷を抱えているからこそ、ゆっくりじわじわとお互いの心に染み込んでいくように愛を深めていく2人。そんな愛し方にも非常に癒されました。
そして高校時代の回想シーンの入り方が見事で、少しずつ当時の想いと現代の想いが繋がっていく演出にも引き込まれました!

ちょっと疲れてる時や、日常の忙しさを忘れてホッとしたい時に、温かいコーヒーを飲みながら観たくなる。そんな癒したっぷりな作品でした。

■執筆/JUMIJUMIさん…韓国留学を機に韓国の文化に魅了される。年間30作品以上の韓国ドラマを視聴し、またライターとして情報発信も積極的に行う。ただ作品の内容を説明をするだけでなく、食や生活様式など文化面から掘り下げた解説を得意としている。インスタグラムはjumistyle99。

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