「1日1分時短できれば年6時間」「日用品は3カ月に1度まとめ買い」元海上保安官ママの知恵と工夫
2024/08/15
元海上保安官ママに3つのムダをなくす工夫を教えてもらいました。海保式の時短術で毎日少しずつ時短すれば、なんと年間では500時間以上もの時間が生まれるんです!作業は先まわりで終わらせる、その極意とは?
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー 川﨑みささん(広島県 38歳)
夫(38歳)、長女(10歳)、長男(5歳)の4人家族。結婚13年目。住まいは築35年超の3LDK社宅。12年間勤務した海上保安庁を4年前に退職。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級の資格を持つ。インスタは@chokin.misa
1日1分時短できれば年6時間の自由が生まれる!
海上保安庁に所属し、船舶料理士として巡視船のコックを務めていた川﨑さん。「調理中でも『密漁者発見!』など緊急の呼び出しがあるので、1分たりとも時間をムダにできないし、作業は先まわりが基本でした。その教訓を今は家事に応用しています」。
また海保で教わった「成果は数値で表す」のルールに従い、家事の工夫でどれくらい時短できたかを数値化。1日1分の時短で1年で365分、約6時間が浮きます。1日2分なら12時間、4分なら丸1日、自由時間が増えることに。
「家事に追われて、時間がない!といつも思っていましたが、ちょっと工夫するだけで時間はつくれるんですね。時間に余裕ができると心にゆとりが生まれて、自分時間を楽しめるように」。
【海保の教え】不測の事態に備えて作業は先まわりで終わらせる
例えば…「季節家事は1カ月前にやる」
家族の誕生日、新学期の準備、衣替え、大掃除などの年間予定表を作成。「直前になって慌ててやるのは大変なので、1カ月くらい前から時間が空いたときに小分けで進めます」。
3つのムダをなくす家事の工夫
ムダな時間と手間を省くだけでなく、何度も考える「思考のムダ」も軽減!
●計算方法 家計簿つけの場合
週1回16分×52週=832分→年1回60分に変更832分-60分=772分(約13時間)のムダを削減!
1 【繰り返し】のムダをなくす
同じ作業を何回も繰り返していませんか?まとめてできることは、まとめて1回で終わらせれば、時間と手間が省けます。
家計簿は年に1度しかつけない
買い物はマイレジカゴを持参する
エコバッグの場合、買った物を自分で詰めますが、マイレジカゴを持参すると、店員がレジ打ちしながら詰めてくれるからラクして時短に。買い物回数が多い人ほど時短効果大!
日用品は3カ月に1度まとめ買いする
わが家の日用品リストを作成して1カ月の消費量をチェック。3カ月分をまとめ買いして、押し入れの天袋にずらっと収納。「3カ月間、日用品の買い出し業務を忘れられます」。
※奥並べ=同じ種類や用途のモノを縦一列に並べること
2 【迷う】のムダをなくす
「どうしよう?」といちいち考えるのは時間のムダだし、ココロも乱れます。「〇〇のときはこうする」とルールを決めておけばスッキリ☆
忙しいとわかってる日は冷食と決める
予定の多い日の夕飯は、あらかじめ生協で冷凍食品を購入しておきます。「今日、何にしよう?」と迷わずに済み、おなかを空かせた子どもたちを待たせないし、自分もラクできて一石三鳥。
おしゃれな友人にコーデを考えてもらう
友人に手持ちの服で外出用コーデを何パターンか作っておいてもらえば、出かける準備の時短に。「お礼におかずをおすそ分け。得意なことを交換してwinwinです(笑)」。
3 【労力】のムダをなくす
面倒なことや体力を使うことは、固定観念にとらわれずに思い切ってラクなやり方にチェンジ!ラクして時間を浮かせます。
麦茶は作らず宅配で届けてもらう
600ml入り1本48円の麦茶を生協で箱買い。作る手間が省ける、外出時にすぐ携帯できる、災害時の備えになるなど、良いことずくめ。「『なくなりそうだから作らなきゃ』の麦茶管理から解放されました」。
洗濯した小物はピンチにはさまずネットの中にまく
シワが気にならない物は、魚干しネットの中にまきます。取り込むときはかき集めるだけ。「干すのも取り込むのもピンチハンガーよりラクだし、断然早い。帽子を干すのにも便利」。
年568時間の時短に成功!
参照:『サンキュ!』2023年9月号「#時間がない!をなんとかする方法89」より。掲載している情報は2023年7月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部