多肉植物 生命力

【多肉植物】常識の感覚がバグってる!ズボラさんも安心の「衝撃の生命力」エピソード3選

2024/04/09

多肉植物とともに暮らして10年、サンキュ!STYLEライターのhikari(ひかり)です。

お花や野菜、観葉植物など、何かしらの植物を育てた経験のあるかたは多いと思います。
なかにはうっかりお世話を忘れて、植物を弱らせたり枯らしたりしてしまった…というかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときには、残念だけれど処分を考えますよね。

じつは、多肉植物はそんな園芸の常識の斜め上をいくほどの生命力の持ち主。
ズボラな私はまめにお手入れできずよく放置してしまうのですが、多肉植物の強さに助けられてあまり枯らすことなく育てられています。

そこで今回は、多肉植物の「驚きの生命力」を感じるエピソードを3つご紹介します。
読み終わった後には、多肉を育ててみたくなっているかもしれませんよ!

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しわしわになっちゃった…と思ったら!

多肉植物 生命力
エケベリア属「プリンセスティアラ」

多肉植物を増やすときには、茎をカットする方法があります。
カットした後は、数日間茎の断面を乾かしたら土に挿すのがベストなのですが、いそがしさにかまけて4カ月ほど放置してしまいました。

さすがに外葉からシワシワに。さわってみるとふにゃふにゃとしてハリがありません。
ふつうの感覚だと「これはもうダメだな」と思う状態です。

でも、ここからが多肉植物のすごいところ。

多肉植物 生命力

カットした断面のあたりから、生命力たっぷりなピンク色の根っこが出ています!
自身の葉っぱに蓄えた水分や栄養分を使って、発根させているんですね。
だから、エネルギーを使い切った外葉はシワシワになっているというわけです。

しかも、よく見るとカットしたときにはなかった子株までつけています。

これから土に植えつければ、またふっくらとした元気な姿を見せてくれますよ。

ひょろっとした棒みたいな茎だけど…

多肉植物 生命力
セダム属「虹の玉」

ひょろひょろと伸びて、茶色くなっている茎。
頭の部分はかろうじて元気そうだけれど、全体的にカサカサとしていて枯れる寸前の株に見えます。
元気なところだけカットして、そのほかは捨ててしまおうかな…と思うかたも少なくないのではないでしょうか。
ふつうの植物だったら、多分もうあきらめていると思います。

こんなときは、株元あたりにご注目。

多肉植物 生命力

よく見ると、根元に近いあたりに小さな子株がついています。
親によく似た、プチプチとした姿が愛らしい!

このまま育てればこの子株たちが成長して、枯れ果てた印象だった株元あたりが充実してきます。
子株がもう少し大きくなってから頭部分をカットすれば、土からの栄養がすべて子株へ回るので成長が早くなりますよ。

えっ!葉っぱから何か出てる…

多肉植物 生命力
グラプトペダルム属「ブロンズ姫」

多肉植物のなかには、さわっただけで葉っぱがポロッと取れてしまう品種が数多くあります。
先日も、服をちょっと引っかけてしまって葉っぱをいくつか落としてしまいました。
後で片づけようと思いつつそのまま放置すること、おそらく1カ月半ほど。

多肉植物 生命力

しばらく見ない間に、葉っぱの先から新芽が出ていました!
多肉本体からではなく、葉っぱから赤ちゃんが生まれる姿が愛おしいですね。

この現象は「葉挿し(はざし)」といって、多肉植物の増やし方のひとつ。
葉っぱ1枚から増えていくところに、生命力の強さを感じます。
葉挿しから多肉植物に興味を持たれるかたも多いんですよ。

多肉のびっくり生命力、自分の目で確認してみない?

強い生命力をもつ多肉植物。これらのエピソードはズボラなかたほど遭遇しやすくなります。
「私は植物をすぐ枯らしてしまうから…」というかたも安心して、さらに驚きながら育てられるのが多肉植物の魅力。

これから多肉植物の成長期に入る季節です。
まずはひと鉢からはじめて、多肉の生命力を実感してみませんか?

◆この記事を書いたのは・・・hikari
サンキュ!STYLEライター
多肉植物に魅せられて10年目、築古賃貸の狭いベランダで栽培を楽しむ「タニラー」。所有数は最大で300種類。転勤族のため引越しのたびに少しずつ減らし、現在はおよそ150種類の多肉植物と共に暮らしている。
メディア出演:「ヒルナンデス!」(日本テレビ)
書籍掲載:「ナチュラルガーデニング2019」(学研プラス)、「GreenSnap 多肉植物&グリーンのDIY」(主婦の友社)、「RoomClipのGREENインテリア」(学研プラス)他

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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