【多肉植物】いよいよシーズン入り!多肉デビューで手に入れたいおすすめの品種3選
2024/09/22
多肉植物とともに暮らして10年、サンキュ!STYLEライターのhikari(ひかり)です。
猛暑が落ち着き、いよいよ多肉植物の季節の到来!
そこで今回は、この秋から多肉にチャレンジする方へ、はじめの一歩におすすめの品種を3つご紹介します。
育てるのが簡単といわれることの多い多肉植物ですが、中にはデリケートで難しい品種も。
今回ご紹介する多肉植物は、初心者さんが安心して育てられる強い品種をセレクトしています。
見た目もかわいいものを厳選しているので、きっと気に入ってもらえるはずです。
ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
グラプトベリア マーガレットレッピン
一つ目は「マーガレットレッピン」です。
マーガレットレッピンは、多肉植物の中でも特に強い「グラプトペタルム属」とお花のような見た目がかわいい「エケベリア属」の両方のよさをあわせ持っているから、安心して育てられるのが特徴。
秋のはじめはまだ緑色ですが、寒くなるにつれて薄いオレンジ色に色づきます。
子株もつきやすいので、増やすことも楽しめますよ。
ひと鉢に親株と子株をぎゅうぎゅうと育てると、とても見映えがします。
エケベリア 野ばらの精
二つ目は「野ばらの精」です。
あまり大きくならず、きゅっとしたコンパクトサイズで育てられるから、「育てる場所が狭くて…」とお悩みの方には特におすすめの品種のひとつ。
青白い葉っぱと、葉っぱの先の爪の部分がちょこんと赤く色づく姿がかわいいですよ。
紅葉の季節には、爪の色づきが濃くなります。
小さめなので寄せ植えにも重宝するのがうれしいところ。
ひとつあるとさまざまな楽しみ方ができますよ。
エケベリア ラウリンゼ
三つ目は「ラウリンゼ」です。
むっちりと肉厚な葉っぱに、白い粉をまとった姿が印象的なラウリンゼ。
四季を通して大きな変化はないのですが、紅葉の時期には葉っぱの先がピンクに色づきます。
紅葉の季節以外はみんな似たような姿になりがちな多肉植物の中でも、ラウリンゼはどの季節でも安定してかわいい姿を楽しめるのが特徴。
寄せ植えに入れるのもおすすめですよ。
表面の白い粉は、触ると取れてしまいます。
粉がはげてしまった部分は元に戻らないので、注意してくださいね。
最初におさえておきたい!多肉植物の育て方のコツ
多肉植物は、お花や野菜、観葉植物などの一般的な植物とは育て方に違いがあります。
以下では初心者さんでも失敗なく育てられる「育て方のコツ」を3つご紹介します。
お気に入りの多肉植物を元気に育てるためにも、ぜひチェックしてくださいね。
水やりは少なめに
多肉植物と他の植物の育て方でいちばん違いがあるのが「水やりの方法」です。
多肉植物は中南米やアフリカなどの乾燥した地域が原産地のため、湿度の高い環境が苦手なことが特徴。
一般的な植物のようにこまめに水やりをすると、土が濡れた状態が長く続いて根が傷んでしまいます。
原産地のように乾燥した状態を保つのがうまく育てるコツ。
「水やりは土が完全に乾いてから」と覚えておいてくださいね。
日当たりと風通しの良い場所で
多肉植物が、太陽の光が大好物。屋外のよく日の当たる場所で管理すると、元気に育ちます。
風通しの良い場所を選ぶこともポイント。水やり後も早く土が乾き、蒸れや根腐れを防げます。
「室内でインテリアとして楽しみたい」という気持ちはわかりますが、できるだけ屋外で育てるのがおすすめ。
日当たりの良い窓辺でも、窓ガラスを隔てるだけで屋外よりも光量が減っています。
また、屋外と比べて風通しが確保しにくいのもデメリットに。
できれば屋外で管理するのが、多肉植物を元気に育てるコツです。
鉢は底穴があいたものを選ぶ
どんなうつわや鉢にもあわせやすくて、植えるものを選ばないのが多肉植物のよいところなのですが、底穴は必ずあけるようにしてください。
水やりをした後に鉢底から水が抜けるようにすることで、土が早く乾くようになり蒸れを防げます。
底穴があいていないと土が湿った状態が長く続き、根腐れや病気の原因になることも。
空き缶やブリキの入れ物はキリで簡単に穴をあけられます。
苗を植える前に、底穴をあけるのを忘れないでくださいね。
多肉のシーズンは、お気に入りの苗といっしょに迎えよう!
今回は初心者さんにおすすめの品種と育て方のコツをご紹介しました。
どの品種もホームセンターや園芸店で手に入れやすいので、見かけたらチェックしてみてくださいね!
この他にも、多肉植物にはさまざまな種類があります。
ぜひお気に入りを手に入れて、多肉のシーズンを楽しみましょう!
◆この記事を書いたのは・・・hikari
サンキュ!STYLEライター
多肉植物に魅せられて10年目、築古賃貸の狭いベランダで栽培を楽しむ「タニラー」。所有数は最大で300種類。転勤族のため引越しのたびに少しずつ減らし、現在はおよそ150種類の多肉植物とともに暮らしている。
メディア出演:「ヒルナンデス!」(日本テレビ)
書籍掲載:「ナチュラルガーデニング2019」(学研プラス)、「GreenSnap 多肉植物&グリーンのDIY」(主婦の友社)、「RoomClipのGREENインテリア」(学研プラス)他