【多肉植物】なんで枯れちゃうの…?多肉初心者さんがやりがちな「NG行動」2選
2024/04/08
多肉植物とともに暮らして10年、サンキュ!STYLEライターのhikari(ひかり)です。
多肉植物やサボテンは、ズボラさんでも簡単に育てられることで有名ですよね。
いろんな植物を枯らしてきて「次こそは!」とチャレンジした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一方で、今度こそうまくいくはずだったのにやっぱり枯らしてしまい、楽しいはずのガーデニングから離れてしまう方が続出している事実も。
多肉やサボテンを枯らしてしまった方には、実はみんな共通の行動があるんです。
今回は、多肉初心者さんがやりがちな「NG行動」を厳選して2つご紹介します。
多肉を始めたばかりの方はもちろん、これからチャレンジしてみようかなという方も必見の内容です!
まずは多肉植物の基本を確認!
多肉植物の原産地は中南米はアフリカといった乾燥した地域。
自身の葉っぱや茎などに水分や栄養分を溜め込んで、雨が降らない時期でも生きられるようなつくりになっています。
ぷっくりとした葉っぱは、かわいいだけではなく機能的な一面もあるんですよ。
反対に、湿度の高い環境は苦手。
乾燥を好む多肉植物は、土が蒸れるとすぐ調子を崩してしまいます。
特に、高温多湿になる梅雨〜夏は被害が続出しやすく、注意が必要です。
多肉植物を健康的に育てるのに欠かせないのは「太陽の光」。
日光をたっぷり浴びて育った株は、色つやが良く形も整っています。
真夏などの強すぎる直射日光は葉っぱが焦げてしまうこともありますが、基本的には日なたで育てるのがおすすめです。
NG行動1:水をあげすぎる
かわいい多肉植物を手に入れたら、ずっと見ていたくなりますよね。
つい構いたくなって、毎日水やりをしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はこれがNG行動の一つ目。
乾燥した環境が好きな多肉植物には、過度な水やりは禁物です。
土が蒸れるとカビが発生したり腐りやすくなったりと、トラブルを招く原因になってしまいます。
ちょっと調子を崩すと、わずか半日で全てダメになってしまうことも…。
私にも「朝見た時は元気だったのに、家に帰ってきたら枯れていた!」なんていう経験があります。
水をあげるタイミングは「土が全て乾いてから」がベスト。
竹串を鉢の奥まで挿してみて、水分が何もついてこなければ水やりOKのサインです。
ほとんどの品種は、1カ月くらい何もしなくても元気でいられます。
水のあげすぎにはくれぐれも注意してくださいね。
NG行動2:室内で育てる
お店や雑誌などで、多肉植物が「インテリアに最適!」と紹介されている場面をよく見かけます。
確かに、多肉の個性的でかわいらしいルックスは雑貨とベストマッチ。
お部屋に飾ればインテリアのポイントになります。お気に入りの多肉をいつも見ていたいから、棚に並べて飾っておきたいものですよね。
でも、ここがNG行動の二つ目。
太陽の光が大好きな多肉植物を室内に連れてきてしまうと、とたんに日光不足になり、弱々しい姿になってしまいます。
その姿を「徒長(とちょう)」といって、日光を求めてひょろひょろと茎を伸ばし、背が高く成長するのが特徴です。
背が高くなるので「成長している!」とうれしくなってしまいがちですが、これは大きな間違い。
背を伸ばすときに、葉と葉の間がぎゅっと詰まって成長していくのが正しい姿です。
多肉植物は屋外で育てるのが基本。
ベランダやお庭に出入りする窓のすぐ脇でもかまいません。元気でかわいい姿を保つためにも、必ず外に置いてあげるようにしてあげてくださいね。
どうしても室内に飾りたいという場合は、来客時などの特別なときだけにしておくのが良いでしょう。
お気に入りの多肉、かわいい姿をいつまでも保つために
今回ご紹介した2点は、多肉初心者さんが失敗してしまう大きなポイントです。
逆に、これを知っておけば育て上手への近道になりますよ。
しばらく放置してしまっても大丈夫なのが多肉植物の良いところ。
「水のあげすぎ」「室内で育てる」。これだけ注意して、気楽に楽しんでくださいね!
◆この記事を書いたのは・・・hikari
サンキュ!STYLEライター
多肉植物に魅せられて10年目、築古賃貸の狭いベランダで栽培を楽しむ「タニラー」。所有数は最大で300種類。転勤族のため引越しのたびに少しずつ減らし、現在はおよそ150種類の多肉植物と共に暮らしている。
メディア出演:「ヒルナンデス!」(日本テレビ)
書籍掲載:「ナチュラルガーデニング2019」(学研プラス)、「GreenSnap 多肉植物&グリーンのDIY」(主婦の友社)、「RoomClipのGREENインテリア」(学研プラス)他
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。