業務スーパーでFINNAというインドネシアのインスタント調味料を見つけました。いくつか種類があったのですが、インドネシア版チャーハン「ナシゴレン」と、世界一おいしい料理として認定された「ルンダン」の2種類を購入しました。
インドネシアに在住した経験を持つ村中優が、今回はこのインスタント調味料を使ってナシゴレンとルンダンを作ってみました。インドネシア出身の夫と共に味わった感想を交えながらレビューいたしますので、ぜひごご覧ください。

インドネシアの屋台料理といえばこれ!甘辛い味付けが病みつきの「ナシゴレン」
ナシゴレン(Nasi Goreng)とはインドネシア版チャーハンです。インドネシア料理というとナシゴレンを1番初めに思いつくかたも多いかもしれません。「ナシ」は「ご飯」、「ゴレン」は「炒める(または揚げる)」を意味します。エビや鶏肉、卵、ネギなどを「チャップマニス」と呼ばれる甘い醤油で炒めた料理です。
このケチャップマニスがナシゴレンの味の決め手となるのですが、日本の普通のスーパーでは売っていないことが多いんです。FINNAのナシゴレンペーストは、ナシゴレンに欠かせないケチャップマニスはもちろん、ニンニクやエシャロットなども入っていて、ご飯と具材を一緒に炒めて混ぜるだけで屋台のナシゴレンが完成します。
価格は1袋が税込111.24円。1袋で2~3人分作れて、1人分56円(2人分で計算)ほどと大変リーズナブルな商品です。簡単に作れるだけでなく、インドネシアの屋台で食べる味に近いと思います。インドネシア出身の夫も「おいしい!」と絶賛していました。
1つ注意点としては、結構辛みが強めなこと。辛いものが好きなかたはぜひ試してみてくださいね!
世界一おいしい料理として認定された「ルンダン」も作れる!
2017年にCNNによって世界一おいしい料理に選ばれた「ルンダン(Rendang)」。ルンダンはもともと西スマトラ料理ですが、インドネシアだけでなく、マレーシアやシンガポールでも食べられています。ルンダンは現地ではご馳走とされており、屋台やレストランでも食されていますが家庭で作ることもあります。
お家で作る場合はスパイス類を石臼でつぶし、牛肉とココナッツミルクと一緒に煮込んで作るので、時間も手間もかかります。FINNAのインスタント調味料なら、スパイスをそろえる手間も省けるので簡単に作れますよ。ただ、ココナッツミルクは入っていないので、このルンダンのインスタント調味料を買うときに業務スーパーで一緒に買うのを忘れないようにしてくださいね。
作り方はまず食べやすい大きさに切った牛肉250グラムを炒めます。牛肉に軽く火が通ったら、水、FINNAルンダンの素を入れて沸騰させます。沸騰したら弱火にして、ココナッツミルクを入れて30分煮込みます。時間があればたくさん煮込んだほうが、牛肉が柔らかくなりさらにおいしくなります。
ご飯と一緒に盛り付けていただきます!スパイス全開ですが、まったりココナッツミルクが全体をまとめてくれています。かなり辛いので、辛いものが好きなかたも満足できるかと思います。
筆者はレシピ通り牛肉を250グラムくらい使用しましたが、もっと多くてもよいかもしれません。
味はかなりおいしいのですが、夫の地方でよく食べられているルンダンとは違った雰囲気かなと思います。インドネシアはとても広いので、同じ料理でも地域によって微妙に違っていたりします。夫の出身地であるジャワ島ではルンダンの水分はかなり少な目なのですが、地域によっては多めのところもあるそうです。
本場の辛さが楽しめるFINNAのインスタント調味料
業務スーパーで購入できるFINNAのインスタント調味料。今までナシゴレンやルンダンを作るとき、輸入食品店で購入したり現地で購入してきた調味料やスパイスを使用していましたが、こんなに簡単に作れるならリピ確定です!
インドネシア料理が好きという方も、初めてという方も楽しめると思います。ただ、どちらも辛みが強めなので辛いものが苦手な方はお気をつけくださいね。
■執筆/村中優
コストコや業務スーパーで、海外グルメを探すのが趣味のアラフォー主婦ライター。3人の子ども(小学生2人&幼稚園児1人)、インドネシア人の夫と暮らしている。
編集/サンキュ!編集部