もしものために今できること。後回しにされないように、みんなに伝えていきたい

2025/09/25

30代でがんに罹患し手術を経験した原奈美さんと、日本生命保険相互会社でがん検診の啓発などに取り組まれている内山さんに、それぞれの思いを伺いました。

サンキュ!アンバサダー/原 奈美さん
東京都在住、40歳。夫、高校2年生の娘の3人家族。仕事はフィットネストレーナーやインストラクター。都内の高校や福祉事業団で体操講師を務める一方、「WAVE DANCEスタジオ」の代表として、ダンスや体操を通じて多くの人々に健康と活力を与えている。

日本生命保険相互会社/内山愛美さん
2018年入社。6年間の営業経験で培ったノウハウを生かし、現在は地域振興支援室で営業職員向けのがん教育教材を企画・担当。新しい知識を学び続けながら、誰かの役に立つ教材づくりを心がけている。

37歳で乳がんに。まさか私が……!?

編集部「原さんは乳がんを経験されましたが、初めて違和感を覚えたときのことを伺えますか?」
原さん「寝る前に体操するのが日課なのですが、ある日、右肩や右胸のあたりが動かしづらくて。右胸を触ると、奥の方におできのような感触がある。おかしいと思い、すぐに近くのクリニックに行ったら、大きな病院を紹介され、そこで乳がんと診断されました。37歳の時でした」
内山さん「原さんのように30代でも、がんにかかることはあります。女性は若くしてがんになる方が多く、女性のがん罹患者数は、男性と比べ、20代では約1.5倍、30代では約2.4倍です。若い方にとっても身近な病気なんですよね(※1)」
原さん「自分がかかるまでは、縁がない病気だと思っていました。でも、周囲に話してみると、『実は私も』という人が多いことに驚きました」

\「自分は大丈夫」と思う前に/

がん検診の受診率はまだまだ低い

内山さん「原さんは日頃から体について意識をしていたのでご自身で早期発見ができましたが、通常はなかなかそうはいきません。検診を定期的に行うのがとても大切になります」
原さん「自治体が実施する乳がん検診は40歳からだったので、受けたことがなかったです」
内山さん「日本のがん検診受診率は、諸外国に比べてまだまだ低く、50%以下です(※2)。仕事などで忙しく、後回しにされてしまうことが多いようですね」
原さん「早期発見すれば治る病気ですから、後回しにしたくないですね」
内山さん「はい。早期発見できると治療にかかる時間やお金も少なく済むことが多いので、心と体の負担も減らせます」

私の体験を聞いて検診に行ってくれた

原さん「がんについての話をしたことで、私の周りの人が検診に行ってくれたりして、良かったと思います。主宰しているダンススクールだけでなく、講師をしている都立高校や市民講座でも話をしました。高校生もご年配の方も、皆さん真剣に聞いてくれます」

市民講座として健康体操教室を開催。自らのがん体験を語ることも。

\検診はどこで受けられる?/

企業としてがん啓発の取り組みを実施しています

内山さん「日本生命では、『ニッセイがん啓発プロジェクト』を実施しています。その一環として、全国約5万人の営業職員が、地域の皆さまへがん検診に関するアンケートを実施して、回答内容に応じて情報をご提供しています。アンケート結果を皆さまや自治体にお伝えする活動も行っています」
原さん「がん検診の案内が届いていても、後回しにしてしまったり、うっかり忘れていたり。アンケートという形で大切さを思い出させてもらえるのはいいですね」

がんになっても、家族は普通に過ごしてほしい

編集部「原さんはがん治療のために、お仕事を休みましたか?」
原さん「私が罹患したのはちょうどコロナ禍の時期だったので、感染予防として入院の1カ月前から仕事を休みました」
内山さん「休職したり退職したりする場合もあり、収入がストップする不安はありますよね」
原さん「はい。それに、予想外のことにお金がかかりました。思うように料理が作れなかったり、腕が上がらないから洗濯物も干せなかったり。私は病気でも、家族にはいつも通りの生活をしてほしいから、その分はお金をかけてカバーしました」
内山さん「保険金は入院や治療費として使うこともありますが、原さんのように、ご自身のためだけではなく、ご家族の生活費の補てんになり助かった、との声をお客さまからいただくことが多くあります」

がんのことを、日頃から話題にしていきたい

原さん「今思っていることは、がんのことをもっと日頃から意識してほしいということです。話題になるだけでも、検診に行こうと思う人も増えるし、いざ罹患しても相談しやすいと思います」
内山さん「日頃からの意識は大切ですね。なによりも大切なのは、定期的ながん検診と、がんに関する正しい知識を持つこと。そのことを日本生命としては、これからも伝えていきたいと思います」

手術後も娘さんと旅行に。温泉や推し活も一緒に満喫。

ニッセイがん啓発プロジェクトとは?

地域の皆さまへのがん啓発に関わる取り組みを「ニッセイがん啓発プロジェクト」と呼称し、地域の課題解決に向けた社会的価値の提供に取り組んでいます。その一環として、自治体との包括連携協定等に基づき、地域の方々にがん検診に関するアンケートを実施し、回答内容に応じて、がんやがん検診に関する情報をお届けしています。集計・分析した結果は、自治体等にフィードバックし、がんに関する知識の普及とがん予防・がん検診への行動変容を、地域全体へ広げていく活動を実施しています

\20歳から受けられるがん検診も!/

※1 出典元:中川 恵一『大人も子どももがんを知る本』(朝日新聞出版社)
※2 出典元:厚生労働省「2022(令和4)年国民生活基礎調査の概況」

提供/日本生命保険相互会社

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