ブランクがあっても大丈夫!主婦スキルが生かせる仕事って?
2018/07/14
子育てがひと段落して働きに出ようと思っても、ブランクがあるので心配……というお悩みを抱えている人は多くいます。しかし、今はむしろ主婦の経験やスキルが求められる職場がたくさんあるんです。さっそく、ブランクを気にしなくてもいい、主婦のみなさんにおすすめの職種をご紹介します。
コールセンター
販売する製品やサービスへの問い合わせに電話応対する仕事。高齢者からの問い合わせなどに、聞き上手で話し上手なアラフォー主婦が重宝される傾向が。未経験でもOKな場合が多く、時間の融通もききやすい。
テレフォンアポインター
あらかじめリスト化された個人や企業に、営業の電話をかける仕事。顧客のニーズをつかむコミュニケーション力や、女性ならではの物腰の柔らかさが生かせる。契約が取れれば時給が上がる場合も!
ラウンダー
取り引きのある販売店を回り、自社製品の展示状況や他社製品との違いを報告したり、売り上げアップのために企画提案したりする。直行直帰が可能な場合も多く、働く時間を自分で調整しやすいのがメリット。
家事代行
依頼主のお宅で料理や掃除、洗濯、片づけなどをするのが主な仕事。主婦ならではの強みがダイレクトに生かせるのが魅力。時給が比較的高く、自宅から依頼主のお宅への直行直帰が基本。
ドラッグストアの美容部員
ドラッグストアや百貨店などで化粧品の販売を行う仕事で、美容や最新コスメに興味がある人にうってつけ。海外旅行客の急増で人材募集が増えているので、外国語の日常会話ができる人は特に有利。
マンションのコンシェルジュ
宅配便やクリーニング、タクシーなどの各種手配や取り次ぎ、共用施設の申し込みなど、入居者の依頼に応え、サポートする。接客業なので、主婦としてのコミュニケーション力を生かしやすい。
専門家に聞く!ブランクの「生かし方」
ブランクが心配と思う方に、主婦の再就職をサポートするプロがアドバイス!
■働く目的をはっきりさせよう!
ブランクの長さよりも、大事なのは、自分が働く目的をはっきりさせること。その目的があれば、ブランクを気にせず、企業側にアプローチができるはずです。条件だけで仕事を選ぶのではなく、まずは自分が何をしたいのか見極めましょう。
①自分がやりたいことや好きなこと
②これまでの経験(仕事、育児、趣味など)
③これからの時代や地元に合ったニーズ。
この3つの要素が重なる部分に仕事探しのヒントがあります。
■過去の経験や特技をアピールして!
重要なのはブランクの長さより、その間に何を頑張ってきたのか。子育てやPTA活動などを通じて身につけたこと、仕事に生かせそうなことを洗い出してみましょう。また、ブランク対策のリハビリには、家事を仕事感覚でマネジメントしてみるのがおすすめ。目標を設定したり、時間や期間を決めて作業したりすることが仕事復帰へのいい訓練になります。
ブランクがあっても大丈夫。過去の経験や特技を生かして、新たな一歩を踏み出してみましょう。
【教えてくれた人】
・上田晶美さん
ハナマルキャリア総合研究所。女性の活躍推進や主婦の再就職、社会人の転職などについて、講演や執筆などに幅広く従事。『ママも今日から働くヮ!』(日本経済新聞出版社)など著書多数。2男1女の母。
・川上敬太郎さん
ビースタイル。主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」の調査機関「しゅふJOB総研」所長。各種メディアで活躍中。主婦人材の活躍推進に関する厚労省管轄の検討会にも、有識者として参加。
参照:『サンキュ!』7月号「アラフォー主婦の就活事情2018」より一部抜粋。掲載している情報は18年5月現在のものです。構成/宮原元美 取材・文/鹿島由紀子
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