子どもと行くなら「プラスα」が重要!親子で楽しむ秋の紅葉
2018/11/24
今回は、親子で楽しむ秋の紅葉に関して、アウトドアナビゲーターの渡部郁子さんに解説してもらいました。
紅葉シーズンはアウトドア、山あるきにも最適
山々が鮮やかに色づく紅葉シーズンは、アウトドアにも最適です。紅葉は自然現象なので、その年によって時期がずれたり、色づきに差があったりしますが、それも自然らではの良さのひとつ。紅葉の季節は、暑くもなく寒くもなく、涼しくて気持ちいいので、山あるきには最適なシーズンです。
また、ロープウェーなどで手軽に頂上へ行ける山も多く、乗り物に乗るのが楽しみ!というお子さんにもぴったりです。山あるきのついでに紅葉を楽しむなど、家族で秋の行楽にでかけてみませんか?
紅葉狩りへ行く前に1:シーズンを確認、寒さ対策も忘れず
紅葉は標高や場所によって、見ごろの時期が異なります。たいていの場合、その場所の観光協会などで見ごろの時期予測などが出ていますので、確認してから出かけるようにしましょう。
また、日中は過ごしやすい陽気ですが、朝晩は冷え込む場所が多いので、夜のライトアップなどに出かける際は、温かい服装を用意するようにしましょう。
紅葉狩りへ行く前に2:子どもと行くなら混雑を避ける
紅葉シーズンは、年間でもっとも混雑するという時期です。人気の名所で、ちょうど見ごろを迎えた週末などは、人があふれて歩けないなんてこともあります。
子どもを連れて紅葉を楽しむ場合は、時間帯をずらしたり、平日を利用したり、混雑していない場所を選ぶなど、なるべく混雑を避けるほうが、子どもにストレスがかかりません。
紅葉狩りへ行く前に3:紅葉「プラスα」を考えると◎
子どもと一緒に行くなら、紅葉だけでなく「プラスα」を考えておくと、より楽しみが広がります。たとえば「紅葉+ロープウェー」、「紅葉+おいしいもの」、「紅葉+遊び」、「紅葉+山あるき」など、子どもの年齢に応じて、無理のないプラスαの計画を立ててみてください。
「プラスα」観点で考える、親子におすすめ紅葉スポット
ここからは子どもがよろこぶ「プラスα」に観点から、おすすめの紅葉スポットをご紹介していきます。
【紅葉×山あるき】宝登山(埼玉県)
宝の山と書いて、「ほどさん」と読みます。秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩13分というアクセスのよさと、子どもでも簡単に登れる気軽な山として、人気があります。ロープウェーを使えば、山頂駅まで約5分。山頂駅すぐの場所に「小動物公園」があるので、紅葉×動物とのふれあいも楽しめます。
宝登山からも近い場所にある「月の石もみじ公園」は、長瀞駅から徒歩13分。長瀞地域で人気の高い紅葉名所。夜のライトアップが人気ですが、子どもと一緒なら明るいうちに合わせて楽しんでみてはいかがでしょうか。
【紅葉×アイススケート】軽井沢野鳥の森ケラ池スケートリンク(長野県)
紅葉の季節から楽しめるアイススケート場。紅葉シーズンは人工エリアのみ、本格的な冬になると天然氷エリアも結氷し、滑走エリアが広がります。周辺にはレストランやお店が連なる「ハルニレテラス」や、「星野温泉トンボの湯」など、様々な施設が揃っています。
【紅葉×のりもの】御在所ロープウェー(三重県)
標高1,212mの山頂まで12分。三重県、湯の山温泉にあるロープウェーです。ロープウェーを降りてから、リフトを乗り継ぎ、山頂を目指します。公園や、ロープウェー博物館など、子ども向けの施設が充実しています。山頂、中腹、温泉街エリアで、期間の長い紅葉を楽しめるのが魅力です。
【紅葉×温泉】六甲山と有馬温泉(兵庫)
山頂にアスレチックや植物園、オルゴールミュージアムなどのレジャー施設を持つ六甲山は、親子で楽しめる人気のスポットです。バーベキュー場のあるカンツリーハウスは、パターゴルフやトランポリンなどの遊具が盛りだくさん。六甲山と有馬温泉を結ぶ「六甲有馬ロープウェー」を使えば、人気の温泉街へのアクセスもらくらくです。
◆監修・執筆/渡部郁子
アウトドアナビゲーター、温泉ソムリエ。JFNラジオ「JOYFUL LIFE」ほか、山と温泉と音楽をテーマに「人生を豊かにする情報」を様々なメディアで発信中。子どもにやさしい温泉や山、フェス情報など、子どもといっしょに楽しむアウトドアスタイルを提案しています。