リビング ルームで若いアジア家族

産後セックスレス、解消までの3ステップ

2019/07/07

「恋人・夫婦仲相談所」の所長として、数多くの夫婦にセックスレス改善についてアドバイスをしてきた三松真由美さんいわく「セックスレスになりやすい時期の鉄板は、産前産後」だそうです。今回は、産後セックスレスを解消するためにするべきこと、考えるべきことを解説してもらいます。

今後ずっと一緒にいるのは、子どもではなく夫・妻

新しい家のアジア家族買う
Rawpixel/gettyimages

人間はホルモンの状況によって気分が変動するということは周知の事実。とくに出産直後の女性は、「エストロゲン」という女性ホルモンがガクッと減るため、不安になったりイラついたりしやすくなるうえに、赤ちゃんの夜泣きなどで睡眠不足にもなります。

このような状態でパートナーから誘われたら、そりゃあ枕を投げつけたくもなるでしょうし、「もう一生したくない」と思っても仕方ありません。その気持ちはとても理解できますが、多くのレス相談を受けてきた筆者としては、「産後セックスレスを放置すると、一生男女としてのふれあいがなくなる“枯れ葉夫婦”になる」という危険性を指摘しないわけにはいられません。

セックスレス夫婦からは「子どもがいればセックスしなくてもいい」、「セックスレスでも仲良し家族ならいい」という意見も聞きますがそれには賛成できません。人生100年時代において、20~40代で「セックスしない」という決断をするのは時期尚早です。父、母として子育て中心に暮らすのは素晴らしいことですが、冷静に考えてください。子どもたちはずっとあなたの腕の中、側にいるわけではありません。(離婚、死別などがなければ)今後ずっと一緒にいるのは、いまのパートナーなのです。

母、父としての役割と並行して、“男女の関係”を続けられるかどうかで、老後の人生の充実度は大きく変わってきます。人生100年時代、20~40代なんてまだまだ序の口です。いまの時期に、男女としてお互いを見なくなったら、老いが早まると言っても過言ではありません。

3ステップで産後セックスレス改善を目指そう

産後セックスレスの改善は、今後の人生を左右する重要なもの。大変な時期ですが、しっかりと向き合いましょう。

夫は、妻の不安定な気持ちを察して家事育児に普段より多く関わる。妻に「ありがとう」「無理しないで」とやさしい言葉をかける。
妻は、イライラしても極力夫にあたらないようにして、ストレス発散方法を見つける。夫の前でおっぱい出して授乳するのはやめる……などといったことは、あくまで基本姿勢。この基本を守ることなく、改善は不可能です。それを踏まえたうえでの、産後セックスレスの改善3ステップをご紹介します。

ステップ1:川の字寝は期限を決める

Milatas/gettyimages

産後しばらくのあいだは、ベビーベッドを夫婦の寝室に置く、あるいはママと赤ちゃんが同室というのはやむなしです。ベビーベッド卒業時に家族みんなで川の字に寝るのは、セックスレス改善においては要注意事項。

子どもがすぐ隣にいるとセクシーな気分になるのは難しいですし、いざコトになっても起きるかもしれないのでリラックスしてできません。できれば、川の字寝は最大2年までなど、期限を決めるのが望ましいです。
とはいえ、添い寝は子どもに安心感や信頼感を与えるので、3~4歳ごろまでは続けたほうがよいという調査結果(※)もあります。川の字寝を続けるのであれば、“男と女の大人タイム”を意識して持つようにこころがけましょう。

ステップ2:性への関心を再起動するためのきっかけをつくる

リビング ライフ スタイル イメージで若いアジアのカップル
itakayuki/gettyimages

産後の夫婦は親としての意識が優位になるので、セクシャルなことには意識が向きにくいもの。セックスよりも、赤ちゃんとふれあうことのほうが喜びが高いでしょう。

しかし、そのままではいつまで経ってもパパとママのまま。出産、育児のなかで薄れつつある性への関心を呼び戻さなければいけません。方法はなんでもいいのです。官能映画や動画をいっしょに鑑賞したり、マンガを読んだり……再起動させるためのきっかけを自分たちなりに探してください。

ステップ3:月1回は裸で抱き合ってみる

若いカップル ベッド情熱の親密な関係
dima_sidelnikov/gettyimages

産後にセックスを再開することに対して、痛みへの不安や面倒を感じることもあるでしょう。「セックス=挿入→射精」と考えるのをやめてみるのもひとつの手です。

“ただ抱き合って愛を感じ合うだけ”で充分です。ただしパジャマのままはダメ。着衣抱擁なら友だちとでもできますが、夫婦は友だちではありません。面倒でも下着姿か全裸で抱き合うようにしましょう。

肌の密着は重要なセクシーファクターです。幸せホルモンのオキシトシンが出るメリットもあります。「あなたのことが好き」と思える重要な行為でもあります。夫婦で抱き合う時間をより濃密にするために素肌のふれあいをこころがけましょう。

産後セックスレスは「今更恥ずかしい」が芽生える前に解消を!

産後セックスレスで怖いのは、「まだ若いから、いつでもできる」と安心してしまうこと。ハッキリ言って、甘いです。半年、1年と経過するうちに「今更恥ずかしい」の感情が芽生えてしまい、復活は困難になります。そのうちにマンネリ化だの、妻が家族に思えて燃えないだのといった雑な言い訳が出始めます。男女を意識しない”枯れ葉夫婦”にならないためにも、産後に手をうちましょう。


◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

 
 

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