【みんなの体験談】絶対用意しておきたい!防災用の日用品

2019/09/17

自然災害が多い日本。近年、防災意識が高まっているものの、実際のところ「何をどれだけ備えておけばいいかわからない」という人も多いのでは?そこで今回は、被災経験をしたママたちに「あってよかった&なくて困った日用品」について聞いてみました。

<教えてくれた人>
アベナオミさん
宮城県生まれ、宮城県在住。2男1女を子育て中のママイラストレーター。当時1歳の長男を抱えながら東日本大震災を体験。以来、防災意識が高まり、防災士の資格を取得。2016年の熊本地震の際には被災経験を踏まえた応援ツイートが話題に。『被災ママに学ぶちいさな防災のアイディア40』など、防災にまつわる著書や活動も多数。

電気、ガス、水道、交通などのライフラインが止まると、想像以上に日常生活に支障をきたします。みんなの実体験を参考に、今一度備蓄品を見直してみましょう。

トイレ

●2011年東日本大震災
「2カ月間、自宅の風呂やトイレに入れなかった。その間、スーパーや仮設トイレなどを利用。入浴は都内の銭湯や祖父母の家で。顔や手を洗うときの水のストックに、2ℓのペットボトルが役立ちました」(サンキュ!アンバサダー 新井真帆さん)
*当時の状況:自分(19歳)、両親(ともに40代)、妹(15歳)で在宅避難

●2018年北海道地震
「地震で断水。数時間でしたが、トイレが流せず大変だった……」(サンキュ!アンバサダー arumikannさん)
*当時の状況:自分(36歳)、夫(37歳)、長女(7歳)、長男(2歳)で在宅避難

Advice:災害時は漏水事故の危険も。だからこそ非常用トイレを!

「〝災害時トイレは流さない〞が鉄則。たとえ自分の家のトイレが流れても、地震で破損した下水管で漏れたり、マンションだと下の階で汚水が漏れ出たりする危険があります」(アベさん)

タンク

●1995年阪神・淡路大震災
「水をくむのに、タンクと台車がかなり万能だった。給水車から水をくんで帰るのにタンク+台車があって大助かり。タンクにつけられるキャンプ用のシャワーヘッドは手を洗うのに重宝しました」(サンキュ!アンバサダー niconicokさん)
*当時の状況:自分(6歳)、両親(ともに30代)、妹(3歳)で在宅避難

Advice:タンクの代用になる物も覚えておこう

「水はとても重たいので、台車やキャリーバッグ、ベビーカーなどを活用して。バケツやたらい、レジかご、大型のダストボックスなどに大きなポリ袋を2重にしてかぶせるとタンクの代用に」(アベさん)

衛生

●2011年東日本大震災
「夜勤のある職場。アメニティを携帯していたので、帰宅できなくても衛生面が保てました!」(サンキュ!アンバサダー 谷口成子さん)
*当時の状況:一人暮らし(21歳)で職場で被災

●2018年大阪北部地震
「高校生の長女が入浴できず、学校に行きたがらなくなった。友人宅ではガスの復旧に1週間かかり、自衛隊の簡易風呂などは長蛇の列で1時間待ちはざら。電気ケトルで何度もお湯を沸かし、何時間もかけて湯ぶねにお湯をためて、家族で入る家もあったそう」(サンキュ!アンバサダー 長井千恵さんの友人)
*当時の状況:妻、夫、長女(高2)、長男(中1)で在宅避難

Advice:ドライシャンプーはふだんも使えるからおすすめ

「体は拭くことができますが、洗髪はむずかしいと実感。冷たい水では洗えないし、すすぐには大量のお湯が必要。水のいらないドライシャンプーが1つあるだけで全然違います。風邪のときにも使えますよ」(アベさん)

明かり

●2018年北海道地震
「結婚式でもらったロウソクで1週間過ごした。北海道では結婚式にホテルから大きくて豪華なロウソクが贈られる風習が。結婚式以来初めて使用したそうですが、ロウソク1本で充分リビングが明るかったそう」(サンキュ!アンバサダー 東悠さんの叔母)
*当時の状況:叔母夫婦(50代)、三男(中学生)で在宅避難

●2011年東日本大震災
「頭につけるライトが、作業するのに手が空いて使いやすかった」(サンキュ!アンバサダー oshimiさん)
*当時の状況:自分(26歳)、夫(29歳)、長男(2歳)、二男(0歳)で在宅避難

Advice:明かりは家族分、もっといいのは部屋ごとに用意

「明かりが1つしかないと、トイレなどの別行動ができません。さらに、いろいろな電源の明かりがあると安心。ロウソクは火災防止のためにホルダーも一緒に」(アベさん)

生理用品

●1995年阪神・淡路大震災
「家が全壊でブラがない!たまたま干していて助かりました。当時は寝るときにブラをする習慣が一般的ではなく……。今は必ずナイトブラをしています」(サンキュ!アンバサダー 岸野香織さん)
*当時の状況:自分(21歳)、両親(40代と50代)、妹(18歳)、弟(16歳)で避難所生活

●1999年トルコ地震
「生理用品が切れていて大変。遠くのスーパーまで買い出しに。また、そのときトイレットペーパーが流せなかった経験から大きなポリ袋をトイレにストックしています」(サンキュ!アンバサダー kanagawamamaさん)
*当時の状況:自分(18歳)、両親(ともに40代)、妹(16歳)で、トルコ在住時に在宅避難

Advice:生理用品は常に1~2回分をストックしておこう

「実は震災翌日に生理が来てしまい、量が多い日の夜は子どものオムツを当てました……。ゴミ収集がストップしたときのために防臭袋もあるといいですね」(アベさん)

ガソリン

●2016年台風10号
「東日本大震災以来、ガソリンを切らさないようにしていたので、台風10号でも困らなかった」(サンキュ!アンバサダー fujiyukaさん)
*当時の状況:自分(33歳)、夫(45歳)、長男(2カ月)で在宅避難

Advice:車も大切な防災グッズ

「車があれば、冷暖房で体温調節、スマホの充電、カーナビでワンセグ放送を見ることもできます。ガソリンは半分になったら給油、メンテも忘れずに」(アベさん)

寒さ対策

●2011年東日本大震災
「暖を取るのに、湯たんぽが大活躍!プロパンガスが使えたのでお湯が沸かせました。こたつぶとんをかぶせて、ひざ掛けのようにして使ったら、とても暖かったです」(サンキュ!アンバサダー acoさん)
*当時の状況:自分(31歳)、夫(31歳)、長男(10カ月)で在宅避難

Advice:ダウンジャケットなどアナログの暖かさは侮れない!

「被災時、停電でファンヒーターが使用不可に。ダウンジャケットなど衣類の重ね着、湯たんぽやカイロなど、アナログの暖の備えも大切です」(アベさん)

眼鏡

●2011年東日本大震災
「出先で被災。コンタクトがなくなったら生きて帰れないと恐ろしかったです。少しでも目が潤っていたほうがよいと思い、ドラッグストアでコンタクトレンズ用目薬を購入。幸い、電車の運行が再開して事なきを得ました」(サンキュ!アンバサダー yuRhythmさん)
*当時の状況:自分(23歳)と夫(28歳)の2人家族で、外出先で被災

Advice:眼鏡やつえ、部分入れ歯などは体の一部。予備を携帯して

「新しく眼鏡を購入したら、古い眼鏡をスペアに。勤務先、防災袋、車など、数カ所に置いておくと安心」(アベさん)

忘れがちな「日用品の備蓄LIST」

□ ゴミ用防臭袋
□ 眼鏡、つえ、部分入れ歯、持病の薬など予備を手に入れにくい物
□ 衛生用品(ドライシャンプーなど)
□ ポリ袋、ラップ、アルミホイル
□ 生理用品やメイク落としシートなど、女性ならではの備え
□ 季節の備え

「防寒だけでなく熱中症対策グッズも必要。ライフスタイルが変わるごとに、備蓄の見直しを。また、戸建ての場合、備蓄は2階や屋根裏にも分散させて」(アベさん)

参照:『サンキュ!』10月号とじ込み付録「防災 本当に困ったこと解決BOOK」より。掲載している情報は19年8月現在のものです。

監修・イラスト/アベナオミ 構成・文/松崎祐子  編集/サンキュ!編集部

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