ミニマムな暮らしのコツは物も家族の一員として大切に扱うこと
2019/09/22
炊事、洗濯、掃除、家計管理、名もなき家事、仕事との両立、育児に夫婦関係…。
いくつものタスクをこなす"主婦"が暮らしの中で実感した言葉をお届けします。
雑誌『サンキュ!』の「掃除しやすい家」「お金が貯まる片づけ」など、片づけやマネー企画に達人読者として登場している森田法子さんの名言です。
「買ったことすら忘れる」ほど買い物してはムダに…
雑貨や買い物が好きで"捨てられない&片づけられない女"だったという森田さん。
結婚してからの2年間でさらに物が増えていったのだそう。
長男を妊娠中、友人が赤ちゃんを連れて自宅に遊びに来たときに、子どもにとっては危ない物が多いことに気づき、そのことがきっかけで少しずつ物を処分し始めました。
「買ったことすら忘れていた物もたくさんあって…もったいなかったですね」。
ほんとうに必要な物だけを長く大切に
子どもの安全優先で出産までに不要な物をほぼすべて処分してからは、「捨てる」ことを避けるために、「できるだけ増やさない」「今あるものを使う」を心がけ、本当に必要なものだけを長く大切に使うように。
今では主婦たちが憧れるほど、すっきりとしたミニマムな暮らしを実現しています。
物選びで迷う姿は、積極的に子どもに見せる
子どもを連れて買い物に出かけて、何も買わずに帰ることもよくあるそう。
「ママ、これ欲しいな…。でもちゃんと考えてからおうちに連れて帰りたいからね」と、自分が物選びで迷う姿は、積極的に子どもに見せているのだとか。
「最近では長男が『ママ、それいらんねー』ってアドバイスしてくれたりします(笑)」。
100均で買える物でも、買ったからには責任がある
あるとき、夫と出かけた長男が、100均でネコの豆皿を買って帰ってきたことがありました。
ふだん食器は割れないかぎり買わないことにしているので、最初は文句を言っていたそうですが、徐々に愛着が湧き、
「これ以上買わないと息子と約束した上で、このネコ皿は家族に仲間入り!」。
森田さんはこのときのエピソードを「新しい家族」というタイトルで、ブログに書き残しています。
「108円で簡単に買える物ですが、買ったからには責任がある。物も家族の一員として大切に扱って欲しいので」。
今回の名言:物も家族の一員として大切に扱って欲しい
「なんでも簡単に手に入れられる時代だけど、簡単に手に入れて、簡単に手放すのは違うと思うので」と森田さん。
「安くてもすぐ捨ててしまうのは、なんだか申し訳なくて…。物も、人と同じで、大切にしたらずっと一緒に楽しく暮らしていけるような気がするんです」。
長男はネコの豆皿を「ネコちゃん」と呼び、今でもとても大切にし、使ったら自分で洗っているのだそう。
物を家族と同じように大切にする森田さんの姿勢は、しっかりと受け継がれているようです。
Have a try!
□すぐ買わずに一度考えてみる
□家族だと思って物を大切に使ってみる
参考:『サンキュ!』2018年10月号、森田さんのブログ「身の丈ライフ」
<PROFILE>
森田法子さん(山口県 29歳)
夫(30歳)、長男(4歳)、次男(1歳)、の4人家族。
サンキュ!トップブロガーとして活躍。
「入ってくるものを断つ」生活を心がけ、捨てない&持たない暮らしを実践。
和を大切にする活動「和活」を考案・実施中。
文/村雨玲子