自宅で口論する若いカップル.悲しみ若いアジアの女性はボーイフレンドとソファに座っている.

夫への愚痴が止まらない…じつは問題なのは妻のほうかも!?【シリーズ・夫を不幸にする妻】

2020/02/29

夫婦仲相談所の所長として数多くの夫婦をカウンセリングしてきた三松真由美さんによれば、「夫を不幸にする妻」には、いくつかの共通した思考・行動パターンがあるそうです。

シリーズ「夫を不幸にする妻」では、そんな負の思考・行動パターンをくりかえしてしまう妻たちをご紹介していきます。

今回登場するのは「“足りない思考”の底なし沼妻」。
あなたにも思い当たる節、ありませんか……?

「足りない思考の底なし沼」で夫に対する愚痴が止まらない!

ペットボトルに入った水を半分飲んだとき、どんな感情が湧き起こりますか?

「もう半分しかない」
「まだ半分もある」

前者の考えの人は「足りない思考」で、日常に起ることの多くを悲観的にとらえがちな可能性があります。「半分しかないから、買いたさなくちゃ!」と足りないことを前向きな行動に移せるならよいですが、足りないことが不安・不満につながるようなら、それは不幸なことです。

夫婦関係も同じ。妻が「足りない思考」に陥ると、夫に対する愚痴が止まらなくなってしまうのです。

新しいスマホが欲しいけれど家計が赤字になるから心配。
夫がお風呂掃除の担当なのに帰宅が遅くて、いつも自分がやることになる。
記念日には外食したいのにケーキだけでうやむやにされる。

お金が“足りない”、家事協力が“足りない”、愛が“足りない”といった状況は、言うなれば「足りない思考の底なし沼」。筆者が過去に見た、事例をご紹介しましょう。

事例:清海さん(仮名・30代前半)の底なし沼っぷり

若いアジア家族のリビング ルームでの話
itakayuki/gettyimages

清海さんの夫、正広(仮名)さんは調理師。家ではまかない料理をアレンジしたものをつくってくれるし、きれい好きなので掃除もこまめにします。シンクも磨くし、まな板も消毒してくれる細やかさ。口数は少なく、声を荒げることもありません。彼との結婚を決めたとき、親や友だちなど周囲の人は皆「おだやかな性格で礼儀正しいし、料理がうまくて最高だね」と正広さんのことを絶賛したほどのできた夫です。

夫婦は共働きで、清海さんは残業も多く疲れきって帰宅する日々。正広さんも月曜以外は帰宅が21時過ぎで同じく疲れています。しかし清海さんのために夕食をつくり、洗濯機を回し、家のこと全般をやってくれる。「足が疲れた」と言えばマッサージもします。

ただ、会社勤めの清海さんとサービス業の正広さんとでは、休日が異なるため、なかなか2人きりの時間が取れません。正弘さんの日々の献身は、それを穴埋めしたい気持ちの表れでもあるのですが……清海さんは愚痴を言います。

「マサくんはラクな仕事だよね。お昼前にウチ出ればいいし、好きな料理つくってればいいし。これで日曜も一緒にいて、手伝ってくれれば最高のダンナなんだけど」

別の日には「休日に仕事してるんだから休日手当もらえないの?調理師のギャラって少ないよね」とも言いました。

無口だった正広さんは、ますます無口になっていったそうです。

言えることはただひとつ――足るを知れ!

若いアジアのカップルのリラックスの肖像画
itakayuki/gettyimages

夫婦仲相談所に来られる妻のかたがたには日々の夫とのやりとりを詳細に語ってもらいます。2時間語りっぱなしで、こちらが口を挟むスキを与えてくれないかたもいます。

そのなかには、清海さんのように現状に不満を感じて、あれもして欲しい、これもして欲しいと夫への要望(欲望?)を並べるかたも少なくありません。そして最後は決まって「なんで私ばかり頑張らなきゃいけないんですか!」と結びます。

そのような「足りない思考の底なし沼妻」に言えることはただひとつ。

「足るを知れ!」です。

もし自分の結婚生活が不幸で、夫に不満しかない……という状態が続くならば、なにが不幸で不満なのかをノートでもスマホでもいいから書き出して整理してみましょう。そして、それが「足りない思考」に陥っていないか、冷静に判断してください。それくらいしなければ、底なし沼妻は欲望の沼から這い上がることはできません。

世の中にはゴハンを作らない夫、マッサージしない夫、妻のバースデーを忘れている夫、家には帰って寝るだけの夫……が存在します。その事実に気がつきましょう。

結婚生活はお互いに影響し合うもの。妻が沈めば夫も沈みます。むき出しの欲望を夫に押しつければ、夫はそのプレッシャーによって殻に閉じこもってしまいます。そうなったら「この結婚は間違いだった」と、逆に夫があなたを見放すのも時間の問題。

夫の不幸は、妻の不幸でもあります。そうならないためにも、自分に「足りない思考の底なし沼妻」の疑いがあるときは、「足るを知る」を心がけましょう。



◆監修・執筆/三松 真由美
会員数1万3,000名を超えるコミュニティサイト「恋人・夫婦仲相談所」所長として、テレビ、ラジオ、新聞、Webなど多数のメディアに出演、執筆。夫婦仲の改善方法や、セックスレス問題などに関する情報を発信している。『堂々再婚』『モンスターワイフ』など著書多数。

 
 

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