「委細」の「委」ってどういう意味?身近な漢字に隠された意外な意味とは

2021/04/30

みなさんは、「あれ、なんでこの言葉にこの漢字を使うんだろう?」と思ったことはありませんか?

よく使う漢字の中には、あっと驚く意外な意味が隠れていることもあるのです。

そんなちょっと面白い漢字のひみつを、漢検準一級を持つサンキュ!STYLEライターのdanngoさんが紹介します。

国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの主婦でライター。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です...

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「委細」の「委」ってどういう意味だろう?

「委細面談の上でお知らせします」「委細承知しました」など、ビジネス用語としてよく使われる「委細」という言葉。

普段はあまり深く考えずに使っているかと思いますが、よく見ると「委」という字の意味がわかりづらいですよね。

「委ねる」と書いて「ゆだねる」と読み、「委任」といった言葉に使います。「委細」という言葉には、この意味は合いませんね。

どうしてこの漢字を使うのかわかりますか?

実はこういう意味がありました!

「委」には「くわしい」という意味があります。

漢字のなりたちとしては「女がなびきしたがう」という様子を表し、それが「ゆだねる」の意味になり、転じて「くわしい」の意味ができたのだとか。

「委細」は「くわしくこまかい」という意味になるのですね。同義語に「委曲」などもあるのですが、ほとんど使わないので知られていないようです。

いかがでしたか?想像とは違っていたでしょうか、それとも予想通りでしたか。漢字の意味や成り立ちを調べると奥深いものを感じますよね。

ぜひ、時間のある時に誰かに話して楽しんでくださいね!

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。

 
 

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