【“いつか”からの脱却】衣類を手放す考え方のひとつ

2021/11/22

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「使っていない」という「事実」

例えば、ボタンが取れてしまっている服。ボタンを付ければ「また着られる」と思って、クローゼットに何年も吊りっぱなしになっている服はありませんか?

この時に着目してほしいなことは、「ボタンを付けない自分の性格」ではなく、「ボタンを付けるという行動を起こしていない事実」です。

「だらしないから」とか「ズボラだから」ではない!

ボタンを付けるのは面倒な作業です。でもそれをしないのは自分がだらしないからとか、ずぼらだからというワケではありません。

ボタンを付ける手間をかけてまで、その服を着たいという「必要性を感じていないから」です。もしも、その服が自分を輝かせてくれる最高のアイテム、あるいは絶対必要ですぐに使う予定があるアイテムだったなら、何も考えずにすぐにボタンを付けるのではないでしょうか。

それなのに「自分がだらしないせい」とか「ズボラな性格のせい」と自分を悪者にしてしまっています。誰も何も悪くはなく、ただ自分がその服を必要としていないという「事実」なのです。

手間をかけるところまでできていないアイテムとの今後

その他にも「クリーニングに出したら“着られる”」「アイロンをかけたら“着られる”」「これに合うボトムを買えば“着られる”トップス」などなどたくさんあると思います。

どれもほんのひと手間かければできることばかりです。しかしそれをしないのは「必要性を感じていないから」です。だらしないからではありません。

そこまでするアイテムではない、つまり、自分にとって必要なアイテムではないということです。それを知ったうえで、今後、その服たちとどう付き合うかを考えていくと服の整理が進みます。

◆この記事を書いたのは・・・渡部夏代
札幌在住の整理収納アドバイザー。子どもの頃から片づけが好きでした。自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。
整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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