整理収納のプロに聞いた「日用品のストックの仕方ってどうすべき?」

2021/12/30

生活に欠かせない日用品。ライフスタイルによって必要な数はさまざまかと思いますが、ついつい買いすぎてしまい同じ洗剤が何本もある…ということはありませんか?

整理収納アドバイザーの中村美幸さんに日用品ストックを適切な量に保つための、誰でもすぐに活用できる在庫管理の仕方を教えてもらいました。

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1、必要な日用品を書き出してみましょう

洗濯洗剤、柔軟剤、酸素系漂白剤、シャンプー、トリートメント、ボディーソープなどたくさんのものがありますが、ふだん何を購入しているかノートなどにこまかく書き出してみましょう。

ストックの品目は「キッチン」「子ども用品」「お風呂用品」「洗面用品」「ランドリー」、「トイレ」、「全室共通」などと大まかな大分類を書き、その中にキッチンには何のストックが必要なのか、商品名の小分類を記入します。収納を目で見ながら確認し、今現在のストック数も記入してみてもよいでしょう。

2、適正量はいったいどのくらい?

ストックの量ですが、今現在お使いのもの+1が適正量となります。使用頻度が高く消耗が早い場合、今お使いのもの+2でもよいでしょう。

もちろんあまり使わないものはストックが必要ないものもありますし、災害が起こったときのことを考えて大目にそろえておきたい場合はふだんから一定量備蓄し、使ったぶんを補充するという備蓄の方法の「ローリングストック」法式で行います。

なんとなく必要かもしれないと感じて購入し、同じものが何個もある…ということはなるべく避けたいものです。シャンプーや洗剤などをたくさんの種類を購入してしまうと、かえって管理がしづらくなります。

何を持っているか把握できないときには買わないようにして、1つのものを使い切ってから次のものを買うようにしましょう。

3、日用品の収納で気をつけることは?

今お使いのものと、ストック場所は別の場所に収納するようにし、在庫がいくつあるかパッと見てわかるような収納にします。

1で説明したように、「お風呂用品」、「キッチン用品」と項目ごとに収納するようにすれば、家族もわかりやすくなり探し回らなくてすみます。

また、日用品リストをふだんから活用するようにします。買い物前にリストに目をとおすようにすると買う予定だったものを思い出すことができ、ダブり買いも防ぐこともできます。必ずメモをとってから買いに出ましょう。

買いすぎを防いですっきりとした暮らしを

大切なのは買いすぎないような工夫をすることと、必要な適正量を考えてみることです。

ライフスタイルや家族の人数で、ストックの数は違って当然かと思いますが、洗剤などが収納に入り切らず床置きしてしまうことがあれば、一度見直しをかけてみましょう。

また、何個あるか把握できていない、同じものを買ってしまう、収納に入り切らない…そういった場合にはまず整理してみましょう。

ものであふれた生活を見直しすっきりとした空間を手に入れて、あなたもシンプルライフを送ってみませんか。

■執筆/中村美幸…忙しくても子どもがいても綺麗にスッキリ暮らす、整理収納アドバイザー。クリンネストや企業内整理収納マネージャーの資格ももつ。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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