リビングは片づけようとがんばっても、あっという間に散らかってしまう場所。それは自分だけではなく、家族が集まる場所だから。家族が集まると、家族の持ち込んだいろいろなものも集まってしまうんです。
そんなリビングも、ちょっとした心がけで心地よく過ごせる空間に変えられるかも!?
自身もずぼらで片づけが苦手だったという整理収納アドバイザーで、100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。

家に帰ってきたら上着やバッグをソファに置いてしまう
やりたくなります。とてもよくわかります。
特に仕事から帰ってきて、帰りに買い物してきて、そのままキッチンに立たなければならないとき、ついしまうのが面倒でソファに…。
でもこれ、散らかる第一歩。家族全員が同じことをしたら、何人分もの洋服やバッグがソファに重なっていきますよね。
これを防ぐためには、玄関からリビングの動線の間に収納場所を作ってしまうのが1番です。玄関にフックやハンガーラックを置ける場所があるなら、そこを収納場所にする。
そんな場所ないよ、という場合は、リビングにきちんと場所を作るようにしてみてください。
無造作に置かれていると散らかっているな、と感じますが、きちんと場所を決めてそこに置けば、片づいていると感じられます。
ちょい置きしてしまう
片づけが苦手な人ほど、後回しにしていることが多いんです。ちょい置きしたものがどんどんたまっていませんか?
郵便受けから出してきたチラシやダイレクトメールがテーブルの片隅に積まれているのはよくある光景です。
できれば家に入れたときに確認していらないものは処分したり、必要なものは保管場所にしまったりしたいところ。
それができないからそのままになってしまうんですが、それなら一時置き場を用意してみませんか?
郵便物などは確認していないものをトレーにまとめておくなどがおすすめです。
当日か翌日には確認してからっぽにする、というルールを守れば、トレーに山積みになることもありません。
床に直置きしてしまう
片づけられなかった頃、夫にも指摘されていたのがこれ。使い終わったものをしまうのが面倒で、床に放置してしまうクセがなかなか抜けませんでした。
今となってはよくこんな状態を放置していたものだと、我ながら情けなくなりますが、そんな状態でも毎日見ているととくに気にもならなくなってしまうのが怖いですね。
これを解決するには、しまう場所をしまいやすい場所に作ること。しまう場所と使う場所が近いことが大事なんです。
使う必要があるときは多少面倒でも取りに行くことはします。
ですが、使い終わったものをしまう場所が離れていたり、しまうために手間がかかる収納だと、面倒くささがさらに増してしまうため、あとでいいか…とそのまま置きっぱなしにしてしまうんです。
行動のクセを見直して改善しよう
片づけられなかった頃は、狭い、しまう場所がない、と思っていました。ですが、それは理由ではないことが多いんです。
なんでもそのへんにちょい置き、床やソファに放置、そこにまた新たなものがたまっていく、の悪循環。
どこになら片づけられるのかを考えて、場所を決める。
それもうまくいかなければ場所や方法をもっと簡単に変えてみる。それを繰り返しながら、ラクに片づくリビングを手に入れてください。
■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。Instagramは「@smiley_life_sakura」。
編集/サンキュ!編集部