団地3LDKで快適に!ポイントは『ゾーン分け』『やりたくないこと』
2024/03/24
メリハリのある空間をつくることで、ワンオペを乗り切っています!すっきりゾーン&散らかりOKゾーンや、やりたくない家事を減らすために物の置き場所を決めるなど、ラク~に過ごせるための部屋づくりを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Mさん(東京都 36歳)
長男(8歳)、長女(5歳)を育てるシングルマザー。フルタイムで働きながら整理収納アドバイザー準1級を取得。お部屋と心を整えるサービスを提供中。インスタ@marco.tokyo
◎HOUSE DATA◎
賃貸、団地/築33年/3DK(63平米)
そもそも片づけに追われないようにゾーン分けする
「外で遊ぶか、家で戦いごっこか」の活発な子だから、聖域をつくった!
物が見えていると情報が多くて「あれもやらなきゃ、これもまだだった……」と追われるような気持ちに。「ならば物が見えなければいいのでは?」と割り切って、メリハリのある空間をつくることに!
寝室は「何も置かない」子ども部屋は「自由に遊べる」でメリハリがついた!
◆すっきりゾーン【寝室】
休めるのは睡眠中ぐらいだから「ベッド周りに物を置かない」を徹底して安眠できる空間に。「寝る前に10分でも読み聞かせをすると、ちゃんと子どもに向き合えた気持ちになれます」。
寝る前に読む本だけDIY棚に。
◆散らかりOKゾーン【子ども部屋】
寝室を聖域にした分、子ども部屋は「週末だけ片づける」ゆるいルールに。扉を閉めれば他の部屋からは見えなくなるから、ごちゃごちゃしていても気にしない!
扉を閉めれば子ども部屋は見えないから心静かに食事ができる。
こたつを置いたら長男が座って静かに工作やお絵描きをするように
家でも動き回っていた長男が、こたつを置いたら座った!行動を変えるには「快適な環境」にするのが近道だと実感。物を出しっぱにしないよう、座ったまま使える収納も用意。
道具は座ったまま出し入れできる位置に置く。
「やりたくないこと」が減るように物の置き場所を決める
イライラしたら収納を変えるチャンス!常識や見た目より「ラク」を選びます。
家事も育児も終わりはないけれど、その中でも「自分のやりたくないこと」から減らしていけば、心はどんどん平和になります。物の置き方を工夫するだけで、十分手間が減らせます!
脱ぎ捨てられるのが嫌だから、狭い玄関でもハンガーを設置
帰宅後すぐに上着とランドセルが置けるよう、ジャストサイズのハンガーラックをネットで探しました。「最初は子ども用だったけれど、便利だから自分の上着もかけるように」。
いちいち声かけるのが嫌だから子どもの生態に合わせて置く
「子どもって、靴をはくときになって『靴下~』って言うんですよね。歯みがきも、洗面所にひとりで行くのが嫌みたいで」。子どもに合わせて置き場所をつくったら毎日が平和に。
洗面所で歯みがきしないから歯ブラシは台所に。
靴下は靴とセットではくから玄関に。
家事はできるだけしたくないから、「どうしたら減るかな」をあきらめない
「水まわりが汚れるのが何より苦手」なMさん。「掃除がラク」を優先するため、シャンプーなどは洗面所に置き場所をつくりました。入浴後、子どもが体を拭いている間にサッと浴室を掃除→使い終えたタオルで拭く→除湿機をかける、のが習慣。ティッシュの入れ替えも地味に面倒だから、キッチンにひとつだけ。
掃除が嫌だからお風呂場に物を置かない!
ティッシュは入れ替えが面倒だから家の中に1カ所。
移動するのが面倒だからテーブル横に棚を置く
薬、文房具、ウエットティッシュ、リモコンなど、ダイニングで使う物は、座ったまま手が届く場所に棚を置いて収納。棚の上に飾れるコーナーができて、インテリアも楽しくなりました。
瓶の中には「今日うれしかったことメモ」が入ってます。
参照:『サンキュ!』2024年4月号「私にやさしい部屋にする。」より。掲載している情報は2024年2月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部