ラクだけどじつはリバウンドしやすい!「フタなし収納」でやってはいけないこと3選
2024/07/09
フタをなくすことでアクション数が減り、ラクしてキレイをキープしやすい「フタなし収納」ですが、便利な面がある一方でやってはいけないことがあるとか。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんにくわしく教えてもらいました。
1.複数のカテゴリを混在させること
基本的に1つのボックスに入れていいのは1つのカテゴリまでです。複数のカテゴリの物を混在させてしまうと、探す手間が増え、管理や見直し作業も時間を要してしまいます。
仕切る収納アイテムを入れて分ける方法もありますが、収納が苦手な人は1ボックス管理でざっくり収納する方がリバウンドもしにくいでしょう。わざわざ収納用品を買わずとも、余った袋などで人別にまとめるなどすると、すっきり分かりやすい収納をつくることができますよ。
2.頻度高めの物をスタッキングして収納すること
フタがない収納ボックスの中には、スタッキングができるものもありますが、頻度高めの物をスタッキングさせるのは厳禁です。下の物が取りづらいため、都度戻すのがおっくうになってしまいがち。
どうしてもスタッキングしたい場合には、1カ月に1回以下の頻度で使う物を下段に置き、よく使う物に関しては上段で管理しておくと出し入れの手間を減らせます。頻度高めかつ縦空間を活用したい場合には、収納に合った棚を選び「1段ずつケースを置くだけ」にすることで、使い勝手も良くできますよ。
3.積み重ねて収納すること
書類や衣類など、ケースの底の方から積み重ねるようにして収納する人もいますが、底の方にある物が取り出しにくく、存在も忘れてしまいがちなので、あまりよい収納方法とは言えません。
フタなし収納のメリットを最大に引き出すためには、立てて収納してみてください。本であれば背表紙が全て見えるようにして、洋服であれば全ての服が見えるように。分かりやすく、出し入れしやすくなることで、崩れにくくキレイをキープすることができますよ。
収納術がアダとなる場合も!まずは基本を抑えて
効率よく収納しようとハイテクな小ワザやシンデレラフィットを目指し勝ちですが、いずれも使いこなせなければ逆効果です。「フタなし」は気軽に入れられる分、定期的に見直さなければごちゃついてリバウンドしてしまいがち。整理収納に自信がなければむしろ工夫はせず、この3つだけを意識してみてください。シンプル収納のおかげで、多少ごちゃついてきても、すぐに整えることができます。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションでの家族4人のリアルな暮らしぶりを紹介するInstagramが人気。Instagramは「@utatanenet_home」。
編集/サンキュ!編集部