すぐにできる安全対策!まずはキッチンの棚から見直しがおすすめ
2024/09/09
「日々の暮らしをもっとラクに、もっと楽しく!」をテーマに、暮らしのアイデアを発信する整理収納アドバイザーの貝賀あゆみさんは、毎年「防災の日」に備蓄を見直しているのですが、最近の地震を受けて「安全対策」も見直すことにしたのだそう。
一番に見直したのはキッチン。割れものや重たいものが多いキッチンだからこそ、真っ先に見直したい場所ですよね。そこで今回は、貝賀あゆみさんがすぐに取り入れられるキッチンの安全対策をご紹介します。
あまり使わないものは別の場所に収納する
少し大きな揺れを感じると、真っ先に向かっていたのが「キッチン」でした。棚の上から重たいものを下ろしたり、食器棚の前に椅子を置いて扉が開かないようにしていたのです。
頭の中ではちゃんと「重たいものは上に置くと危ない」「割れるものが多いと危ない」と分かっているのに、つい使いやすさを優先にそのままにしていたので、防災の日を前に「重たいもの」「割れるもの」を見直すことに。
棚の上から真っ先に移動させたのが来客時にしか使わないグラス類でした。一番上の棚から一番下に置いた収納へ。キチンペーパーで包んだり、動かないように仕切りを作っておくとさらに安心です。
普段使っている食器棚には毎日使うものだけを残して、時々しか使わない食器類はキッチン横のチェストの引き出しに移動させました。キッチンの入り口に置いているチェストなので、使いたい時にはさっと使える場所に収納です。
年に数回しか使わない食器類や予備のお皿はリビングのサイドボードの引き出しに移動。使用頻度で収納場所を変えておけば、数が多い食器類も収まりやすくなるのでおすすめですよ。
棚の中には滑り止めシートを敷いて安全対策
東日本大震災の後から使い始めたのが「滑り止めシート」です。滑り止めシートは100円ショップで買えるので少し多めに購入しておくと良いですね。
わが家では食器やグラスを置いている食器棚の3段分に敷いています。今まで一度も地震の揺れで食器類が動いたことがないので、それなりに効果が出ていると思います。
写真を撮影して気がついたのですが、棚の中に入れている木製のラックの上には敷いていなかったので早急に滑り止めシートを買って敷く予定です。自分では「大丈夫!」と思っていた食器棚の盲点が見つかって新たな気づきとなりました。
重たいものは上に置かない!吊り戸棚の中を見直し
備え付けの吊り戸棚は高さがあって少し使いづらい場所なので、今まであまり使わないお皿やお弁当箱などを入れていました。
でも地震の時は上からものが落ちてくることが危ないので、吊り戸棚の中には、万が一落ちてきても危なくない軽いものだけを入れるように。
重たいフライパンはファイルボックスに入れてシンク下に移動させました。ファイルボックスはいろんなサイズがあるのでお鍋やフライパンの大きさに合わせて選ぶとスッキリ収納することができますよ。
吊り戸棚に入れていたごはんを炊いている土鍋もシンク下に移動させました。毎日使うものなので、できるだけ取り出しやすく安全な場所を選んで収納するのがおすすめです。
飾って楽しむことも忘れない!軽いものを選んで安全対策
安全対策を考えると、何も飾らないのが一番安全ですが、それでもやっぱり日々の暮らしの中に彩りは欲しいもの。
わが家の飾るスペースは、ドロー・ア・ラインのつっぱり棒を使った棚の上。割れると危ないものは極力減らして、小さくて軽くてかわいい雑貨を少しだけ飾って楽しんでいます。
いつ起こるか分からない災害だからこそ、日々の備えや安全対策はとても大切ですよね。棚の中の見直しは気がついた時にすぐにできるので、ぜひ見直してみてくださいね!
■執筆/貝賀あゆみ…「日々の暮らしをもっとラクに、もっと楽しく!」をテーマに、暮らしのアイデアを発信する整理収納アドバイザー。フォトスタイリストとしても活躍中。
編集/サンキュ!編集部