【わが家の防災】実際に被災して実感!入居時にやってよかった防災対策3つ
2024/08/24
2024年1月1日「令和6年能登半島地震」が発生しました。
整理収納アドバイザーのおだけみよさんが居住している地区は津波の影響があり、一時的に避難所に避難をしていました。
その後、津波警報が解除され無事帰宅。
そんなおだけさんによると、落ち着いたあとに振り返ると、防災を意識してやっておいてよかったと思うことがいくつかあったそう。
今回は震災後に実際に「入居時にやっておいてよかった」と実感したことを紹介します。
1.家具や収納棚は高さが低いものを設置
入居時に、重要視していたことが家具や収納の高さ。
「背の高い家具や収納棚は地震発生時に倒れる」と聞くことがあり、
いざという時に倒れると危険だと思っていました。
それで設置した棚などは、目線の高さ程度(120cm前後)を目安に選びました。
(倒れないという保証はありませんので、転倒防止対策は忘れずに)
実際に、震災が発生したときは「この高さに抑えておいてよかった」と実感しました。
また、高さが低いものを選ぶと、収納量も最小限に限られてきます。
そのため必然的にものを厳選することになり、暮らしがよりシンプルになるというメリットも生まれました。
2.頭上の収納を使わない
東日本大震災が発生したときに関東圏に住んでいる知人から、
「棚から物が飛び出してきた」という話を聞きました。
災害時は高い位置にある収納から、ものが落ちてくると危険です。
怪我や二次災害の原因になることも考えられます。
そういった理由で、入居時にキッチンの吊戸棚や天袋など、高い場所にある収納は使わないと決めました。
今でも入れるものがないので、そのまま空になっています。
震災後、震源地のお近くにお住いのかたにお話を伺うことがありました。
吊戸棚は中にはいっているものが、揺れで扉にガンガンぶつかり、その勢いで扉が開いて落ちてこないか不安だった…と。
もし、なにかを収納している場合は、中のものが落ちてこないようにしっかり対策しましょう。
3.水を備蓄する
数年前にゲリラ豪雪と言われる大雪がありました。
その時に外出ができなかったことがありました。
おまけに水道が凍結して水が出ないのに、スーパーに買いにも行けない…
これには本当に困りました。
それ以来、ミネラルウォーターを備蓄するようになりました。
期限が近くなったら飲用などで使い切り、新しい水と入れ替えをします。
飲用に1日3Lを目安に3日分(21L分)を用意しています。
トイレなどの生活用水分は含んでいません。
能登在住の友人に聞くと、水道の復旧にいちばん時間がかかったとのことなので、生活用水分を含め、目安の設定をし直すことが必要がありそうです。
サンキュ!9月号に…
わが家の防災事情を紹介しています。
併せてご覧ください。
備えあれば憂いなし
災害等は起きなければいいのですが、起きないという保障はありません。
今後は、できるところから防災対策をより強化していきたいと思います。
■執筆/おだけみよ…汚部屋住人から片づけのプロになった整理収納アドバイザー。
片づけのプロ歴10年目。コロナ禍以前は個人宅の片づけ作業サポートや片づけ講座開催などを中心に活動。現在は執筆作業中心にオンラインでの情報発信を行う。
編集/サンキュ!編集部