朝晩の「片付け」をラクにする仕組み作りとは?
2019/03/21
忙しい朝や疲れて帰ってきた夜。ごはんを作るだけでも大変なのに、片づけまでしなければいけないと思うとため息が出ちゃいますよね。少しでも朝晩の片づけをラクにするためにはどうしたらよいのでしょうか……。片づけのプロに話を聞きました。
<教えてくれた人>
宇高有香さん(ライフオーガナイザー®/38歳)
夫、長男(9歳)、長女(7歳)の4人家族。著書に『子どもと暮らすラクに片づく部屋づくり』(辰巳出版)がある。ブログhttps://uddy105.exblog.jp/
*HOUSE DATA
・2LDK+スタディールーム(95㎡)/持ち家一戸建て/築6年
食事の片づけはセルフサービス方式
朝晩の食事は、準備も片づけも給食感覚で、各自がトレーで運ぶスタイル。食洗機に入れるところまで子どもに任せるから、シンクまわりが散らかりません。
(1)食事の準備
子どもが準備できるように、キッチンの左手にある棚に、食事に必要な物をまとめて収納。妹は保育園に通っていた3歳のころから少しずつ、「自分で準備」の練習をしてきました。
(2)各自トレーで運ぶ
子どもが各自でトレーを持ち、コップ、カトラリーなどをのせて準備をします。
(3)食後の食器も自分で運ぶ
食後はゴミを捨て、食器を食洗機にセットし、トレーをお手拭きで拭いて元の場所へ。
洗濯物の片づけは朝と夕に分けて
洗濯機の予約タイマーなどを使い、夜、朝、夕の動きをルーティン化しています。
【夜】洗濯は2回にわけて行う
1回目:主に洋服。浴室にハンガーで干し、除湿機をセット。
2回目:タオルや下着や靴下。乾燥まで予約タイマーをセット。
【朝】洗濯機で乾燥した物を出してたたむルールに。タオル、下着は洗濯機の上の収納にしまう動線になっているので、あっという間に終了します。
【夕方】干していた洋服を各自でしまいます。干すハンガーとしまうハンガーを同じにしているので、ハンガーのまま、移動するだけで終了します。
子ども部屋の片づけは「床だけ」に
子ども部屋の片づけは、必要最低限でよしとしているので、机の上は今のところ、物があってもOK。その代わり「床に物を置かない」ルールを絶対に守ってもらうようにしています。「物がないほうが、ルンバ®も掃除がしやすいんだよ」と説明し、子どもの片づけのやる気をUPさせています。
毎日の生活のなかの自然な流れで、家族が簡単にできる仕組みを考えればOK。また、家族で家事を分担すれば、朝晩の忙しい時間も、余裕を持って過ごせますよ。
参照:『サンキュ!』4月号「今やれば、4月から暮らしがラクになる!収納のコツ」より。掲載している情報は19年2月現在のものです。撮影/砂原文 構成・文/石川理恵 編集/サンキュ!編集部
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