もう怒らなくてすむ!ワンオペママの片付けワザ13選
2019/10/19
家が汚いと心に余裕がなくなり、イライラしがち。心を整えるためにも、まずは家の中をキレイにしましょう。そこで今回は、「片づけ」で人生を変えたママにインタビュー。10回以上の引っ越し&ワンオペ育児で身につけたという片づけ術をご紹介します。
<話を聞いた人>
万波和枝さん
インスタグラマー。岡山県 49 歳。夫、長男(22歳)、長女(20歳)の4人家族。結婚24年目。団地での暮らしをつづったインスタグラム(cata_coto_)が人気。
=HOUSE DATA=
県営団地築43年3DK
家と私の人生
独身時代・保育の現場で整理収納を頑張る
96年 結婚
97年 引越し1 長男出産
96年 引越し2 長女出産、床に物を置かないことを徹底する
01年 引越し3 ワンオペ育児で体調をくずす
03年 引越し4
04年 引越し5 おもちゃの収納に悩む
06年 引越し6 布雑貨の手作りにハマる
08年 カフェ併設の雑貨屋で働き始める、「自分がラクできる」収納を模索
11年 引越し7
12年 大きな家具を処分
13年 引っ越し8
15年 引っ越し9 夫のみ単身
16年 引っ越し10 夫戻る、いらない家電を処分
18年 実家の都合で退職
19年 子育てが一段落し、1人時間を満喫中
夫の仕事の都合で2〜3年ごとに転勤があり、そのたびに幼い子どもたちを抱えて、1人で荷造りをしてきたという万波さん。長年の引っ越し人生のなかで見いだした最善策が、〝身軽に暮らすこと〞でした。
「婚礼だんすや食器棚、鏡台などの大きな家具を手放して、持ち物は最小限に。日々使う生活道具はお気に入りを厳選し、なるべく物を増やさないように心がけています」。また、家族が使いやすいように家具の配置や収納に工夫をしたら、みんなが自然に片づけてくれるようになったそう。「古くて小さな家だけど、毎日ご機嫌に暮らしています」
イライラは「収納」で解決!
言いたくないのについ口にしてしまう、家族への不満や日々の小さなストレス。収納や家具の配置など、ほんのちょっとの工夫で劇的に解決できるんです。
1:ちょい置き多発エリアには“何でもBOX”が正解
バッグなど、つい床に置きっ放しにしがちな物は、取りあえず〝何でもBOX〞に入れる習慣に。「通り道にかごを置くだけで散らからなくなったから不思議~」
2:「食べたい」「飲みたい」物はワゴンに大集結
ダイニングの入り口にワゴンを設置。上段は帰宅が遅い夫専用のドリンクコーナー。下段には子どものパンやお菓子を常備。「何か食べる物ない?」って聞かれることがなくなりました。
3:準備が遅い子どもには洗面所に時計を!
朝は身支度中の子どもたちに時間を聞かれることもしょっちゅう。「洗面所に小さな時計を置いたら聞かれる回数が減り、自主的にスピードアップしてくれるように」
4:夫専用の小引き出しに晩酌セットをスタンバイ
調理中にキッチンに来られると、イラッとしてしまいがち。「ダイニングテーブルのそばに夫の晩酌セット置き場をつくったら、そのたびに手を止めることもなくなりました」
5:予定は、各自「黒板」に書いてもらう
「せっかく夕飯を作っても不在で食べないと腹が立つ~」。そこで冷蔵庫の側面に黒板塗料を塗り、その日の予定と夕飯の有無を໐×で書き込んでもらうシステムに。これでお互い円満解決!
6:子どもの洗濯物は1人1かご制
子どもたちの洗濯物は1人分ずつ持ち手つきのかごにIN。「たたんだ服をかごに入れ、ソファに置いておくだけ。あとは自分たちで部屋に持って行って片づけてもらいます」
手間のかかる物を持たなければ疲れない
毎日使う道具は、お気に入りかつ手入れがラクな物を厳選。「収納グッズは引っ越しのとき、それ自体がかさばるので、極力持ちません」
7:台所道具は出しっ放しでも様になる物に厳選
毎日使うツール類をシンクまわりに集結させれば、使うときサッと取れてストレスゼロ。ステンレスや自然素材に限定すれば、出しっ放しでも悪目立ちせず、インテリアの一部に。
8:ざるは引っ掛けるだけ
野菜を干したり、麺類を盛りつけたりと、万波家ではざるの使用頻度が高め。フックつきのピンチをつければ、洗ったあとはそのままレンジフードに掛けるだけでいいのでラクです。
9:生ゴミは洗いやすいざるにポイ
野菜くずなど調理中に出るゴミは、小さなざるに入れておき、調理後すぐに捨てる仕組みに。使うたびに洗えば、ぬめりやイヤなにおいもなし!
10:ゴミはポリ袋へ
コンロ下の扉にフックをつけ、持ち手つきのポリ袋を掛けてゴミ箱代わりに。たまったらその都度ベランダのゴミ箱に捨てればいいので、場所を取るゴミ箱はいりません。
11:「収納」自体、少ないほうが物は減る
大きな食器棚を処分し、奥行きのない小ぶりの食器棚に替えたら、狭いダイニングが広々!「食器はここに入るだけと決めることで、衝動買いがなくなり、よけいな物が増えることもなくなりました」
12:趣味に合わないいただき物は大切にしてくれる人に回す
毎日使う食器類は自分が選び抜いた物だけに。「贈り物は〝ありがとう〞と伝えた時点で役目を終えたと考えるようになったら、好みに合わないいただき物は、手放しやすくなりました」
13:カーテンは切りっ放しの布に!
カーテンは雑貨屋で買った布をクリップで留めただけ。生成りや白なら圧迫感がなく、日ざしを柔らかく受け止めてくれます。「これなら洗濯がしやすく、引っ越しのたびに買い替える必要もありません」
参照:『サンキュ!』11月号「片づけで人生を変えませんか?」より。掲載している情報は19年9月現在のものです。
撮影/上原朋也 構成/竹下美穂子 取材・文/梶謡子 編集/サンキュ!編集部
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