整理のプロが指摘!「片づけられない人」の5大特徴
2024/01/29
気がつくと家はいつも散らかっている。もしかして自分は片づけられない人かも?そう感じているなら、「片づけられない人の特徴」を持っているのかもしれません。
家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意な整理収納アドバイザーのMIYUKIさんに「片づけられない人の特徴」を教えてもらいました。
特徴1:「もったいない」が口ぐせになっている
片づけが苦手な人に共通する最たるものは「ものが捨てられない」ことです。ものが捨てられない原因で一番多いのは”もったいない”という思考です。
本当は必要ないけれど、捨てるのは”もったいない”と感じるのは、買ったときに高価だったものや、まだきれいな状態のもの、壊れていないからまだ使えるものなどさまざまです。
しかし、使いもせずに持っているだけの状態が一番もったいないと思いませんか?リサイクルショップを利用するなど、捨てずに手放す方法を選択してみてください。
特徴2:買い物の基準が曖昧
片づけが苦手な人に共通する行動パターンで多いのが「買い物の基準が曖昧」だということ。
本当に必要なものかどうか吟味する前に「かわいい」「欲しい」などの所有欲のままに買い物をしていては、ものは増える一方です。
また、本当に欲しいものは高価で手に入れられないから、妥協して似たようなものを購入する行為も同じです。妥協して購入したものは飽きやすく、所有欲が満たされることもありません。
買い物=ものを増やす行為です。
買い物のときは、自分にとって本当に必要なものかどうか…、しっかり考慮してみてください。
特徴3:自分の適正量がわからない
片づけられない人の多くは、自分にとっての「ものの適正量」を把握していない傾向にあります。
自分が無理なく管理できるものの総量を知らないのです。ものが少なければ、管理は簡単です。ものが溢れて散らかることもありません。
自分にとってストレスなく管理できる量を考えてみることが大切です。
特徴4:収納の理想が高すぎる
片づけられない人に見られる傾向の一つに、「収納の理想が高すぎる」ことがあります。
雑誌に出てくる完璧で隙のない収納に憧れ、同じ収納ボックスを使い真似をするけれど上手くいかない…。
ものが美しく収納されていれば、きれいで快適な暮らしができるわけではありません。
収納で一番大切なことは、しまいやすく出しやすいことです。
整理してものを減らした次は、自分以外の家族が見てもすぐに取り出せて、すぐに戻せる収納にすることが大切です。
特徴5:使ったものを元に戻さない
整理や収納、掃除なども含めて「片づけ」と表されることも多いですが、片づけの本来の意味は「使ったものを元の場所に戻すこと」です。
自分や家族に、使ったものを元に戻す習慣さえあれば、家はきれいなままです。
使ったものを元に戻せないのはなぜでしょうか?収納方法が複雑でわかりにくい、ものを元に戻すための労力が大きい、収納場所が遠い、など何かしら原因があります。
片づけられない…と思っている人ほど「ものは使う場所に収納する」ことを意識してみてください。
それだけで驚くほど片づけが楽になります。
片づけられない人かも?と思ったときには
片づけられない人にはいくつかの共通点があります。
5つの特徴のうち自分に当てはまると思うものがあれば、まずはそこを意識することから始めてみてください。
■執筆 MIYUKIさん・・・「限られた住空間を、どうすれば快適なリラックス空間にできるのか」を長年の間模索し、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意。19年には、出産を機に退職した看護師として約18年ぶりに復職し、現在は忙しい日々の暮らしをより心地よく過ごすため、「効率的な家事」を取り入れている。
編集/サンキュ!編集部