リビングの認識間違えてるかも!?居心地の悪いリビングに共通する3つの特徴
2024/04/01
リビングに居ても落ち着かない、なんだか居心地が悪い…そう感じているなら、リビングの環境や片づけを見直すときかもしれません。
家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意な整理収納アドバイザーのMIYUKIさんに「居心地の悪いリビングに共通する3つの特徴」を教えてもらいました。
1.情報量の多さに疲弊するリビング
居心地の悪いリビングとはどのようなリビングでしょうか?
ものが多く、散乱し、作業途中のものや個人のものが放置され、床置きされたものたちで、見えている床面積が狭くなっている…。
リビングの居心地の悪さは、ものの多さに比例することが多々あります。ものが多く乱雑なリビングは、情報量の多いリビングともいえます。
ものが多く情報量の多いリビングはそれだけで脳に疲労を与え、気力が奪われてしまいます。
2.リビングをパブリックスペースと認識していない
一人暮らしならリビングに限らず、家中自分のものの管理だけで済みます。すべて自分の好みに合わせたものを揃え、趣味のものをどこに飾っても自由です。
しかし家族と一緒に生活している場合、居心地の良いリビングにしたいと思うなら、リビングはパブリックスペースと考えることが大切です。リビングに個人のものをたくさん置いた状態だと、氾濫した色とものの多さ(情報量の多さ)で脳が疲弊し、なかなか落ち着くことができません。
リビングでゲームや勉強、趣味に取り組んだら、その後は各個人の部屋に持ち帰り片づけることが大切です。個人のものでもリビングに置いているほうが便利な場合は、動線と行動を考えたうえで収納場所を決定し、出しっぱなしにしない…など、ものの管理に責任を持つことが必要です。
リビングは家族共有のパブリックスペースという考え方を、家族全員で共通認識することが大切です。
3.ものが主役のリビング
居心地の悪いリビングとは「ものが主役のリビング」とも言えます。
どんなに片づけが得意な人でも、ものは増えるにつれてどんどん手に負えなくなり、管理が難しくなります。そうなると、ものは加速度的に増え続け、空間も時間も奪われてしまいます。
人生でいちばん無駄な時間は「探し物をしている時間」と言われています。一日のなかで10分探しものをしている場合、一年で60時間もの時間を探し物に充てていることになります。
目指すのは「自分や家族が主役のリビング」。ものに振りまわされないために、ライフスタイルにあったものの適正量を知ることが大切です。
リビングの居心地をよくしたい、と思ったら
まずはリビングの情報量を少なくすることからはじめてみてください。多すぎて氾濫しているものや色を抑える、整理することが大切です。
そして、居心地の良いリビングにするために家族全員でパブリックスペースの認識を持つように話し合うことも重要です。
■執筆:MIYUKIさん・・・「限られた住空間を、どうすれば快適なリラックス空間にできるのか」を長年の間模索し、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意。2019年には、約18年ぶりに看護師に復職し、現在は忙しい日々の暮らしをより心地よく過ごすため、「効率的な家事」を取り入れている。
編集/サンキュ!編集部