ニュージーランドで家で実際の生活

探し物が多い人には4タイプある!あなたは何タイプ?タイプ別対策法を紹介

2022/03/20

カギ、スマホ、リモコン、書類など……読者アンケートで「ほぼ毎日、探し物をしている」と回答した人の探し物と見つかった場所を徹底分析!探し物が多い理由と対策を片づけのプロに聞きました!

<教えてくれた人>
整理収納アドバイザー 中山真由美さん
Ritta Stanza主宰。収納下手を克服した経験をもとに1000軒超の個人宅を片づけた大人気アドバイザー。整理収納アドバイザーの現場育成をする整理収納キャンプを開講するなど幅広く活躍。

探し物が多い人には4タイプあります!理由がわかれば対策も可能ですよ

探し物に翻弄される『サンキュ!』読者の部屋と行動パターンを分析すると、主に4タイプに分かれると判明!「探し物をする理由は、無意識に物を置く、しまい場所をうっかり忘れるなどいろいろですが、自分のタイプがわかれば有効な対策が打てます。物の置き方や行動のくせを少し意識するだけで、探し物が減るはず!」と中山さん。 
探し物の時間が減るだけで心と暮らしにゆとりが生まれるはず。中山さんのアドバイスをヒントに、収納を少し見直してみて!

TYPE1~4のチェック項目を見て3つ以上当てはまったらあなたのタイプ。複数のタイプにまたがる人も多いので、当てはまるものをひととおり見て参考にしてね。

TYPE1 とりあえず置いて行方不明族

3つ以上当てはまったらこのタイプ
□ 面倒なこと、いやなことは後回しにしがち
□ 使ったら「とりあえず」その辺に置くことが多い
□ 人にあげようと思ったまま1 年以上たつ物がある
□ 水きりカゴや食洗機に食器がそのまま置いてある
□ 探し物が家具やバッグの"すき間"からよく出てくる

あとで片づけようと思って無意識にちょい置きしては、探し物を繰り返すタイプ。部屋も散らかりがちで物が埋もれてしまうのも探し物の原因に。

「カギ、はさみ、目薬……。毎回、とんでもない所から出てきます」

もこぷさん(北海道 31歳)
カギとはさみを探すのはもはや日課(涙)。戻す場所は一応決めてあるのにそこら辺にポイッと置いてしまい、家中を大慌てで捜索するハメに。

車のカギはシートのすき間から。

はさみはテーブルと空気清浄機の間から。

目薬はなぜか長靴の中から。

一つ一つを元に戻せないなら、1部屋に1つ「よくなくなる物ボックス」を置こう

スマホやカギなど定位置を決めても戻せないことが多いなら、なくしがちな物を入れる専用ボックスを1エリアにつき1つ用意。そこに戻すくせだけつければ、探す場所が限られるのでラクですよ!

「学校からのプリント類。しまったつもりが朝、見つからなくて焦る!」

Kさん(広島県 41歳)
プリント類はファイルで分けて保管するつもりが、一時置きラックに入れてそのまま放置しがち。朝から紙の山をガサゴソしちゃう~。

ラックで分けたり。

ファイリングしたり。

何でもかんでもツッコむのはNG!1カ月に1回は古い物から処分しよう

このタイプの人は収納グッズに納めると安心して「整理する」ことを忘れがち。物がたまると探し物が増えるので「月初に前月のプリントを処分」などルールを設けて不要品を捨てる習慣をつけて。

TYPE2 よかれと思ってしまい込み族

3つ以上当てはまったらこのタイプ
□ どちらかといえば心配性だ
□ 物を大切にしたいと思っている
□ 必要なとき、すぐ使えるって大事だ
□ 「いい」と思った収納テクはすぐ取り入れる
□ 探し物が念入りにしまった場所からよく出てくる

「あとで作業しやすいよう、ここにはさんでおこう」など先を読んで行動したつもりが、しまい場所を忘れて困り果てるパターンに陥りがち。

「へそくりを入れていた財布を紛失(汗)!しっかりバッグに入れたはずなのに……」

ぴーちゃんさん(宮崎県 35歳)
帰省時に財布をバッグにしまった記憶はあるのにそのあとがさっぱり。3カ月探してあきらめたころ、なぜか写真をしまう箱から出現。こびとさんが置いたのかな??

なぜか写真を保管している箱から発見。

「大切な母子手帳、ちゃんとしまったのに、ない!なんで~!?」

ゆっけさん(大阪府 41歳)
息子の予防接種で母子手帳がいるのに見つからずてんやわんや!再発行の手続きをしようとあきらめた瞬間「あっ育児ノートを書くときに使ったわ」と思い出し、ノートの間から発見。あぁよかった!!!

2時間、探し続けてやっと発見!

「洗剤の詰め替え用ストック、高~い場所にしまっちゃうからいざというとき、必ず見つからないっ」

(ゆっけさん)
「今すぐ使わないから」と思って棚の上のほうに保管。でも使うころには、収納場所は忘却のかなた。絶対探しちゃうんです~。

そういえばここに置いたっけ(汗)。

「買ったはずの調味料が不思議とない!また同じ物を買うハメに……」

(ぴーちゃんさん)
ポン酢やらめんつゆやらを買った記憶はうっすら残っていて、冷蔵庫やパントリーをガサゴソ。だけど結局見つからず、また買っちゃうんですよね。

しまった場所を忘れることはプロでもあります(笑)。だからこそ、「定位置」以外に置くのは避けて!

私もふだんと違う場所に保管したのを忘れて慌てた経験が……。記憶が抜け落ちることはだれにでもあるもの。「忘れないから大丈夫」と自分を過信せず、必ず同じ場所にしまうほうが時間のロスを防げますよ。

TYPE3 思考がとっ散らかって埋没族

3つ以上当てはまったらこのタイプ
□ 忙しいのでいろいろ効率よく回したい
□ 片づけ始めても気づくと違うことをしている
□ 人の話を聞きながらよく別のことを考えてしまう
□ 収納グッズは形も色もバラバラ
□ 探し物をしていて何を探していたかよく忘れる

効率重視で同時進行であれこれやろうとするあまり注意散漫に。別のことを考えながら無意識に物を置いてしまい、探し物が頻出するタイプ。

「出かける直前にいっっっつもエコバッグを探してバタバタ!探すだけで疲れちゃう~(涙)!」

えだまめさん(埼玉県 48歳)
慌てん坊で物をポンポン置くくせがある私。外出直前にエコバッグと自転車のカギと読みかけの本を探しまくるのがルーティン化してます(涙)。

自分の机に置いた記憶なーし。

「いつの間にかスマホが旅に出ます。ほぼ毎日、捜索するハメに……」

おしゅりさん(東京都 31歳)
夕食後スマホを見ようと思うとたいていの場合ない!充電器、棚上、ダイニングテーブル、玄関など、私も捜索の旅に出ることに……。

スマホ発見現場たち。

月末30分でもいいから、捨てることに集中して視界に入る情報量を減らそう

思考がとっ散らかるタイプは、目から入る情報を減らすことが大切。物を減らすと視覚的な情報量が減って脳が落ち着き、なくし物が減るはず。月末など月1回でいいから定期的に「集中」して不要品を捨ててみて。

「あれこれ考えながら家事をしてたら、無意識に物を置いちゃって行方不明に。忙しいのに、探し物が多い自分にさらにイライラ!」

yucchyさん(東京都 41歳)
「忙しいから同時進行で効率よく動きたい!」と思いながら、知らぬ間にちょい置きして探し物に時間を割くハメに。「全然効率よくないわー」と1人ツッコミする日々です。

探しまくったら自転車に差しっ放しだったカギ……。

何かする前に大きく深呼吸を!一つ一つの行動に集中するだけで探し物は減るはずです

あれこれやろうと焦ると呼吸が浅くなり、テンパることで物を置き忘れてしまいがち。外出前や帰宅後など行動の区切りで深呼吸して心を落ち着けて。「1つの行動に集中しよう」と意識するだけでも違いますよ。

TYPE4 自分の収納力を信じすぎ族

3つ以上当てはまったらこのタイプ
□ 若いころから片づけは好きなほう
□ 物をなくすのは自分ではなく、家族のせいだ
□ 「ここにしまいたい」という自分ルールがある
□ 収納をいろいろ変えてみるのが好き
□ 探し物は割とすぐ見つかるが、頻度が高い

「収納が好きだし頑張ってる」と自分に自信あり。でも実は家族も自分も出し入れしづらいことが。探し物の原因は自分のしまい方かも!?

「エアコンのリモコン、夫がいつも違う場所に置くからすぐなくなります」

にこにこさん(東京都 51歳)
私は置く場所を決めてるのに、夫がソファやテーブルなど座った場所でリモコンを使ってほったらかしに。いい加減ちゃんと戻して~!

毛布の下から出てきた!!

「テレビのリモコンは、テーブル上が定位置なのにだれも元に戻してくれません(涙)」

たまさん(茨城県 40歳)
リモコン置き場を決めて「ここに戻してね」と家族に伝えても戻してくれず、毎日あちこち探すことに。家族も守ってくれる方法、ありませんか?

ソファの下から出てきた!!

探し物がよく見つかる場所が、実はベストな定位置なのかも!?家族に合わせて場所を考えてみて

探し物がよく出てくる場所や放置されている場所の近くが、実は家族がしまいやすい「わが家のベストポジション」かも。「これは○○に置くべき」と決め込まず、家族に寄り添って発想を変えてみて。

「子どものお薬、3カ所に分けてしっかりしまってるけど、なぜか毎日全部の場所をガサゴソ……!」

はらす嫁さん(埼玉県 31歳)
子ども用の薬が大量にあり、ちゃんとしまいたくて3カ所に分けて収納するものの、実は毎回「あの薬どこだっけ?」と探しています(汗)。

同じ種類の物は、「使う場所」と「使う人」で分けると迷いませんよ

薬なら、水がいるのみ薬はキッチンで、塗り薬は洗面所やダイニングで保管するのがおすすめ。どこでだれが使うかを考えて置き場所を決めてから、種類別に分けて収納するのが、探し物を減らすコツ。

参照:『サンキュ!』2022年4月号「物を探さない家」より。掲載している情報は2022年2月現在のものです。撮影/ほぼ毎日探し物をしている皆さん 監修/中山真由美 構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部

 
 

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