リラックスできないリビングには共通の“違和感”がある!?お片づけのプロが解説
2022/05/21
アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する「美部屋(掃除・片付け)コンサルタント」の山口奈穗子さんは、ときおり“違和感”を覚えるリビングに会うことがあるそうです。
今回は、そんな“リビングの違和感”について解説してもらいました。
リビングは何をするのも自由!でも、自由すぎると……
リビングルームは、家の中で一番便利な場所であるべきでしょう。家族みんなが集まり、お客さんをお通しする場合もありますね。
リビングルームで何をするのも自由です!でも自由すぎて、本来のリビングの役割を果たせていないのでは?と違和感を覚えるケースもあります。
これから、その理由を紹介していきましょう。
リビングは多用途すぎてもいけない!?
何をするのも自由なリビング。ご家庭によっては、リビングを
・勉強する
・仕事をする
・子どもを遊ばせる
など、複数用途の場として利用するケースも少なくありません。
さらには
・食事をする
・着替える
・寝る
・メイクをする
・洗濯物をたたむ
など、生活のあらゆることをリビングで行うご家庭もあります。
このように多くの役割をリビングルームに頼ることは悪いことではありません。しかし、複数の役割に利用する弊害として、ものが増えやすく、つねに散らかっている状態になりやすいのです。
結果、主目的である「家族がくつろぐ」「お客さまを呼ぶ」ということが難しくなってしまいます。
リビングルームでは何をするのも自由ですが、「共有の場」という役割を意識することが大切です。個人の物をリビングに持ち込む場合は、量を限定するように心がけてみましょう。
リビングに座るところがない!?
リビングのインテリアや配置はご家庭によってさまざま。しかし、座る場所が見当たらないような状態は考えものです。とくに、座れない理由が以下のようなものだったら、インテリアや配置、ものの量をちゃんと見直す必要があるでしょう。
・椅子やソファの上にものがいろいろ乗っていて、座ることができない
・家族全員で食事をすることがないので、椅子の数が少ない
・椅子はあるが、テーブルの上にスペースがない
・来客をまったく想定していない
ものばかりが場所を取っていて、人の居場所が見当たらないリビングは、やはりちょっと違和感があります。
「住」という字は、「人」が「主」と書きますよね。「もの」が「主」にならないよう、心がけたいものです。