片付けのプロが教える!キレイな家はココが整っている
2024/05/01
キレイで整った家に憧れるけれども、いそがしい毎日のなかでは、とてもすべてをやりきることができない。そんな悩みをお持ちのかたは少なくないでしょう。
そこで今回は、アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフに、「ココだけ片づけておけば整って見えます!」というポイントを教えてもらいました。
- ポイント1:床には家具とラグ以外のモノは置かないようにしましょう
- ポイント2:テーブルの上に置くものは最低限に
- ポイント3:洗濯物や脱いだものはリビングに置かない
- ポイント4:玄関の靴は1人1足までしか出さない
ポイント1:床には家具とラグ以外のモノは置かないようにしましょう
どんなにキレイなおうちでも、床にモノが散らかっていたらそれだけで台なし。逆に言えば、床にモノがなければ、ちょとくらい汚れていてもスッキリ見えるということ。まずは「置かない」ことを意識してみましょう。
……と、簡単に言ってみましたが、実際にやるとなると意外と大変です。そこでおすすめしたいのが、「収納つきのスツール」活用です。
子どものおもちゃや小物など、散らばりがちなものをとりあえず放り込んでフタをしてしまえば、完全に見えなくなるので、あっという間にスッキリします。椅子が置いてあっても、散らかった印象は受けませんよね。
また、収納つきスツールは家のいろいろなところでも使えます。たとえば、玄関に置いてスリッパや外で使う物を入れたり、リビングに置いて雑誌やおもちゃなどをさっと片づけたり、書斎や勉強部屋に置いてプリントなどの一時置きにしたり、キッチンの近くに置いて飲料や食品のストックにしたり、寝室に置いてパジャマをさっと片づけたり……複数個用意してもいいかもしれません。
●どうしても床に置きたいなら専用スペースを
リビングのような広い空間では「スツールじゃ収まりきらない!」というケースもあるかもしれません。そんなときは、ルールを設けて床置きをしましょう。
例えば、芝生を連想させるようなグリーンのラグを部屋の一部に置いて、その場所だけは一時的に置きっぱなしでも大丈夫、としてみる。芝生の上に寝っころがっているイメージで、ちょっとした自由空間ということにしてみるのはいかがでしょう。
ポイント2:テーブルの上に置くものは最低限に
床同様に、テーブルの上もモノがごちゃごちゃと置かれがちな場所。ここも同様に「置かない」ことを心がけるだけで、部屋全体の印象が変わるでしょう。
これを実践・継続させるために、テーブルの近くに家族の人数分の引き出しがあると便利です。1人につき、1つの引き出しを割り当てて、テーブルに置いたままにしがちな郵便物や、読み物、薬などを自分の引き出しに入れておく。これなら片づける場所が明確なので、家族にもお願いしやすいと思いますし、子どもにとっても簡単な作業です。職場にあるロッカーみたいな役割ですね。
リモコンやティッシュなどをテーブルの上に置く場合は、ランチョンマットを1枚敷いて、その上にティッシュとリモコンをまとめて置くと、スッキリします。ランチョンマットの代わりに、大皿を使うのもおすすめ。分散していると散らかって見えるので、テーブルの上に「島」をつくってまとめるイメージです。
ポイント3:洗濯物や脱いだものはリビングに置かない
干した洗濯物を取り込んだあとそのまま放置、たたみ終わった衣類をそのまま放置……というのはやりがちです。そうしないためにも、洗濯に関わる作業では「リビングを通過する」ことを意識しましょう。
干してあるところから、リビングを通り越して一気にタンスのある部屋まで運びます。これで、リビングに散らかることはなくなります。そして、1枚たたむごとに、床には置かず即、タンスにしまいます。すぐ近くにタンスがあるので、そんなに手間ではないはず。
そもそもたたむのが面倒という場合は、「靴下の引き出し」「パンツの引き出し」など、1アイテムごとに引き出しを用意して、そこにポイポイ入れるだけでOK。また、シャツ類はハンガーから取り外さずに、そのままかけて収納するのがおすすめ。ハンガーのままかけておけば、Vネックなのかラウンドネックなのかすぐわかりますし、長袖なのか半袖なのかスリーブレスなのかも一目瞭然です。最近はツルツルした素材でたたみにくいシャツが多かったりしますし、何よりたたむ手間が一気に楽になりますよ。
ポイント4:玄関の靴は1人1足までしか出さない
玄関は家の顔。ほかがどんなにキレイで整っていても、ここが散らかっていたらすべて台なしです。整えるルールはいたってシンプル。玄関に出しておく靴は、1人1足を心がけるようにしましょう。
靴箱がちゃんと整頓されていれば、それほど難しくないはず。なので、気がつくとたくさんの靴が出てしまっているかたは、靴箱の環境をチェックしましょう。靴の「入れ方」を見直し、場合によっては靴の数を絞ることも検討。また意外と多いのが、靴以外の物が靴箱に入っているケース。それを移動するだけで、だいぶ整理されるはずですよ。