狭い団地&フルタイム勤務でも片づいててワクワクが止まらない家のヒミツ
2020/07/21
家が狭くても、時間がなくても、家族みんなが片づけやすい工夫を詰め込めば、個人のスペースだってばっちり確保できちゃいます!子どもたちも、自分のことは自分でできるように。ワクワク&楽しく片づけできる秘訣をご紹介します。
<教えてくれた人>
めむさん(福島県 39歳)
長男(小6)、二男(小4)を育てるシングルマザー。介護職員として働く。家族3人が楽しく自分のスペースを片づけられる家造りをした。インスタグラムはtata_ryuryu_meme
◎HOUSE DATA◎
築37年/3DK(62平米)/団地
私も子どもたちも自然と片づけたくなる工夫を詰め込みました
外出自粛期間中だった4月、学校に行けない子どもたちも、感染の不安と闘いながら外で働くめむさんもイライラが募り、口げんかが絶えず部屋も散らかり放題に。「それまでは何をするにも3人一緒に同じ部屋で過ごしていたんですが、1人になれる時間が欲しくて、狭いながらも机や寝床を分けて、私と子どものスペースをそれぞれつくることに。子どもたちのスペースは兄弟で協力できるよう家具を共有させたり、手の届きやすい低めの収納にするなど自然と片づけやすい工夫を詰め込んだら、"自分のことは自分で"が浸透。私も自分の物だけ管理すればいいのでラクになったし、久しぶりに"自分専用の場所"ができたワクワク感でいっぱいに。おかげで私が考えたり指示したりしなくても、みんなが楽しく片づけられるようになりました」。
子どもと私のスペースを分けた
それぞれ自分の物だけを自分のスペースに収納。どこに何があるかわかりやすくなり、物探しのストレスもゼロに。
机を並べて「2人だけの秘密基地」に
机は勉強だけでなく、2人でお絵描きしたり漫画を読んだりする楽しい秘密基地。引き出しや棚は共有して大切なおもちゃを収納。長男が片づけると二男もまねして片づけるので、机の上はいつもスッキリ。
子どもの手が届く高さに身支度コーナーをつくった
低めのラックを2人の身支度コーナーに設置して、帰宅後の散らかりを防止。図書室で借りた本を入れるボックスや、翌日用の持ち物を置けるフリースペースもあるから学校の準備も自分でできるように。
押し入れを私専用の机にした
押し入れにラックを置いてファイルボックスを並べたら、たちまち作業机に。ここに自分の物をすべて収納したので、必要なとき、すぐに取り出せます。「家計簿をつけたり、本を読んだりする1人の時間が楽しい」。
10年以上ぶりに私1人で寝ることに
子どもたちと別々に寝始めたら小6の長男に自立心が芽生え、進んでふとんを上げ下ろしするように。長男が片づけると小4の二男もまねする好循環で、忙しい朝がぐんとラクになりました。
平日着る服はすべてハンガーラックに
服は数をしぼってワンシーズンで着倒すのがマイルール。全部ハンガーに掛けたままなら、たたむ&しまう手間が不要に。服がひと目で見わたせるから、平日の忙しい朝もさっと服を選んで身支度できます。
寝る前だけリセット
翌朝気持ちよくスタートしたいから、夜のリセットを習慣に。「リビングはみんなの憩いの場だから、片づいているとホッとします」。
寝る前に全員でリビングを3分リセット
寝る前にリビングに散らかった物はそれぞれが自分のスペースに持ち帰り、「この部屋だけはキレイに」を家族で徹底。みんなで片づければ3分で完了するから、すんなり習慣に。
子どもに頼った
「片づくとこんなに気持ちいい」ことを知った子どもたち。今では進んで家事を手伝ってくれる頼もしい味方に。
留守番中のお願い事は壁のメモに
子どもたちへお願い事があるときは「宅配便を受け取って」などと連絡メモに記入。さらに文房具のストックが切れたときはチェックリストに書いておいてもらえば、買い忘れなく安心。
除菌グッズとマスクは玄関に
外出時は布マスクにマスク用スプレーをかけ、帰宅時も空間除菌スプレーを服や靴にひと吹き。玄関にあれば使い忘れなし。
参照:『サンキュ!』2020年8月号「片づけは考えなければうまくいく」より。掲載している情報は2020年6月現在のものです。撮影/めむ 構成・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部
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