予約のとれないカリスマ家政婦seaさんの「これだけやればいい!」お片づけ川柳
2020/09/26
片づけに追われて心身ともにヘトヘトになっていませんか?そんなに頑張らなくても、できることだけやればいいんです。6000軒を救ってきた片づけのプロ、カリスマ家政婦seaさんが、アドバイスをお伝えします。
<教えてくれた人>
家族の片づけコンサルタントseaさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」で、"予約の取れない家政婦"として活躍中。物を捨てなくても片づくメソッドなどが大人気。著書に『タスカジseaさんの「リセット5分」の収納術』(主婦と生活社)。
片づけは100点が必須じゃない。一瞬だけでも70点取れればいいんです
インスタで部屋を公開している家だって、散らかっているときはあります。家族が生活している空間を100点満点に片づけようと思うこと自体が、そもそも無理なんです。できないからと自分を責める必要はありません。100点ではなく70点で充分。しかも常に70点ではなく、「寝る前」など 1日のうちのあるタイミングだけは70点で、ほかは40点でもよし。70点で気分よく過ごせる部屋にするには、"途中経過の置き場所"をつくること。例えば、脱いだ服をクローゼットまで持って行けないときはこのかごに入れる。おもちゃは、子どもが起きている間はプレイマットの上なら出しっ放しでもOKなど。要は散らかっていても、気になりにくくすればいいんです。
「いただきます」の 前だけキレイを めざせばいい【ダイニングテーブル】
ダイニングテーブルは子どもが宿題をしたり、ママの家事スペースになったりと物が散らかりやすい場所。ふだんは大目に見て、食事の前だけリセットすればOKにしましょう。家族の私物を入れるボックスを用意して、食事の前にテーブルの上の物を一時避難。家族を巻き込んで、自分の物は自分で片づけるように。テーブルの近くやカウンター下にカラーボックスをセットして私物ボックスの置き場所にすれば、最短移動でササッと片づきます。
朝、靴を 出したら昨日の 靴しまう【玄関】
今日はいていた靴をそのままげた箱にしまうのは抵抗があるものです。風を通すために、一晩、たたきの上に出しておくのはOK。ただし翌日、違う靴を出してはく場合は、昨日はいた靴をしまって。靴を出して空いたスペースにしまえばいいので簡単です。靴を1足出すときは、1足しまうルールにすれば、たたきに出しっ放しの靴がむやみに増えません。また、げた箱の棚板を人別に分けると、自分の靴を管理しやすくなりますよ。
目線より 上に小物は 要警戒!【冷蔵庫】
冷蔵庫を開けたとき目線より上に位置する段は、目が行き届きにくいものです。ここに小さな物を置くと、使い忘れの原因になるので避けましょう。私は保存袋に入れた粉類を置いていますが、ほかにもビールやペットボトル飲料など大物を置くのが〇。また「賞味期限切れの物があるのはうすうすわかっていても、処分するのがおっくう」という人は、日にちを決めて冷蔵庫内を一斉チェックするのがおすすめ。まとめて処分すれば達成感があります!
ちょい置きを やめられなければ せめて箱【キッチンカウンター】
カウンターは物を置きやすい場所なので、ほうっておくとどんどん占領されます。のみ薬、ハンドクリーム、綿棒……など、ここにあると便利な物は置いてOK。ただし「今使っている物」限定です。例えば「今はもうのんでいない薬」はほかの場所に移動させて。またカウンターにじか置きするのもNG。こまごました物を入れる箱かかごをつくり、カウンターに置いていいのは、そこに入る分だけ。入り切らなくなったからと、箱を増やすのはやめましょう。
洗面台 個人の物は 置きません【洗面所】
洗面台に出しっ放しにしていいのは、ハンドソープ、歯ブラシ、歯磨きチューブなど家族共有で使う物だけが基本。コスメグッズ、ヘアケア用品、コンタクトレンズなど個人ユースの物は自分専用の箱やかごに入れて。ただしここでも入れるのは「毎日」使う物だけです。洗面台に余裕があれば、出しておいてもいいし、スペースがなければ鏡裏や引き出しに収納します。いずれにしても洗面台にじか置きはNG。これだけで70点がキープできるんです。
参照:『サンキュ!』2020年10月号「片づけは今できることだけやればいい」より。掲載している情報は2020年8月現在のものです。監修/sea(タスカジ) 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部
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