どんどん手放してスッキリ暮らす!驚きの『捨て基準』とは?
2020/12/04
子どもが3人いても、物を減らしてスッキリ暮らす人がいます。いつかは永遠にこない!物量をセーブして快適な生活を送るために必要なのは、自分の基準でした。どうしたら迷いなく物と決別できるのか、その捨て基準をご紹介します。
<教えてくれた人>
_kayo_さん(埼玉県 34歳)
夫、長男(12歳)、二男(11歳)、長女(5歳)の5人家族。北欧風シンプルライフを発信するインスタグラムが人気。@muno_home
◎HOUSE DATA◎
築18年/分譲マンション/3LDK(78平米)
子どもが3人いても「いつか使う」の考えを捨てたら、物量をセーブできました
以前は、物があふれる家に暮らしていたkayoさん。「家族が多いから、物は増える一方。子どもたちの物は1つずつ思い入れがあるから、もう使わないベビーカーも捨てられなかった。でも、引っ越しを機に、『物を減らして快適に暮らしたい!』と考えたら、自然に"私の捨て基準"ができました」。その基準は、「今、使わないなら捨てる」「収納スペースに入らない分は捨てる」「暮らしていて不快に感じたら捨てる」と、シンプル。「基準があれば、迷わず手放せるから、忙しくても無理なく物量をセーブできます!」。
捨て基準1 「今」使わない物は捨てる
これから先必要か否かを考えると、捨ててよいのか悩ましいもの。でも、「今、必要か?」を考えれば判断しやすい!
「今」必要じゃないから、ストックは置かない
今いらない物のためにスペースを使うのはもったいなさすぎる!だから、いらない物は捨てて、ストックは持たないルールに。自然と残量に敏感になり、「買い忘れて困ったことはありません!」。
カトラリーは家族の分だけ
カトラリーや食器は、毎日使う家族の分+2~3組だけに厳選。「ゲストにはふだんの食器を使えばいいし、子どもの友達なら割り箸や紙皿で充分」。
飾るのは、処分しやすい生花
どうしても必要なわけじゃないのに、飾ると掃除が大変な雑貨。そこで、雑貨は処分して、季節感を楽しめる生花を飾ることに。枯れたら捨てればいいから気がラク。
収納の奥にずっとある物は、My審査で捨てる
収納の奥で書類や文房具など死蔵品を見つけたら、処分のチャンス!My審査基準に照らし合わせて捨てるかジャッジし、1つでも当てはまればゴミ箱へ。
My審査基準
□持っていることを忘れていた
□要・不要の判断も面倒だ
□使う予定が思いつかない
常に部屋に合うかどうか考えていると、捨てる物がわかる
好きな物に囲まれていると、たとえ、店で気に入った物を見つけても、「うちには合わないな」と想像したら、あきらめられる!
捨て基準2 収納スペースに入らない分は捨てる
物を置いていいスペースをあらかじめ決めておき、あふれた分は迷わず処分。物の量を上手にコントロールできるようになる!
小さなおもちゃはふたが閉まる分だけ収納
お菓子のおまけなど小さいおもちゃは、ふたつきのボックスに収納。「ここに入るだけ」と約束しておき、ふたが閉まらなくなったら子どもと見直します。
教科書は1年分だけ残して処分
机まわりの物を増やさないように、教科書は前の学年の1年分だけ残して捨てることに。「捨てて困ったことはないですね」。
プリントは1人1ファイルに収納。確認後はどんどん処分
学校からのお便りは、1人ずつファイルを分けて収納。あふれたら処分するのを習慣にしたら、必要以上にたまらないし予定の確認漏れもない!
診察券も1人1ファイル!
子ども服は色数を抑えて1人3段まで
子ども服はシンプルで汚れにくい黒やグレーを厳選。「色みをそろえれば組み合わせやすく、少ない数でも着回せます」。引き出しを、夏、冬、ユニホームなどのイレギュラーに分け、ここに収まるだけ持つことに。
夏
冬
イレギュラー
捨て基準3 生活していて不快に感じたら捨てる
あるだけ、見ているだけでモヤモヤしてきたら、それは捨てどきということ。さっさと捨てて、あ~スッキリ!
ほこりと手間を生むマットは敷かない
「敷くと、洗濯や掃除が面倒になるマット類は1枚も持ちません。敷かないほうが部屋はスッキリし、広く見えますね」。
子どもの作品は共有スペースからの死角に飾る
「作品をどこに飾ればインテリアと合うか考えるのって、結構面倒。だから、あえてリビングから見えない場所に飾ることに」。持ち帰るたびに新旧を入れ替えし、お気に入り以外は処分。
おもちゃの箱は買ったらすぐに処分
おもちゃの外箱は、かさばるし派手な色が部屋の雰囲気をそこねるので、中身を出したら即廃棄。箱から出せばコンパクトになり、分類もしやすい。
中身の写真を貼れば迷わない!
子どもが片づけしやすいように、収納ボックスにおもちゃの写真を貼付。組み立て式なら、完成品を貼っておけば外箱がなくても問題なし。
水まわりは、置かない収納で掃除の手間も捨てた
においやヌメリをもとから断つように、水まわりは吸盤やフックを活用して浮かせる収納が鉄則。水ぎれがよく、いつも清潔!
洗面台も。
キッチンも。
お風呂場も。
※18年『サンキュ!』掲載当時の情報です。
参照:『サンキュ!』2020年12月号「別冊:捨て方辞典」より。掲載している情報は2020年10月現在のものです。撮影/林ひろし 編集/サンキュ!編集部
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