整理のプロが教える!玄関に置かないほうがいいモノ・置かなくてもいいモノ
2020/12/14
やりたくなる片づけ、毎日の片づけを楽しく続けるためにできることをいつも考えている整理収納アドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの渡部夏代です。
これらがあるとせっかくの素敵な玄関も台無しに!玄関に置かない方がいいモノと、当たり前と思って玄関に置いているけれど、実は玄関に置かなくてもいいかもしれないものをご紹介します。
玄関に置かない方がいいモノ
1.資源回収に出す予定のダンボール
「明日必ず出す!」
と、はっきり決めているならひと晩限定で置いても良いかもしれません。
しかし、そうではなく「そのうち…」と言って溜めておく場所にするのはNGです。
とにかく見た目が悪いです。
ダンボールを置いておくとその周りにゴミや砂汚れも溜まりやすくなります。
ダンボール以外にも雑誌やペットボトルなどもです。
玄関ではなく、別の場所に置くようにようにすることをおすすめします。
2.ゴルフバッグなどのスポーツ用具
玄関に大きな収納があってそこに入れておくのは良いかもしれませんが、見えるところに置くのはおすすめしません。
雑多な印象になりますし、特に毎日使うモノでなければ邪魔になってしまいます。
3.買った物、あるいは郵便物やチラシ
その日買ったモノ、あるいは郵便物やチラシなどは要注意。
靴を脱ぐタイミングで、玄関のカウンターなどにポイっと置いて、ついそのままになってしまいがちです。
家に入ってきたらすぐに処理する習慣を付けて、玄関に放置ということが起こらないようにします。
玄関に置かなくてもいいモノ
玄関に置いてもいいけど、置かなくてもいいモノもあるんです。
収納力が低いなら「玄関で使うモノ」と「外に持っていくモノ」は別ものと考えてみる。
あるいは、「靴に関係するモノではあるけれど、玄関では使わないモノは別の場所に置く」というのもひとつの方法です。
1.外に持って行くモノ
置かなくてもいいモノの1つに外に持っていくモノがあります。
例えば、折りたたみ傘です。
折りたたみ傘は玄関に置いている方も多いと思います。とても理にかなっている置き場所です。
ただ、折りたたみ傘は、雨の予報が出ているけどまだ降っていない時の外出に、バッグの中に入れて持っていくことが多いのではないでしょうか?玄関で使うモノではありません。
と考えると、収納が少ない場合は他の場所で保管しても良いという考え方もあります。
お子さんが外で遊ぶ時に使うおもちゃも同じように考えることができます。
2.靴に関連するけれど玄関で使わないモノ
次に玄関に置かなくてもいいモノとして、靴に関連するけれど玄関では使用しないモノがあげられます。
靴磨きセットを下駄箱に収納している方が多いと思います。私もそうです。その場合は、玄関で靴磨きをするのが何かと合理的です。
しかし、「収納が少ない」なおかつ「靴磨きをする場所は玄関ではない」ということであれば、下駄箱じゃなくても良い場合もあります。
靴磨きの道具、私も下駄箱に入れておりますが、冬にブーツの手入れをする時、玄関だと寒いのでリビングに新聞を広げて手入れをすることもあります。この場合、使う場所はリビングなので、靴磨きの道具はリビングでも良いという考え方もアリですよ。
自分に合った玄関の使い方をしよう
今回ご紹介した例のように、正解は1つではありません。
もしかすると、「えー、そんなのあり得ない!」と思う方もいるかもしれません。
大切なのは、自分あるいは家族が「その空間をどんな風に使いたいか?」です。
少ない収納を効率良く使いたい場合は、そこに置くモノを厳選する必要に迫られます。
そんな時、優先順位を付けて「玄関で使うモノ」や「外に持っていくモノ」「靴に関わるモノだけど玄関で使わないモノ」など、自分の使い方に応じて分けて考えてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いたのは…渡部夏代
札幌に住む整理収納アドバイザー。
子どもの頃から片づけが好きでした。自分の部屋の模様替えを何度も行った子ども時代を過ごしました。大人になって家庭を持つようになってからも片づけ好きは変わらず。
子育てしながら、だんだんと増えていくモノとどう向き合っていくか試行錯誤を繰り返しました。整理収納アドバイザーという資格があることを知り、「まさに自分のためにある資格だ!」と飛びついて資格を取得し、現在に至ります。
※ご紹介した内容は個人の感想です。