“見栄”を捨てたらお金が貯まった☆白書
2016/04/22
「がんばって生きているのに、なぜかお金が貯まらない!」と感じていたら、
気づかないうちに、見栄を張っているのかもしれません。
事実、お金のプロのところに来る相談者は、お金だけでなく、家事や仕事、人間関係など、暮らし自体にストレスを感じていて、
しかもそれに気づいてないことが多いのだそうです。
そして、暮らしを整えることで、お金の問題が解決していく人も多いのだそうです。
そこで、理想を求めて、知らないうちに張っていた“見栄(=隠れストレス)”に気づいたら、家計も気持ちも豊かになった☆
という人の、リアル・ストーリーを紹介します!
あなたが気づかないうちに張っている“見栄”に気づく、ヒントになるかもしれません。
「頑張りレジャーをやめました!」Y・Rさん(神奈川県・30歳)
「小さい子ども連れのお出かけは、早い時間に出かけて早めに帰って、夕飯の準備もちゃんとするもの」と思っていたので、いつも午前中に出発して、お昼は外食していたんです。
でも、夫と子ども3人だとランチでも1回約3000円。しかも、フードコートは席の奪い合いも激しく、満席だと仕方なくお高いお店に入るハメにもなっていて、
そんな出費がストレスでした。
そんなある日「別に遠出しているわけじゃないんだから、午後から出発しても充分なのでは?」と気づいたんです。
実際、午後からでも充分なうえ、子どものお昼寝タイムともかぶるので、その間に夫婦でゆっくり買い物できて、すっごくラクになりました☆
今は浮いたお昼代で特別な日に夜の外食に行くようにし、貯蓄額もアップしました!
「子どものおやつは絶対手作り!をやめました」I・Hさん(三重県・31歳)
子どものおやつは絶対手作りがいいとかたくなに信じていたんです。でも作るたびにレシピの材料を買いそろえていたら毎回材料が余って、使い切れずにダメにしてしまってました。しかも、何を作ろう?と考えるのもストレスになってきて・・・。
子どもが幼稚園に入るころから、「雨の日を子どもと一緒におやつを作る日」をし、それ以外の日は市販のおやつでもよし!としたんです。
すると、子どもが雨の日を喜んでくれたり、自分では手作りしてあげている満足感も得られるし、自然と以前のように作るたびに材料を買い足すのではなく足りない材料は代用することもできるようになって材料が余る悩みもなくなり、いいことづくめ。
今では子どもが3人に増えたけど、おやつをすべて手作りしていたときより月5000円近く浮くようになりました!
「理想のママ像を求めすぎるのやめました」I・Kさん(三重県・32歳)
もともとが、洋服やコスメや旅行も大好きな行動派だったので、子どもが生まれた途端、どこにも行けない! 買い物できない! という状況に、今までの私じゃなくなってしまうような気持ちになったんです。でも「せっかく子どもが生まれたんだから家のなかもかわいくしなきゃ」と、雑貨や子ども服、食器セットなどをせっせとネットで買ったり、出かければ「次はいつ出かけられるかわからないから今のうちに!」と買い物する日々。
が、あるとき貯蓄を崩して浪費していることに気づいたんです。時間がないという焦りのなかで、理想のママ像や子どもとの生活を求めるのに必死で、オーバーヒートしていたのかも。身の回りを見渡せば、買って1年も経っていないのに「どうして買ったんだっけ?」と思うものがいくつも・・・。
そして「もう自分1人だけのお金じゃない」と目覚め、“見極めて買うこと”ができるように。今では“物”ではなく、旅行などの“体験”にお金を掛けたいと思うようになりました。子どもも2人に増え、フルタイムの仕事がパートになって収入が減ったけど、毎月きちんと貯蓄しながら、家族旅行も楽しめています。
見栄というのは他人に対してだけでなく、自分自身に張っていることもあります。
なんだか頑張りすぎて、オーバーヒートしているかも?と思ったら、
ちょっと立ち止まって、自分の中に隠れているこだわりやストレスを探してみてはいかがでしょう?
参照:『サンキュ!』4月号「ストレスに気づいたらお金が貯まり始めました」より一部抜粋 監修/横山光昭、写真/小林キユウ、取材・文/田谷峰子
『サンキュ!』最新号の詳細はこちら!