主婦が仕事を始めるなら今!その理由と就活が成功するポイントをプロが解説
2022/07/09
「そろそろ仕事を始めたい」「転職をしたい」……そんな人は、パートタイムの求人が増えている今がチャンス!主婦が活躍する職場の「生の声」を参考に、あなたに合う仕事を見つけてください。
<教えてくれた人>
ビースタイルメディア代表 小牟田斉美さん
年間約1000万人が利用している「しゅふJOB」を運営するビースタイルメディア代表。メディア露出も多い。
「しゅふJOB」はこんなサイトです。
主婦(夫)が働きやすい求人を多数掲載。ブランクOK、扶養内、30~50代活躍など、細かい条件検索も可能。
https://part.shufu-job.jp/
ブランクがあって不安……な人でも大丈夫!主婦が仕事を始めるなら今です
●なぜならパートタイムの求人が増えているから
コロナ禍で落ち込んだパートタイムの求人数が、21年5月ごろから右肩上がりに増加。今年に入って有効求人倍率(求職者1人に対して何件の求人があるか)は1.21倍になり、今後も増えることが予想されます。採用される年齢層も昔より10歳近く上がっているので、アラフォーでも働ける職場は多数!
【知っトク情報】むしろコロナ禍で増えた求人も!
在宅時間が長くなり家事や育児サービスの需要が増えたため、家事代行やベビーシッターなどの求人も増加。実は主婦でも始めやすいデリバリースタッフも新たな仕事として定着。
●なぜなら「主婦力」が必要とされているから
「仕事を休んでいる間は、家のことしかやってこなかった」と悲観することは一切なし。日々の家事や育児をこなすなかで、仕事で役立つさまざまなスキルが自然と身についています。料理や掃除の仕事をはじめ、子どもに関する仕事も多いので、自分の得意分野を発揮できるチャンス!
主婦にはこんな強みが!
日々の料理や掃除で身についた
◆家事力
◆段取り力
育児をしていて習得した
◆育成力
◆忍耐力
ママ友付き合いやPTAで培った
◆コミュ力
主婦の就活が成功するポイント教えます!
1 求人が多い介護や家事、子育て支援は狙い目
最近求人が多いのは、介護・福祉の分野。人手不足なので未経験でも採用されやすく、働きながら資格を取得できることも。また、調理や清掃、保育園や学童スタッフといった家事や育児が生かせる仕事も主婦には狙い目。一方、事務は求人数は安定しているものの競争率が高く、経験者が優遇される傾向に。
ご時世柄、通勤不要の仕事は増えてるの?
最近は会社宛ての電話を自宅で受けられる秘書的な仕事や、電話営業、事務、データ入力など、家にいながらできる仕事も増えています。
高収入が狙える職種って?
意外に時給が高いのは、家事代行やデリバリースタッフ。短時間勤務もできるので、集中して稼げます。英会話講師など、教育系も高収入。
2 条件は絞りすぎず、広い視野をもとう
勤務時間や勤務地、勤務日数など、条件を絞りすぎれば、該当する求人は少なくなります。職種なども限定しすぎずに探してみると、思ってもみなかった仕事に巡り合えることも。家事との両立を考えて家族に相談しながら、今一度条件を見直し、広い視野をもって就活するのが成功の秘訣!
「扶養の範囲内」って、どれくらい働けるの?
パート主婦の「扶養の範囲内」は、所得控除が受けられる103万円以内をさすことが多いですが、時給が1000円の場合は週4日、1日5時間働くと月収約8万円。年収にすると約96万円なので、扶養の範囲内になります。時給によってどれくらい働けるのか、事前に計算を!
3 ビジネスマナーを復習しておこう
応募するときは身だしなみや言葉遣いなど、社会人としての最低限のマナーを見直しましょう。特にブランクが長いと、採用する側も不安です。「この人なら仕事を任せても大丈夫」と思われる振る舞いが重要。
社会経験が少なく、ブランクが長い
→ 育児や家事をするうえで身についた「主婦力」をアピール
自分の要望ばかり主張する
→ 採用する側がどんな人材を欲しているか、耳を傾けて
面接に不適切な格好で行く
→ ラフすぎる格好は避け、シンプルで清潔感のある装いで
言葉遣いや履歴書がフランクすぎる
→ 話すときは丁寧に、気持ちを引きしめすぎるくらいが◎
4 落ちてもあきらめない!3つ以上は応募を
面接に受からないと落胆しますが、そこでめげないことが大切です。就職活動は、落ちるもの!人気がある求人ならなおさらのことです。3社くらい応募したいところを見つけて、自分に合う仕事を探しましょう。
※掲載された情報は、22年4月25日現在の情報です。情報は変わることがあります。
参照:『サンキュ!』2022年7月号「パートのお仕事図鑑」より。掲載している情報は2022年5月現在のものです。構成・文/草野舞友 編集/サンキュ!編集部