たった3つの「ムダ買い防止テク」で借金40万円から年200万円貯蓄へ大逆転!目からウロコの方法とは!?
2022/09/23
以前は借金してでも欲しい物を買いまくっていたという、Oさん。手元の現金貯金はほぼゼロ、年子の子育てで心のゆとりもなし、それでも家計を「逆転」できた秘密をご紹介します!たった3つのムダ買い防止テクがポイントでした。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Oさん(富山県 38歳)
夫(37歳)、長女(4歳)、長男(3歳)の4人家族。住まいは22年4月に完成したばかりの持ち家一戸建て。事務職のパートで週4~5日勤務中。
◎TOTAL MONEY DATA◎
夫月収(手取り) 30万円
妻月収(手取り) 約8万円
夫ボーナス(年間・手取り) 47万円
夫年収(手取り) 407万円
妻年収(手取り) 96万円
月貯蓄額 13万円
年貯蓄額 約200万円
総貯蓄額 約820万円
※夫独身時代から&子ども2人の教育費として積み立て中の貯蓄型保険含む
超浪費家だったOさんが生まれ変わったMY BESTムダ買い防止テク3
1 何か買ったら「すぐ書く」
以前は家計簿をつけるどころか、欲しい物は借金してでも買っていたOさん。「使ったお金を書き、自分の浪費を数字で見たらムダ買いが抑えられるように」。
2「捨てた物」を思い出す
買っても使わず捨ててしまったら、ゴミにお金を払ったのと同じ。「過去に捨てた物をリスト化して同じ失敗をしないよう、自分に喝!を入れてます」。
3「安さ」で買わない
以前は安く買う=節約と信じ、大量買いも当たり前。「値段やポイントを理由に買うのはやめ、本当に必要な物だけを購入。明らかに支出が減りました」。
Oさんの1カ月の家計表
<収入>
世帯月収(手取り) 38万円
<貯蓄>
先取り貯蓄 13万円
「貯蓄は触らないのがいちばん!給料が入ったらすぐ貯蓄専用口座に入金。ボーナスもほぼ全額を貯蓄します」。
<支出>
住居費 8万円
水道・光熱費 1万6000円
通信費(夫用スマホは無料期間中)3000円
車費(ローンとガソリン代) 2万円
保険料(貯蓄用除く) 7000円
食費 6万円
日用品費 1万円
レジャー費 1万円
子ども費(園は無料) 5000円
医療費 2000円
夫小遣い 1万円
妻小遣い(ランチ代、美容院代含む) 2万円
その他(コンタクトレンズ代など) 7000円
1 物を買ったら、その日のうちにすぐ書く
残金を書くよ
使った金額を予算の8万円から引き、「残りいくらか」を記入。「残り2万円を切ったら、引き締めに入ります!」。
自分へのツッコミも書くよ
「アイスかジュース、どっちかでよかった」など、少しでもムダに感じた支出には赤ペンでツッコミを。次に生かします。
「買ったら書かなきゃ」と思うと自然と買い物の回数が減った
100均で売ってるルーズリーフを使った"出金帳〞で、食費・日用品費・レジャー費の計8万円を管理。使ったら内容と金額、残金をひたすら記入します。「小さな出費のために書く手間を増やしたくないから、食材はまとめ買いが中心に。買い物が計画的になり、ちょこちょこ買いのムダが減りました!」。
スマホ決済も「お金が動いたら」即記入!
使ったお金はすぐ書きたい。カードとスマホ決済は支出を管理しやすいよう、1つずつに絞りました。「PayPayカードとPayPayを利用。買い物した日にすぐ出金帳に記入し、使途不明金をゼロに!」。
アプリを使って購入履歴をすぐチェック!
PayPayにはお金をチャージせず、『PayPayあと払い』で支払い。「PayPayカードで支払う形ですが、利用履歴がアプリに即時反映されます。タイムラグゼロで確認できてスッキリ!」。
チェックは仕事の休み時間に「5分でパパッ」を習慣に
レシートをためないので、出金帳を書くのは5分もかかりません。「バインダーはいつも持ち歩き、集計や見直しは職場の休憩時間に済ませることも。小まめに開く方が、気持ちも引き締まって効果的です」。
2 「あ、コレ欲しいかも~」と思ったら捨てた物を思い出す
スマホに「捨てた物リスト」を残しておくと、買う前に眺めるだけで冷静になれる
ToDoリストのアプリに、「喝!捨てた物」と題したリストを作成。「インスタの影響で衝動買いしやすいので、アプリのアイコンをホーム画面の隣同士に配置。それだけで、インスタを開く前に気が引き締まるんです」。
どんなにかわいくても子ども服は親が勝手に買わない
子ども2人ともこだわりが強く、気に入った服しか着てくれないそう。「タグが付いたままサイズアウトした服も。面倒でも子どもに選ばせた方がヘビロテしてくれて、断然コスパがいいと気づきました」。
着ないままサイズアウト。
今はワンシーズン1人10着だけ!
はやりのレシピも食材も、食べ切れなければただのロス。買う食材は一定に
玉ネギ、ニンジン、ミニトマト、えのきだけ、鮭、豚こま切れ肉、合いびき肉など同じ食材をリピ買い。「献立は子どもの好み中心で、ハンバーグや野菜炒め、オムレツなどをローテしてみんなで完食を目指します」。
冷蔵庫内の写真を撮ってから買い物に行くと食材ロスが激減
買い物前に冷蔵室、冷凍室をスマホでパシャパシャ撮影。「お店で在庫を確認でき、"うっかりのダブり買い"がなくなりました!」。
「1回捨てた物」は二度と買わない!ことで部屋もスッキリ
引っ越しで物や服、それをしまっていた収納用品を大量に処分。「新居では備え付けの収納場所以外に収納は作らないと決めたら、買い物が慎重に。広い空間が気持ちよく、物を置きたい気持ちも減♪」。
3 前はそれが節約だと思ってたけど……「安い」「お得」に近づかない
着ないとムダだから、服は使いやすい白とベージュに厳選!
以前は「安いしかわいい!」と派手な柄物もよく買ってましたが、手持ち服と合わせづらくて結局ムダに。「白かベージュ系でそろえたら、どの組み合わせでも大丈夫に。仕事着としても使えて大活躍」。
日用品も鮮度が大事!だから「封を開けてから次を買う」ルールに
なくなると困るトイレットペーパーとおむつ以外は、ストックを最小限に。「ずっと置きっ放しの日用品より、"買いたて"を使う方が気持ちいい。最後の1つの封を切ってから、次を買い足します」。
生協で買う食材は「時短アイテム」だけに絞る!
生協の宅配は月7000円予算。忙しい日用に、半調理済みの食材やカット野菜を毎週2、3個だけ購入します。「その週のお買い得品に誘惑されず、スーパーでの買い物とかぶってムダにすることもありません」。
歯ブラシ1本でも買うなら足を使って行く。手軽なネットは買い過ぎるから
日用品は通勤途中のドラッグストアで買い、ネットは使いません。「まとめ買いやポイントアップは得かもしれないけど、私はムダに買い過ぎてしまう。足りなくなった物をその都度買う方が出費を減らせました」。
バタバタしているときは買い物に行かない!だけで「安さ」に釣られなくなった
焦っているときの買い物は雑になりがち。「もともと買い物が好きなので、たとえスーパーでもゆっくり楽しみたい。時間にも自分にもゆとりがあるときに行く方が、セールに流されず必要な物を判断できます」。
店頭ではこの3つの言葉で自分ツッコミ!
「それ、値引き前の値段でも買う?」
50%オフ、70%オフに心動かされそうになったら、元の値段を想像。安さだけが理由なら買いません。
「それ、私が管理するんだよ?」
どんなに小さくても安くても、買えば管理の手間は増える。自分の時間と手間を取られてもいいか、じっくり自問。
「大好きな家に、入れてもいい?」
素敵な暮らしに憧れて買ったマイホームに、ムダな物を置きたくない。たいていの物は予選落ちします。
参照:『サンキュ!』2022年10月号「逆転家計スペシャル」より。掲載している情報は2022年8月現在のものです。撮影/大森忠明 構成/竹下美穂子 編集/サンキュ!編集部