給料は毎月使い果たし!生まれて初めて予算と予定を書いて0円→700万円貯まった方法を大公開

2023/10/20

大好きな外食や旅行で散財していたけど、生まれて初めて予算と予定を書いたら貯蓄0円から700万円まで貯められました!給料を毎月使い果たしていた家計がどうやって逆転したのか、その秘訣をご紹介します。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Tさん(兵庫県 37歳)
夫(45歳)、長男(7歳)、二男(5歳)の4人家族。住まいは1DK・賃貸マンション。2年前の引っ越しを機に保育士を退職して専業主婦になり、やりくりに一層力を入れている。

◎TOTAL MONEY DATA◎
世帯月収(手取り) 約32万円
世帯年収(手取り) 約389万円
月貯蓄額 6万円
年貯蓄額 72万円
総貯蓄額 700万円

見て見ぬ振りをやめたら"今あるお金"の中で楽しめるようになりました!

レジャー好きで、給料は毎月使い果たしていたTさん夫婦。長男出産後、残高0円の口座を見て初めて、"このままじゃヤバイ"と危機を感じました。

「まず、家計簿をつけてみたり教育費のことを調べたり、わが家に必要なお金に向き合いました。正直、現実を直視するのは怖かったけど、"お金がいくら必要か"だけではなく"いくらまでなら使っても大丈夫"とわかったことで、すごく安心できたんです」。今は予算や予定を立て、月々貯蓄をしながらも大好きなレジャーを家族で楽しめるようになりました!

給料は毎月使い果たしていたけど人生初、費目別予算を立てた

無計画にお金を使っていたら、月末はいつもカツカツ……。でも、費目別に予算を立てたら、必要な物を買いつつ貯蓄もできるように!

●Tさんが費目別予算を立てるまで
1.とりあえず家計簿をつけてみた
まずは、市販の家計簿に"買った物と金額"を書き出すことに。初めは大変だったけど、お金を意識するきっかけになりました。

2.生活するのにいくら必要かわかった
家計簿を見て「私はあるだけ使っちゃうから、生活のために必要なお金と貯蓄分は先取りしないと」と気づき、予算を立てることに。

3.削りたくない費目は予算を立てた
生活費だけでなく「自分や家族にとって必要なお金」も予算を立てたら、我慢をしたり貯蓄を崩すことなく家計を管理できるように!


●貯蓄を死守できる1カ月の家計表
<収入>
夫月収(手取り) 28万円
妻月収(手取り) 2万4500円 
※ハンドメイドマーケットサイトで、ベビー用品を販売した売上金

<貯蓄>
児童手当 2万円
先取り貯蓄 6万円(学資保険料1万4000円、つみたてNISA1万5000円、投資信託6000円、老後用貯蓄5000円、子ども用貯蓄1人1万円ずつ)

<支出>
住居費 8万5000円
水道・光熱費 1万5000円
通信費 1万4000円
車税、車検積み立て 6000円
保険料 1万3500円(小学校給食費6000円、幼稚園代6000円)
子ども費 1万2000円(長男アウトドアクラブの月謝6000円、二男学習教材の月額4000円)
習い事代 1万円(レジャーや外食はもちろん、家族イベントやお菓子など家族で話し合って使います。使わなかった分は、翌月に繰り越しします)
食費 5万円
日用品費 1万円
医療費 3000円
家族のお楽しみ費 4万円
被服代 2000円
家族や友人への贈り物代 2000円
髪のカット代 2000円
夫婦小遣い 0円(必要な物は、夫婦で相談して別の費目から支出)


●まとめ買いを1回スルーしたら食費、日用品費が安定した

調味料や日用品は必要以上に買うと予算が崩れる原因に。「必要なときにないのが怖かったけど、試しにストックを持たずに過ごしてみたら、たとえ数日なくてもなんとかなる」と気づき、買いだめ癖がなくなりました。


●献立は、特売品から考えたら我慢しないで食費が減った!

週に2回、スーパーのタイムセールに合わせて買い物に行き、その日手に入った特売品から献立を決めます。「考えなくても食費予算が守れるし、宝探しみたいで楽しいです♪」。


●メニューに困ったときのテッパンレシピ 肉・魚は、揚げる×大根おろし。野菜はツナ缶コラボ

「食材から献立が浮かばない日は、肉や魚は塩、こしょうして片栗粉をつけて揚げ、大根おろしをのせてポン酢をかける、野菜はツナ缶とあえるor炒めるって決めています」。

休日の過ごし方は行き当たりばったりだったけど大好きなレジャーこそルールを決めた

外食、旅行、カフェ……、外出が大好きだからこそ我慢はしたくない!予算や回数を決めたり、必要以上にお金をかけずに楽しむ工夫を考えました!


●カレンダーに1年分のレジャーの予定を書く

以前は、予算や予定を立てずに出かけていたけど、現在は、家族で「これから行きたい場所、やりたいこと」を話し合い、カレンダーに書き出すようになりました。


●予定を書いて起こったいいこと3
1 先読みでお得に準備できる
準備に時間をかけられるから、割引チケットを探せたり、交通費や宿の予約が"早割"になったりと、予算を抑えられるように!

2 予算を無理せず予定を組める
予算を超える月は、優先順位を決めたり余裕がある月に予定を移して調整。「無理はしないけど、やりたいこともあきらめません」。

3 当日までワクワクできる
予定を書き出すことで、「楽しい予定が待っている」と実感できるので、ちょこちょこ出かけなくても毎日が満たされるように♪


●突発的なカフェ欲は家コーヒー×100均のカップで抑える

カフェは楽しいけど、好きなだけ行くとお金がかかるのが悩み。急に行きたくなったら、100均のフタつきカップに家のコーヒーを入れて楽しみます♪


●お金をかける=楽しいじゃないから、子どもの希望を聞く
休日はレジャー施設や遠方に行くものと思い込んでいたけど、子どもから「公園で遊びたい」と聞いて驚き。「目的は家族が楽しむこと。家族で希望を話すようになり、お金を使わずに楽しむ休日が増えました」。


●お土産は、帰宅後も楽しめるアルバムサービスを利用する
以前は旅行先でお土産を買いあさっていたけど、現在はフォトブックアプリでアルバムを作成。スマホで手軽に作れるし、見る度に楽しかった時間を思い出せてコスパ抜群。「増刷の価格も手頃で両親にも喜ばれます」。

参照:『サンキュ!』2022年10月号「逆転家計スペシャル」より。掲載している情報は2022年8月現在のものです。撮影/キムアルム 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部

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