安い食材を探すより、3日分使い切る方が効果大！食材の「使い方」で値上げ対策

値上げがとまらない！少しでも食費をおさえるために、最新の値上げ対策を専門家と貯め達人に教えてもらいました。購入した食材を実際にどう使うのが効率的か、さまざまなアイデアに目からウロコです！

安い食材を探すより3日分使い切る方が効果大

スーパーをはしごして安い食材をあちこち探すより、3日分の献立を立て、3日分の食材だけを買って使い切りを意識するほうが、節約になると実感。4日、5日目はフリー献立にして在庫を一掃！（ナカムラマリコ＜以下、ナ＞）

彩り用のパプリカは冷凍食品を色分けして効率良く使う

意外と高いパプリカは、赤・黄・緑の3色入りの冷凍カット野菜を購入。色別に分けて保存し、彩りが寂しいときに欲しい色をプラス。（和田由貴＜以下、和＞）

値引き食材は献立に組み込むなら買ってOKルール

油が高い！から揚げものはお得に買ってお宝冷凍

揚げものは総菜が安いときに買って冷凍保存。冷凍食品よりサイズが大きく、家で揚げないから油代も作る手間もカットできます。（岡林美輝＜以下、岡＞）

値上げ時代の在庫一掃メニューはカレーでなく炒飯

肉や複数の野菜が必要なカレーより、ごまかしがきく炒飯が在庫一掃メニューの定番です。ウインナーやハム、半端に残った野菜やきのこなどを細かく切って、具だくさん炒飯やオムライスに。（ナ）

バナナは給食スタイルにすれば2倍になる

果物はお手頃価格のバナナが最強☆半分にしても食べ応え十分で朝食の一品になるし、ジュースにしてもOK。1本ずつ食べ切る事ができるから、カットした残りの保存に気を使う必要もなし！（ナ）

肉なしでもあんかけ×半端野菜で豪華な一品

根菜やきのこ、豆腐をだし汁で煮て水溶き片栗粉でとろみをつければ、ボリューミーな和風あんかけに。（中島愛＜以下、中＞）

お菓子高騰時の小腹対策は「お米一択」

習い事に行く前など、子どもたちが小腹をすかせているときは、割高なお菓子よりも物価高の影響が少ない米の出番。おにぎりならすぐ食べられ、夕飯までの腹持ちもバッチリ！（まよ＜以下、ま＞）

安い豚こま切れ肉をフードプロセッサーでひき肉に

安い肉は酒・塩・砂糖でおいしくなる

安上がりな鶏胸肉や豚こま切れ肉は酒や塩、砂糖で下味をつけておくと、日持ちするし、おいしさもUP。（野口ゆか）

レタスとキャベツのお尻に爪楊枝を刺せば1週間新鮮

おつとめ野菜はみじん切りにして自家製冷凍食品に

中身が見える保存容器で食べ忘れなし

冷蔵庫内はコンビニ方式で使い忘れゼロ

同じ食材は縦1列に並べ、日付が古い物を手前、新しい物を奥に配置して賞味期限切れを予防。（に）

鮮度を保ちたいなら100均の保存袋が便利

食事は「反対色」を使って盛れば高見え！

暖色系の料理を青い皿に盛ったり、茶色いおかずの近くに赤や緑の食材を添えてワンプレートにしたり。色の並びを意識すれば、高級食材じゃなくても華やかに。（ぽこりんママ＜以下、ぽ＞）

早く消費したい食材は定位置を決め使い忘れ防止

早く使い切りたい物は、冷蔵室では「FIRST（先に使う）」のラベルつきケースに移動。野菜室では目につきやすい上段を定位置に。（海老原葉月〈以下、海〉）

卵が安いときにまとめ買いし、いり卵にして冷凍

きのこは冷凍すれば、味も日持ちもUP

※読者の声は、サンキュ！読者モニターアンケートより（22年12月実施、回答者数243人）

※この特集では、専門家のほか、サンキュ！アンバサダー、『サンキュ！』読者の皆さんの情報を掲載しています。登場する読者の肩書き、敬称は省略させていただきます。

＜監修＞
節約アドバイザー 和田由貴さん
2児の母で節約アドバイザー。その他、消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザーなど、暮らしの専門家として幅広く活躍。リアルで今すぐ取り入れたくなるアドバイスが人気。

ファイナンシャル・プランナー 風呂内亜矢さん
独身時代のマンション購入をきっかけにお金の勉強をスタート。元システムエンジニアのため、仕組みで家計改善をすることが得意。各メディアで活躍し、お金関連の書籍は20冊以上。

参照：『サンキュ！』2023年5月号「値上げ対策がまんしなくても今すぐできること86」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。監修／風呂内亜矢、和田由貴　撮影／天野良子、有馬秀星、市原慶子、上原朋也、臼田洋一郎、大森忠明、高杉純、林ひろし　取材・文／鹿島由紀子　編集／サンキュ！編集部