プロ&貯め上手主婦が教える水道・光熱費の値上げ対策 節電は消費電力が高い家電を狙い撃ちせよ!
2023/05/09
がまんしなくても値上げに対応できるってホント?生活には欠かせない水道・光熱費!専門家と貯め達人に最新の値上げ対策を教えてもらいました。ちょっとした工夫を日々するだけでも節約効果は◎。試せるものは今すぐしてみて。
<監修>: 節約アドバイザー 和田由貴
消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザーなど、暮らしの専門家として活躍中。著書に『即実践!即効果!節約のプ...
<監修>: ファイナンシャル・プランナー 風呂内亜矢
独身時代のマンション購入をきっかけにお金の勉強をスタート。元システムエンジニアのため、仕組みで家計改善をする...
消費電力が高い家電を狙い撃ちして節電
すべての家電で節電や省エネを意識するのは大変!消費電力の高い家電だけ意識すれば効率よく電気代がダウン。(風呂内亜矢〈以下、風〉)
家庭における家電製品の1日での電力消費割合
出典:平成30年度電力需給対策広報調査事業の結果より
家電のフィルターを掃除して全力稼働
フィルターの目が詰まると、ファンヒーターなどの稼働に余計な電力が。月1~2回の掃除習慣を(風)
冷蔵庫の温度設定を「強」→「中or弱」に変える
冷蔵庫を必要以上に冷やし過ぎないために、季節や庫内の食材量にあわせて温度を調節。食材の傷みには注意。(風)
鍋底の水滴は拭きとってからコンロに!
鍋底に水滴があると、コンロにかけたときに余計なエネルギーが必要になりガス代も加算。(風)
湯を沸かすなら「水から」ではなく「給湯器の湯から」が正解
給湯器はエネルギー効率が高いので、蛇口から湯を出してガスコンロにかけたほうが割安!(風)
エアコンは外出の15分前にOFF!
エアコンを切っても、室温はすぐに変わりません。外出の15分前を目安に切る習慣を。(風)
ガスコンロの火力は鍋底からはみ出させない
強火とは「鍋底全体に火があたる程度の火加減」のこと。ムダなガスを使わないよう注意。(風)
湯の値段は水の約3倍!水か湯かよく見て!
給湯器の湯の値段は「水代+ガス代」で、水の約3倍。蛇口の温度調節ハンドルを確認して、なんとなく湯を出さないようにしよう。(和田由貴<以下、和>)
節水効果のあるシャワーヘッドに替える
節水効果や口コミを比べて「アミラック」のシャワーヘッドを購入して節約で、年間約15,000円削減!(しまこ)
風呂は間隔を空けずにガンガン入る
風呂の湯や浴室の温度が下がらず、追いだきや使うシャワー量が減り、水道・ガス代が大幅にダウン!(風)
エコ家電を検討しているなら「しんきゅうさん」で比較せよ
環境省が運営している、省エネ製品の買い替えナビゲーションサイト。検討中の製品情報を入力すると、買い替えでどのくらいトクするのかシミュレーションできます。(風)
シャワーが温かくなるまでの水は溜めて洗濯に使う
シャワーの水を出してから温かくなるまでの十数秒分は、大きめのバケツに溜めて洗濯機にIN。きれいな水は有効活用。(KAYA)
テレビやパソコンの画面の輝度を少~し暗くする
設定から「省エネモード」に。時間帯や部屋の明かりに合わせて輝度を小まめに調節するのも◎。(風)
「ポータブル電源」で電気を自給自足する
太陽光で発電するポータブル電源を1台購入し、洗濯機、ドライヤー、トースターの電源、スマホの充電をカバー。電気代が高騰しても影響なし。(朔花)
煮込み料理の野菜はレンチンしてから鍋へ!
煮込み料理の野菜は電子レンジでチンしてから煮たほうが、すべてガスで煮るより節約に。(風)
ベランダなどでゴーヤーを育てる
緑のカーテンとして日除け効果があり、光熱費節約に。もちろん食費節約にも。(さくのん)
※読者の声は、サンキュ!読者モニターアンケートより(22年12月実施、回答者数243人)
※この特集では、専門家のほか、サンキュ!アンバサダー、『サンキュ!』読者の皆さんの情報を掲載しています。登場する読者の肩書き、敬称は省略させていただきます。
<監修>
節約アドバイザー 和田由貴さん
2児の母で節約アドバイザー。その他、消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザーなど、暮らしの専門家として幅広く活躍。リアルで今すぐ取り入れたくなるアドバイスが人気。
ファイナンシャル・プランナー 風呂内亜矢さん
独身時代のマンション購入をきっかけにお金の勉強をスタート。元システムエンジニアのため、仕組みで家計改善をすることが得意。各メディアで活躍し、お金関連の書籍は20冊以上。
参照:『サンキュ!』2023年5月号「値上げ対策がまんしなくても今すぐできること86」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。監修/風呂内亜矢、和田由貴 撮影/キムアルム、林ひろし、横田裕美子(STUDIO BANBAN) 編集/サンキュ!編集部