貯まらない人の生活習慣、そこがヤバイ!
2020/02/13
「お金が貯まらない」という原因は、家計管理だけでなく、実は生活習慣にも潜んでいます。無意識のうちにムダ使いにつながっている買い方や行動の“ヤバイ”クセを、ファイナンシャル・プランナーの丸山晴美さんがダメ出し! 自分の生活にも当てはまるところがないかチェックしてみましょう。
貯まらない習慣1:冷蔵庫、食品庫の中はつねにパンパン!
冷凍室、野菜室も奥のものが見えないほど、食材がぎっしり。また、棚や食品庫にも、調味料や飲み物、レトルト食品などのストックがいっぱい。しばらく買い物に行かなくても、十分暮らせるほど……。
⇒そこがヤバイ!
「詰め込みすぎると、在庫を把握できていないはず。使い忘れや消費期限切れで捨ててしまうことほど、ムダなことはありません。食材はお金と交換して得たもの。それを捨てるのはお金を捨てるのと同じと意識して!」(丸山さん)
貯まらない習慣2:部屋を片づける暇がない
家事や育児、仕事に追われて、室内には常に洗濯物や子どものものが出しっ放し……。家の中が落ち着かないので、週末になると外出するのがルーティン化している。
⇒そこがヤバイ!
「家の中の物が多いと、いざ必要なものがすぐ探せず、『ないから買わなきゃ』と余計な支出に。また目的のない外出が続くと、外食や予定外の買い物に散財する要因にもつながります。定期的に部屋を片づける習慣をつけることが、貯まる習慣につながります」(丸山さん)
貯まらない習慣3:宅配食材に加えてちょこちょこ買いも
毎日忙しいから、週1回まとめて宅配食材サービスを利用。さらに週2、3回スーパーも利用し、足りないものだけ買うつもりが、その場で特売品や新商品が目につくと買ってしまう。
⇒そこがヤバイ!
「宅配食材は翌週に届くので、注文したものを忘れて、急な予定変更で食材を余らせたり、スーパーで『特売』の売り文句につられて余分に買ってしまうことになりがちです。在庫管理が苦手な人は、宅配食材の買いすぎに気をつけて!」(丸山さん)
貯まらない習慣4:ポイントカード、割引券は全部持ち歩く
「同じ買い物をするなら、お得にポイントをためないと損」と、スーパーや洋服店などのポイント券は常に財布に。飲食店の割引券も必ずゲット! 10枚以上は入っているので、財布はメタボ状態。
⇒そこがヤバイ!
「お得なポイントカードやクーポンも、使い方次第ではムダの元に。『あと○円』とか『利用期限が近いから』と、必要以上に買い物をしてお金を使ってしまう場合が。月1回以上使うポイントカードだけに絞ったほうが効率的にポイントもたまります」(丸山さん)
貯まらない習慣5:不要品をアプリで売り、売り上げで買い物を
使わなくなった洋服やおもちゃなどは、手っ取り早くフリマアプリで売却。アプリチェック中に「いいな」と思うものがあったら、売り上げでまた買ってしまう。
⇒そこがヤバイ!
「『売ったから買ってもいい』はお金を使う言い訳にすぎません。コスパが良い買い物とは、本当に必要で納得できるものを買い、長く大事に使うこと。売ることを前提にしてする消費よりも、それがなぜ不要になったのかその理由を考えないとムダ買いは減らせません」(丸山さん)
貯まらない習慣6:寝る前のネットチェックがやめられない
自分の時間は唯一寝る前だけ。スマホでネットチェックをするのが習慣に。動画や漫画を見るだけでなく、ついネット通販でポチッてしまうことがよくある。
⇒そこがヤバイ!
「夜は頭も体も疲れ、判断能力が落ちている状態。そんなときネットを見ると、『今だけ限定』などの文句につられたり、それほど欲しくないものにまで手を出してしまいがち。ネットで買い物するなら、午前中など頭がクリアなときに購入額分の現金を用意して、本当に必要かどうかを考えましょう」(丸山さん)
心当たりがあるものはありましたか? 「お得」「時短」と思ってやっていることが、かえってムダ使いにつながっている場合が多いもの。忙しさを理由に、物があふれ、心にもゆとりがなくなると、お金のことを落ち着いて考える余裕もなくなるということなのですね。
参照:『サンキュ!』3月号「貯まらない人の生活習慣、そこがヤバイ!」より一部抜粋。
掲載している情報は17年12月現在のものです。
監修/丸山晴美(ファイナンシャル・プランナー)、文/M原(『サンキュ!』編集部)
記事を書いたのは・・・
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