海上保安庁の3つの節約ライフハック「キッチン編」

2023/12/18

元海上保安官で2児の母。夫の年収548万円で年間300万円以上貯めているサンキュ!STYLEライターの川﨑みさです。

海上保安庁の巡視船で働いていたときに、お金がない代わりに、先輩がたがいろいろなアイデアで乗り切っていたのを何度も目にしました。その「お金はないけど知恵はある」海保マインドは、ママになった今も役に立っています。

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少量のジャガイモは「袋の中で洗う」

巡視船では、40人分のジャガイモを洗うときは、給食センターにあるような大きなボールに水を貯めて洗いますが、停泊中に当直者3人分だけの食事を用意するときは、袋に水を少量入れてからジャガイモを洗います。

巡視船での水は、停泊中といえども貴重品。蛇口からジャージャーと出して使うことは許されません。

家庭でも、ジャガイモを使うときは4つくらいなら袋で洗った方が経済的。冷たい水で手がかじかむこともないので一石二鳥です。

汚れた袋もムダにしないように、最後は生ゴミを入れて捨てる用に使っています。

朝の加湿器代わりは「お鍋の湯気」

冬の朝はとても乾燥しています。そんなときに、役立つのがご飯をつくっている際に出る「お鍋の湯気」。

家族の朝ごはんの支度が終わったら、そのまま夕食づくりをするのですが、そのときに出る湯気で部屋の乾燥がやわらぎ、朝のヒンヤリとした空気もほんのり温めてくれるので余計な電気代もかかりません。

巡視船の中は手練れの機関士が、冬は温かく夏は涼しく空調を保ってくれているのですが加湿の設備はないため、調理室から出る蒸気が巡視船内の乾燥を和らげる役目をしていました。

今もその名残で朝に夕食をつくっていますが、蒸気で加湿と部屋の温度を上げられるうえに、朝のうちに夕食の準備が終わっているという一石三鳥の習慣となっています。

「ちょい足し」で満足度もアップ

深夜の当直後に小腹を満たすために、巡視船の夜食として常備していたカップ麺に「乾燥わかめ」を足して食べていたので、家でも同じように具の少ないカップ麺を食べるときは、乾燥わかめを足して食べています。

たったひと手間、少量の乾燥わかめを足すだけで食べ応えもアップ。見た目にも「具たっぷり」になり、ちょっといいカップ麵を食べている気分も味わえます。

「お金はないけど知恵はある」海保マインド。いいところだけ、子どもたちにも伝えていきたいと思っています。

◆この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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