2024年の春にTポイントと統合され新しくなった、Vポイント。『日経トレンディ』が選ぶ2024年のヒット商品ベスト30にも選ばれるなど話題になってはいるものの、結局のところ何がどうお得なのか、以前のTポイントと何が違うのか、よくわからないという人も多いのでは。
今回は、今さら聞けないVポイントにまつわる素朴な疑問を解決するとともに、時短節約家としてインスタグラムのフォロワー数14万人超のインフルエンサーくぅちゃんさんも実践している「取りこぼさない」コツもご紹介します!
- Vポイントって何?今までの「Tカード」は使えるの?
- 「二重取り」も可能!コンビニで還元率が10%に!?
- 時短節約家くぅちゃんさんも実践するおすすめ活用術は?
- 実際に使ってみた!5000ポイントのVポイントを活用した結果は?
Vポイントって何?今までの「Tカード」は使えるの?
Vポイントは、もともとクレジットカードの三井住友カードでの決済時などに貯めることができたポイントで、それが今年2024年4月にTポイントと統合されて新しくなりました。新しくなったはといえ、それまでTカードを使ってきた人は、今後も同じようにポイントを貯めたり使ったりできます。
カードを新たに作り直す必要はなく、Tカードに貯まっていたTポイントは自動でVポイントに変換されていますし(ポイントは等価)、モバイルTカードだった人も自動でモバイルVカードに移行されています。それまでTポイントをつけてもらえた店舗では、同様にVポイントを貯めることが可能です。
「二重取り」も可能!コンビニで還元率が10%に!?
Vポイントは、店頭でポイントカードを提示するともらえるのはもちろん、そのときの決済に三井住友カードを使えば決済によるポイントもつくので、ポイントの「二重取り」が可能。これまでTポイントとVポイントを別々で貯めていた人は、統合されることによって手間が減るので、ポイ活がしやすくなりますよね。
ポイントの還元率は店舗や決済方法によって異なりますが、なんと10%になることも!これはセブンイレブンで買い物をする際に、セブンイレブンアプリや三井住友カードの設定をしてスマホタッチ決済を利用した場合なのですが、設定が必要なのは最初だけ。しかも、10%ということは消費税分が返ってくることになるので(食品なら消費税分以上!)、ぜひとも逃さず利用したいところです。
時短節約家くぅちゃんさんも実践するおすすめ活用術は?
新しくなったVポイントには、これまでと同様の活用法だけでなく、さらにお得な貯め方・使い方が加わりました。とはいえ、結局何をどうするのが一番お得なのかよくわからない!という声も…。
そこでVポイントの活用術を紹介するイベントに、時短節約家として14万人超のフォロワーを持つインフルエンサーくぅちゃんさんが登壇しました!
1ポイントが1円分以上に!
現金なら1円は1円でしかないのが、ポイントなら1ポイントが1.5円分にも2円分にもなる!と話す、くぅちゃんさん。たとえば、Vポイントはアプリで簡単にWAONポイントに等価交換することが可能。そのままイオン系列のお店で使うのもよし、ウェルシアグループの薬局で毎月20日のウェルシアDayに使えば1ポイント=1.5円分で利用することができます。
また、くぅちゃんさんの考えるポイ活では、ポイントは節約だけでなく、日々が楽しみになってポジティブな気持ちになることにも使う!とのこと。たとえば旅行が好きな場合は、Vポイントのアプリでソラシドエアカードを登録すると、1ポイント=2マイルのソラシドエアマイルに変換でき、国内旅行をかなりお得に楽しめます。
外食は「三重取り」ができるお店で
家で食事をつくるのが節約になるとはわかっていても、時間がなかったり疲れていたりして、どうしてもできない日もありますよね。そんなときは、ポイントの「三重取り」ができるお店へ。
すかいらーくグループのガストやジョナサンといったファミレスや、一部のカフェチェーンでは、ポイントカードの提示と三井住友カードのスマホタッチ決済で、7.5%分のVポイントがつきます。これだけでもすでに十分お得ですが、すかいらーくグループのお店の場合、すかいらーく独自のポイントもあるため、まさかの「三重取り」が可能に!
お子さんが食べ盛りで、通常の1人前では足りない…というくぅちゃんさんですが、これほどお得であれば外食の罪悪感も減り、家事を休むことでリフレッシュできそうですよね。
日々のくらしで自然にポイントを貯めて「コーヒーをカフェラテに」
「私はポイ活を、生活の"しくみ化"している」と話す、くぅちゃんさん。たとえば、セブンイレブンとローソンで何かを買うときには、三井住友カードのスマホタッチ決済を使う、と決めておけば自然に最大限のポイントが貯まるので、時間や手間をかけずにポイ活できるのだそう。
とくにセブンイレブンの場合は前述のとおり、一度設定をしてしまえば10%還元されるので、「これだけお得なら、いつものコーヒーをカフェラテにしたり、一緒にチョコを買ったりもできる」とのこと。ひとつひとつはほんの少しの違いでも、日々積み重なることで節約できると同時に気持ちもポジティブになれる!と話していました。
実際に使ってみた!5000ポイントのVポイントを活用した結果は?
今回、筆者も実際にVポイントを使ってみました!利用するポイントは、5,000ポイントです。
交換してすぐ使えるWAONポイントは使いみち豊富
まずはちょうど足りなくなっていた冷凍食品(約1,000円分)を買うために、近所のイオン系列の「まいばすけっと」へ。前述のとおりVポイントはWAONポイントに交換ができ、イオン系列での買い物が多い人にとっては非常に便利ですし、そもそもWAONポイント自体も多様な使いかたのできるポイントなので、それを全部利用できるのも魅力的です。
TSUTAYA以外の本屋さんでも使えます!
Vポイントと統合されたTポイントは、筆者と同じアラフォー以上の世代にとってはTSUTAYAから始まったイメージが強く、TSUTAYAとは同業他社の関係になってしまうほかの本屋さんではVポイントを使えないだろうな…と思っていませんか?じつはVポイントは、幅広い書店で使うことができます。
TSUTAYAだけでなく、紀伊国屋書店やジュンク堂書店、丸善、精文館書店などなど、全国の書店でVポイントを使ったり貯めたりすることが可能。今回筆者は、娘のための絵本(2冊で2,000円ちょっと)をゲットしました!
子どもが小さいうちは絵本、学校に入って学年が上がってくると問題集やドリルなど、書籍関係の出費は長~いおつきあいになるので、ポイ活と並行できるのはうれしいですよね。
余った分はクレジットカードの支払いに
最後に余った分は、三井住友カードの支払いに充当することに。今回は5000ポイント分を使うということで余りが出た形ですが、たとえばふだん旅行のためにポイントを貯めている人なら、旅行が終わったあとに残ったポイントをクレジットカードの支払いに使う、といったシチュエーションも考えられますよね。
あくまで「余り」なので1回分だと少額かもしれませんが、習慣化しておけば積み重なって、いつまにか大きな節約効果につながりそうです。
なお、今回筆者はクレジットカードの請求額の一部をVポイントで払う、という方法を使いましたが、じつはそもそも、VポイントPayアプリにチャージするとVポイント加盟店以外のVisa加盟店でも1ポイント=1円分として使うことも可能。Vポイント加盟店でなくてもVポイントpayアプリなら使える、という店舗が現在かなりあるので、これなら活用の幅がかなり広がりますね!
ポイ活は誰でもできる"副業"!Vポイントの「取りこぼし」なくポイ活を
ポイ活のなかでも最近とくに注目されているVポイント。今回イベントに登壇した時短節約家くぅちゃんさんは、ポイ活は「誰でも自由にできる"副業"」と表現し、「まずは還元率の大きいところを取りこぼさないで」と強調していました。
いろいろお得なのはわかったけど、全部やるのは大変…と感じたら、まずは外食での7.5%還元やセブンイレブンでの10%還元など、とりあえずひとつ試してみると、思ったよりポイントがしっかり貯まるのを実感できて、ポイ活を続けられそうです!
提供/CCCMKホールディングス株式会社