クレジットカードを持ち、インターネットバンキングでの支払いでオンラインショッピングにスマートフォンを使用する女性の手。

頑張らなくてもポイントが貯まる!?効率よく「ゆるポイ活」する3つのコツ【節約の専門家が解説】

2025/01/28

最近は努力せずゆったり貯める「ゆるポイ活」が主流。ただ、その中でも効率よく、上手にポイントを貯めたり使ったりしたいですよね。そこで、節約アドバイザーの丸山晴美さんに「ゆるポイ活」を上手に行うコツを聞きしました。

なお、今回ご紹介する情報はすべて2025年1月時点の取材情報を基にしています。

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...

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みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。

お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「ゆるポイ活のコツ」!

コツ1:経済圏を選んでポイントを絞り込む

気づいたらポイントが貯まっていた、という状況を目指す「ゆるポイ活」。それを実現するには、貯めるポイントを絞るのがコツです。メインで貯めるポイントは2つか、多くても3つくらいに決めると貯めやすくなります。

ポイントを絞る際は、「ポイント経済圏」を意識することが大事。ポイント経済圏とは、リアル店舗やECサイト、銀行、証券、携帯電話など、生活のさまざまなシーンで同じグループ(あるいは提携グループ)のサービスを利用し、ポイントを効率的に貯めたり使ったりできるサイクルのことです。

現在の主なポイント経済圏には以下があります。

・楽天経済圏
・ドコモ経済圏(dポイント)
・au経済圏(Pontaポイント)
・PayPay経済圏(ソフトバンクグループ)
・Vポイント経済圏(2024年春にTポイントを統合)
・イオン経済圏(WAONポイント)

どの経済圏を選ぶのが良いかは、クレジットカードや通信会社、生活圏などで、貯まりやすいポイントが変わります。
また、せっかく貯めても、使う場所がないと期限切れになって無駄になってしまいますから、貯まりやすさだけではなく、使いやすさもチェックして選ぶことが大切です。

コツ2:主要経済圏じゃないポイントもチェックしてみる

私は主に楽天ポイントとリクルートポイントでポイ活しています。リクルートポイントは主にリクルートカードを利用して貯められるポイント。リクルートカードは年会費無料かつポイント還元率が1.2%と高く、公共料金の支払いなどでもポイントが貯まりやすいのです。

先にご紹介した「主なポイント経済圏」の中には入っていませんが、リクルート系サービス(じゃらんnetやホットペッパーグルメなど)やAmazonなどで利用できます。また、Pontaポイントやdポイントに交換できるので、au経済圏やドコモ経済圏でも使用できとても便利です。

このように、経済圏そのもののポイントでなくても使い勝手が良いポイントもけっこうあります。自分のクレジットカードや利用範囲をよく見直して、上手に選ぶようにしましょう。

コツ3:還元率が上がるタイミングを把握する

各ポイント経済圏には、それぞれ還元率が上がるタイミングがあります。例えば、楽天は毎月5と0の付く日に楽天市場で買い物をすると、ポイントが最大4倍になりますし、dポイントは毎週金・土曜日のd曜日にエントリー後に対象サイトでd払いを利用すると、最大4%のdポイントがつきます。

ゆるポイ活は、こうしたタイミングを上手に活用するのもコツの1つ。経済圏をいくつもかけもちすると、こうしたタイミングを覚えきれなかったり、ポイントの管理が難しくなったりするので、その意味でも経済圏を絞るのがおすすめです。

また、今はポイントカードをアプリ化しているところが増えています。カードではなくアプリの提示を求められる場合もあるので、アプリがある場合はそれをインストールして使いましょう。

私は昨年末、クリスマスケーキをポイントで買ったのですが、こうしたイレギュラーな出費を貯めたポイントですると、家計にやさしい出費になります。最近は値上がりのニュースばかりで、やりくりすることでいっぱいいっぱいになりがちですが、そういう時こそポイントを上手に活用したいですね。

教えてくれたのは・・・

丸山晴美さん

22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て2001年、節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザーなどの資格を取得。身の回りの節約術やライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどを、テレビやラジオ、雑誌、講演などで行なっている。著書は「シングルママの『お金に困らない』本」(徳間書店)、「50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します」(共著)(幻冬舎)、「お金を活かす ハッピーエンディングノート」(東京新聞)「節約家計ノート2024」(東京新聞)steady.特別編集「知識ゼロでもまるっとわかるお金の基本」(宝島社)など多数。

取材・文/かきの木のりみ

 
 

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