お金を貯めるには、ある程度がんばることも必要です。しかし、「がんばり」の方向性を間違ってしまうと、疲労困憊、ストレスMAX。結果イヤになってせっかくがんばってきた貯蓄をやめてしまい、貯まらなくなってしまうことも。そんなことにならないように、あなたの貯蓄の「がんばり」の方向性が間違っていないかチェックしていきましょう!
1.予算を把握するため、費目はキッチリ細かく分けます
→間違い
細かく分けすぎると把握しきれなくなりストレス&挫折のもとに。もしも流動費の項目が多すぎてわずらわしく感じていたら、減らしてみましょう。
貯めてる人はざっくり費目分けをしている人が多いんです。流動費は5項目ぐらいを目安にするのがおすすめ。
2.楽しみはお金が貯まってから。それまで妻のこづかいはガマン
→間違い
妻のこづかいを設けていない家計はたいてい貯まりません。妻の個人的なことに使うお金を生活費からちょこちょこ使ってしまい予算が崩れたり、「自分のためにお金を使えない」とストレスを感じてこっそりむだづかいしてしまうことも。少額でいいので妻のこづかいは設けるようにしましょう。
3.貯めるには先取り貯蓄が大事。ガッツリ先取りに回してます
→間違い
先取り額を大きくし過ぎると家計が苦しくなりストレスの原因に。また、予算が足りなって費目間の貸し借りを行うことでわけわからなくなり、家計が管理できなくなったりすることも。最悪、貯蓄を切り崩したりすることにもなりかねません。
先取り貯蓄は無理のない額を設定し、がんばるなら残し貯めを狙うよう方向性をチェンジ!
4.お惣菜には頼りません。食事はぜんぶ手作りです!
→間違い
お惣菜や冷凍食品に頼らず、ぜんぶ手作りしたほうが食費を抑えられるからと、ぜんぶ自分でつくろうとすると疲労困憊します。
時期によっては冷凍のほうが安い食材もあるし、お惣菜を買ったから貯蓄できないわけではありません。疲れ果てた挙句に外食に走るなら、上手にお惣菜や冷凍食品にも頼って、節約ストレスは溜めないように。
また、食材の使いまわしが苦手なのにまとめ買いをして、食材を使いきれず破棄するパターンにも注意。ムリして週1のまとめ買いをする必要もなし。自分に合った買い方で大丈夫です。
5.光熱費を削ろうと、小まめにスイッチオフしてます!
→間違い
エネルギー資源を大事に使うのは大切ですが、気にし過ぎると「スイッチを切ったor切らない」、「蛇口ひねりすぎ!」など家族の動向を細かくチェックして関係がギスギスに。貯蓄は家族みんなの協力や同じ意識を持ってこそ達成できるものなので、1人だけ突っ走らないように気をつけて。
光熱費を削るならエネルギー会社の乗り換えや、セット割などプラン変更を検討するほうが近道です。
いかがでしたか?1つでも当てはまっていたら要注意。今すぐその「がんばり」は見直しましょう。貯めてる人はストレスなく、楽しくがんばって貯蓄しています。「なんだかツライがんばり」をやめて、「楽しいがんばり」に変えて行きましょう♪
(文・田谷峰子)