特売狙いをやめた!?「食費ダウン」に成功した人がやめたこと7つ
2024/09/02
主婦が節約することを思い立ったら、食費を減らすのが手っ取り早い方法とか。全国の主婦を取材し、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんに、食費ダウンに成功した人が「やめたこと」を教えてもらいました。
1.作り置きをやめた
きんぴら、ひじき煮、切り干し大根……など、いわゆる常備菜の作り置きが一時期流行りました。
食費節約上手さんも、作り置きをする人が増えましたが、やがて下火に。その理由は、作り置き用の食材を買うのにお金がかかり、夕食作りとは別に作り置きを作るための時間を確保する必要があるからです。
作り置きといっても、1週間は日持ちはしないし、同じおかずが毎日のように食卓に登場すれば、家族も食べ飽きます。結局、ムダになることが多くやめることに。
2.一汁三菜の献立をやめた
「食べること」は家族の健康の要……と考えて、主婦はごはん作りを頑張ります。栄養バランスを考えるなら「一汁三菜」と、おかずをあれこれ作りますが、食材費と手間がかかるわりには家族の反応はイマイチだったり。
手の込んだ食事を作るよりも、肉か魚のメインがド~ンとあって、あとはサラダやお浸しなどの野菜ものがあればよし。あるいは具だくさんのみそ汁やスープで十分。これで栄養バランスも家族の評判も合格だと食費節約上手さんは気づいて、一汁三菜の献立をやめました。
3.特売狙いをやめた
食費節約の基本は、「1.安く買う」「2.食べ切る」の2点にあります。特売狙いは「1.安く買う」をクリアしますが、安さにつられて買い過ぎると、使い切れずにムダにして「2.食べ切る」がクリアできません。
使う予定のある食材を安く買うのは正解ですが、いくら安いからといって使う予定のない物や使い切れない量を買うのは、結局ムダになるのでやめました。
4.毎日みそ汁を作るのをやめた
「みそ汁は温め直すとおいしくない」と思って、毎日作っている人は多いもの。確かに作り立ての方がおいしいかもしれませんが、そこはゆる~く考えてもいいかも。
2日分をまとめて少し多めに作れば、同じ具材で2日分がまかなえます。購入する食材の種類が減れば、食費も減ります。しかも、作る手間も2日に1回に減らせます。なので、毎日みそ汁を作るのをやめました。
5.節約レシピをやめた
ハンバーグにおからを混ぜる。肉野菜炒めはもやしを多めにする。肉じゃがを作ったら、残った具はコロッケに、余った汁で翌日、ほかの煮物を……という涙ぐましい節約を、食費節約上手さんはやめました。
その理由は、食費節約の3番目の基本「3.おいしく食べる」をクリアするのが難しくなるから。どんなに食費が減っても、おいしくなければ食費節約は続きません。
6.1週間分の献立を立てるのをやめた
1週間分の献立を副菜までしっかり決めて、使う食材だけを1週間分まとめ買いすれば、一見ムダがないように思えます。ただし、それは1週間、献立通りにいった場合のことです。
夫が急な残業や飲み会で家で夕飯を食べなかったり、忙しくて決めた献立を作れなかったりすることもあります。予定が狂うと、せっかく立てた1週間分の献立がガタガタになり、食材にムダが出ます。
献立はカッチリ決めずに、ゆるめにしておいた方が食材のムダが防げるというわけです。
7.なんでも手作りするのをやめた
食費節約上手さんは、「市販品より手作りした方が安く上がる」とは思いません。めったに使わない調味料を買うよりも「〇〇のタレ」を買ったほうが結果的に安いこともありますし、コロッケを手作りするよりスーパーの総菜コロッケを買ったほうが、手間がかからず安上がりなことも。
「買うより作った方が安い」という考え方に縛られるのをやめると、食費ダウンにつながります。
まとめ
いかがですか?思い当たることがあったら、即刻やめてみましょう。「やめるだけ」だから、簡単に食費を減らすことができます。ぜひ試してみてください。
■教えてくれたのは・・・村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。