月収が下がった! 教育費がヤバい!…。家計の効率化を図りたいとき、まず見直すべきは固定費。中でも、「保険」はどこまで備えるべきか悩ましいものです。選ぶべき保険をファイナンシャルプランナーに聞きました。
節約上手、サンキュ!STYLEライター海老原葉月さんのお金の悩み…保険ど、ど、どうしよう!?
夫と8歳、5歳の息子さんと暮らすサンキュ!STYLEライターの海老原葉月さん。節約×整理収納アドバイザーとして活動するだけあって、なんと、月々の食費は2万3,000円! 日用品や医療費を含めた生活費は4万3,000円!「数年前に夫の収入が16万円も下がってしまったのをきっかけに、夫婦で家計管理をはじめたんです。まだまだ奮闘中ですが、節約生活を楽しんでいます」
そんな海老原さんですが、やはり保険のことは気がかりなよう。現在加入しているのは、生命保険と医療保険、がん保険で、その支払いは月額2万5,000円プラス年払い28万円。決して少なくない額です。「そもそも保険に入っておくべき?とも思うんです。その分を投資で増やして備えるという方法もあるのかなって」。
将来、起こるかもしれないリスクを考えたら、あれもこれもと思うけれど、今の生活も大切だし、備えという意味では貯蓄もしたい…やはり、保険は悩ましいですよね。
教えて!ファイナンシャルプランナーさん。今、保険はどう選ぶべきですか?
「海老原さんの場合、ちょっと払いすぎのように思います。保険はあくまでも“万が一”に備えるもの。公的な保障ではたりない部分で、貯蓄ではまかないきれないものに備えておくのが保険です。家計に余裕があればいいですが、現在の生活も大切にしてほしい。予算を決めて、その中で優先順位をつけていきましょう」
そうアドバイスしてくれたのは、『1時間でわかる やれば得する! 保険の見直し 100の鉄則』(技術評論社)などの著書もあるファナンシャルプランナー・竹下さくらさん。サンキュ!世代の保険の選び方を伺いました。
竹下さんによると、まず決めるべきは保険の予算で、目安は手取り収入の5〜10%。そして、サンキュ!世代でもっとも優先順位が高いのは死亡保障だと言います。
「万が一、夫に先立たれたとき、子育て中の妻は働きに出るのが難しいこともあるでしょう。死亡保障は加入しておくべきで、会社員の場合は遺族厚生年金があるので2,000万円程度の保障額のものを。自営業の場合は遺族基礎年金が年間100万円程度しかありませんので4,000万円は欲しい。さらに、子どもの進学などにこだわりがある場合は、それぞれプラス1,000万〜2,000万円の死亡保障額が必要だと考えてください」
その一方で、竹下さんは「高額な医療保障は必要ない」とキッパリ。
「高額療養費制度で医療費の自己負担には限度額があり、標準世帯(年収約370万~770万円)なら医療費がどんなにかかっても自己負担は月9万円程度まで。健康保険対象の治療で、差額ベッド代がかからない部屋での入院なら、それ以上の医療費になることはありませんし、今は1カ月以上の入院はほとんどありません。貯蓄で備えることもできそうです。それでも医療保険がないのは不安という方は、1,000円未満で入れる割安な保険をプラスしておくと安心できるのではないでしょうか」
手取り収入の1割以内を目安にして、死亡保障で万が一に備え、残る病気への不安は負担にならない範囲で医療保険をプラス…が、サンキュ!世代の保険選びのポイント。みなさんも保険、見直してみませんか。
家計の効率化マックス!ワンコインレベルから備えられるシンプル医療ほけんをチェック
万が一に備えるのは大切だけど、日々の生活費も必要だし、貯蓄もしたい。将来の安心と現在の充実を両立したいサンキュ!世代、やっぱりできるだけ保険料を抑えたいですよね。
医療保険というといろいろな保障があってよくわからないけど、justInCaseの「シンプル医療ほけん」は、入院一時金のみのわかりやすい保障の保険。しかも保険料は、ワンコインレベルから。 30~34歳男性の場合、保険料は月々たったの510円! ケガまたは病気による1泊2日以上の入院をしたとき、給付金10万円を受け取ることができます(1泊の入院でも給付金10万円!)。
10万円あれば高額医療費の自己負担分をまかなえるし、新型コロナウイルスにも対応しているので、たとえば回復後の自宅待機中の収入減も助けてくれるはず。
申し込みに必要なのは、クレジットカードとメールアドレスのみ。必要事項を入力すればWeb上で完結するので、24時間365日加入ができて、すぐに契約がスタートします。
保険料が抑えられるから、家族の分もまとめて申し込むもよし。今入っている保険にONしてもよし。負担のない範囲内で安心をプラスできるのはうれしいですよね。
※20~30代の女性の保険料は月660~960円と男性よりやや高め。女性は妊娠・出産による入院・手術のリスクが統計的に高いため、というのがその理由ですが、それでも月1,000円未満で加入可能。ご加入後の妊娠・出産による帝王切開等の入院・手術も保障対象となっています。
※妊娠中の加入はできません。
わかりやすすぎる「わりかん がん保険」。みんなが元気なら保険料は0円!
保険って、毎月保険料を払っているけど、その保険料がどう使われているかイマイチわからないし、なかなか納得しづらいですよね…。そんな思いにとらわれなくて済むのが、「わりかん保険」です。
わりかん保険とは、給付金を加入者全員が負担する保険のことで、日本では今年1月、justInCaseが初めて「わりかん がん保険」を発売。注目を集めています。
がんと診断されたら、一時金80万円が支払われ、その給付金(*1)を加入者みんなで分担するというもの。つまり、みんなが元気なら、翌月の保険料は全員0円! 加入者が増えればその分、一人あたりの負担も軽くなるというしくみです。
「でも、もし、たくさんの人ががんと診断されたら、保険料がすごく高くなるのでは?」
月々の保険料には上限が設定されているので心配無用。その上限額も20〜39歳で500円と、かなり低く設定されています。「お互いさま」の気持ちで助け合うのはまさに保険の原点。何より、保険料の使い道がスッキリ明確なので、納得度が高いのもメリットと言えます。
必要な保障を過不足なく―。保険を上手に選んで、納得の備えで家族の幸せを守りましょう。
*1 給付金に管理費を加えたもの。
※「わりかん がん保険」と「シンプル医療ほけん」の同時加入はできません。
協力/株式会社justInCase