【将来が大切だからこそ】子ども費を「聖域化」するのはキケンです
2019/01/16
子どもにかかるお金は、年を追うごとに増えていきます。何年後かに「あのお金が今あれば……」と後悔することがないように、危機感を感じ始めている今のうちに家計を立て直すことが大事です。
大切なのは「今」より「将来」
子どもの可能性をできる限り伸ばしてあげたいと思うのが親心。でも、小さいうちから習い事などにお金をかけすぎると、その分進学時に必要になる貯蓄を奪うことに。奨学金や教育ローンに頼ると、子の負担だけでなく、親の老後の暮らしにも影響が出てしまいます。子ども費は長いスパンで考え、目的を持って貯めることが大切なのです。
■中学受験すると大学卒業までにいくらかかる?
中学から私立だと、小4の塾代から大学卒業まで13年間、平均で毎年100万円は必要。下の子がいて同じ道を進むと毎年200万円なので、ずっと払い続けられるかどうか充分に検討して!
■部活動に入るとどれくらいの費用がかかる?
サッカーや野球などではウェアや用具、文化系でも吹奏楽では楽器などへの出費が。合宿や遠征費などもかかるため、公立でも中学以降は負担が急増。その予算も確保しておく必要があります。
※この表は、次のデータから抜き出した数値の1000の位を四捨五入しています。文部科学省「平成28年度子供の学習費調査」(幼稚園から高校)。日本学生支援機構「平成28年度学生生活調査結果」(大学)。
※幼稚園から高校の「授業料・学校納入金など」は、入学金を含んだ総額の年間平均。※大学の受験費用、入学金などは含まれていません。
子どもには不自由な思いをさせたくないから、将来への投資だからと、子ども費を「聖域化」して、湯水のように使うのはキケンです。子どものことを考えるなら、今より10年後、20年後のことを考え、本当に必要な費用かどうか、十分に検討しましょう。
参照:『サンキュ!』1月号 別冊付録「貯まる人生に変わる!まんが家計再生物語」より。掲載している情報は18年11月現在のものです。構成/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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