3段ポーチひとつで1000万円貯まった方法
2021/07/31
家計簿?使いません。集計?しないです!3段ポーチを使えば、ふだんのやりくりは超カンタン♪細かい事ナシで、ちゃーんと予算を守れちゃいます。家計簿苦手さんは一回、試してみて!1000万円貯めた達人のやりくりをご紹介します。
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー Tさん(宮城県 34歳)
夫(33歳)、長男(8歳)、長女(5歳)の4人家族。住まいは持ち家一戸建て。事務職の正社員。18年に初登場して以来、シンプルやりくりが大好評の1000万円貯蓄の達人!
◎MONEY DATA◎
夫年収(手取り) 300万円
妻年収(手取り) 190万円
世帯ボーナス(手取り) 約60万円
世帯月収(手取り) 36万円
年貯蓄額 100万円以上
総貯蓄額 1098万円
考えないやりくりの流れ
最初にすべての予算を現金で振り分けるのがポイント。お金の流れがひと目でわかり、イヤでも頭に入ります!
1 全部下ろす
「引き落とし分だけ口座に残して……とか考えるのはややこしい。私の給料日に夫の分も一緒にいったん全額下ろし、持ち帰ります」。
2 分ける
「下ろした現金を、各通帳に振り分けます。入金額の一覧表を作っておき、毎月それを見て分けるだけ♪水道・光熱費も年平均を出し、毎月同じ額で分ければ手間いらずです」。
口座は4つATMは同じ場所
ローン&貯蓄用
引き落とし用
固定資産税用
レジャー用
3 残りをポーチへ
「食費や日用品費などのやりくり費は3段ポーチに。段ごとに入れる費目を決めたら、使い方も予算も明確。ふだんはこれだけ見ればOK!」。
レスポートサックの3段ポーチ
入手経路:母からもらった
サイズ:18×12cm
使用歴:4年
特徴:お札を入れやすいサイズが秀逸♪
どうしてポーチを使うと1000万円貯まるの?
お金の流れがよく見えるから、計算しなくても貯まるんです。
Tさんの1カ月の家計表
<収入>
世帯月収(手取り) 36万円
先取り貯蓄 7万円
<支出>
学資保険料 1万5000円
特別出費用積み立て 2万6000円
*車維持費、NHK受信料、JAF年会費、固定資産税、自動車税など。
住居費 5万2000円
水道・光熱費 1万7000円
通信費 1万7000円
保険料 1万3000円
子ども費 1万9600円
*保育園6000円、小学校5000円、児童クラブ2000円、娘習い事6600円。
ガソリン・灯油代 1万4000円
生協代 5000円
*いざというときの外食予防費として半調理品を週1000円×5週分。焼いてすぐ食べられる魚がお気に入り。
町内会費 1000円
妻小遣い 1万円
夫小遣い 2万5000円
<ポーチで管理>
食費、日用品費 5万円
その月のイレギュラー用出費 1万~2万円
残し貯め 約5000円
ポーチを使えば月7万5000円×12カ月+ボーナス年100万円以上貯められる!
【月初め】イレギュラー用出費は取り分けておく!
「たとえ1000円でも、予想外の出費があると損した気分に。先に予定を確認して、お金を分けておけば気持ちよく出せます。何に使うお金か付箋にメモし、予算のお札をはさむようにして貼ると、ポーチの上から見やすくて便利」。
カレンダーを見ながらささっと決める!
7月のイレギュラーな出費予定
□夏休みの学童用 ¥2000
□プール用品 ¥1000
□子ども夏服 ¥6000
□虫さされ薬・日焼け止め ¥2000
□花火 ¥2000
1段目 イレギュラー用出費
学校や習い事の集金、誕生日のプレゼントや予防接種代など、「その月のちょっとした出費」を入れておく場所。
2段目 食費・日用品費
手もとのやりくり費を入れる場所。週1万円予算で、毎月5週分=5万円を入れてスタート。
3段目 残し貯め
週予算の残りを入れる場所。食費の補充や、急に病院に行くときの予備費としてキープ。
余ったらお楽しみに使ってもOK
「自由に使えるお金は心のゆとりに。お出かけ時の外食代や、週末のちょっと豪華な食材に罪悪感なく使えます。集金用の両替にも重宝」。
【毎週土曜日】週終わりに1万円を財布にセット
「週末にポーチから1万円を取り、やりくり費用の財布に。そのまま、食材の買い物に行き、1週間分をまとめ買いします。いつもだいたい同じ食材、量なので7000円くらい。残りで必要な日用品を買います」。
ポーチから財布に週1万円移す!
【毎週金曜日】残金をポーチに戻して使いすぎチェック
「財布に残っているお金を、ポーチの3段目に戻します。家計簿なしでも、1週ごとに使ったお金を確認できるのがいい点です。週1万円の予算を超えても、残し貯めが入っている三段目から使えるので予算以上に口座から引き出すことがありません」。
もっと知りたい!Tさんのやりくり
Q カードを使ったときはどうするの?
A 買い物後すぐにメモ+「自分ATM」へお金をはさみます。
「カード払いした分は、使ったお金として財布から取り除きます。ただし、細かいのは面倒なので、四捨五入して1000円単位で。何に使ったかメモを添えておけば、わからなくなりません。翌月、まとめて、引き落とし用の口座に入金します」。
使わなくなった通帳ケースが「自分ATM」。
Q おしゃれにかけるお金はどうしてる?
A 小遣い用の財布から使います。
「美容院は50日に1回カット、洋服は1シーズン2着とペースを決めて、小遣いでやりくり。家計と財布を分け、自分のためだけに使っているので楽しいです♪」。
カラーはセルフで。
欲しい服の着回しをメモ。
参照:『サンキュ!』2021年8月号「計算が苦手なんですが、家計管理どうしたらいいですか?」より。掲載している情報は2021年6月現在のものです。撮影/林ひろし 編集/サンキュ!編集部