頭を使わない「1日3000円」やりくりで年200万貯められた!

2020/02/28

若いころはお金をあるだけ使っていたけれど、子どものためにも貯めようと一念発起したKさん。向いていない細かいやりくりはやめて「1日3000円」と決めたら、ムリせず貯められるように。シンプルなやりくりの秘訣を聞きました。

<プロフィール>
Kさん(福岡県 34歳)
夫(37歳)、長男(11歳)、長女(6歳)の4人家族。自営業の夫の仕事を手伝いながら、週5日は長男のバスケの練習のつき添いも。住まいは2年前に買った3LDKの一戸建て。

◎MONEYDATA◎
夫月収(手取り)30万円
妻月収(手取り)15万円
ボーナス 0円
月貯蓄額 19万円
年貯蓄額 264万円
※株式投資の利益含む
総貯蓄額 約700万円

頭を使わないやりくりでムリせず貯められるように

〈ガサツで短気だから単純なやりくりしか続かないんです〉

20代のころはお金はあるだけ使っていたKさん。長男が小学生になり、中高生の子どもを持つ先輩ママから教育費の話を聞いたときに「すぐ貯め始めないと間に合わないかも」と不安になり、それまで何も考えずにお金を使ってきたことを後悔したそう。「ムダ=お金を捨てているのと同じこと。もっと生きたお金の使い方をしたい」と一念発起し、いろいろなやりくり方法を試すうちに、自分には細かいお金の管理は向いていないことを実感。1日3000円でやりくりするという簡単な方法にしてみたら、ムリせず貯められるようになりました。

◆外食好き&計画性なし→年200万円貯蓄

Kさんのやりくり遍歴

今でこそオリジナルの家計簿を作ってお金を貯められるようになったKさんですが、そこに至るまでにはさまざまな挫折が!チャレンジと失敗を繰り返したからこそ、自分にピッタリのやりくり方法を見つけられました。

●半年で挫折【市販の家計簿】
費目が細かすぎて、何をどの費目に入れたらいいのか迷うし、記入するのもひと苦労。

●3カ月で挫折【袋分け家計管理】
予算どおりにやりくりできず、袋間の貸し借りで混乱!袋からのお金の出し入れすら面倒。

●1カ月で挫折【づんの家計簿】
買った物をただ書いていくだけなのに、私にとっては書く項目が多すぎて続けられず……。

そんな私でも〝1日3000円やりくり〟ならできた

その日使った金額を書くだけ

試行錯誤の末、書くのが簡単でお金の流れがひと目でわかるオリジナルの家計簿を作ることに。これなら忙しくても続けられるし、日々のやりくり費3000円の予算オーバーにだけ気をつければ、あとは自動で貯まる仕組みが完成。

◆10秒で記入完了
◆10日ごとに使いすぎをチェック

疲れない理由1 費目分けなし。頭を使わず書ける

「これは食費?嗜好品?」と費目分けにいちいち頭を悩ませるのは、疲れるもと。〝固定費以外はすべてやりくり費〞と、シンプルに考えました。

疲れない理由2 キャッシュレス決済でも混乱しない

現金だろうと〝○○Pay〞だろうと、支払い方法は気にしなくてOK。やりくり費として〝その日に使った額〞だけを書けばいいから簡単。

疲れない理由3 「1日3000円使える!」と気分がアガる

「今日お金を使うのをガマンすれば、明日は6000円も使えるやん!」と思うと、ガマンが苦じゃなくなり、やりくりにも前向きになれます。

Kさんの1カ月の家計表

<収入>
夫月収(手取り) 30万円
妻月収(手取り) 15万円
児童手当 2万円

<貯蓄>
先取り貯蓄 5万円
※児童手当2万円を含む
貯蓄型保険 6万円
投資信託 4万円
特別出費用積み立て 4万円

<支出>
住居費 10万6000円
水道・光熱費 1万8000円
通信費 1万3000円
医療保険料 9000円
自動車保険料 2000円
子ども費 1万2000円
給食費、バスケの月謝、幼稚園の月謝
夫小遣い 3万円
やりくり費 約9万円(1日3000円×日数)
食費、日用品費、外食・レジャー費、ガソリン代、妻小遣い含む

どうして1日3000円なの?

〈収入-(先取り貯蓄+固定費)=9万円残った〉

月収から先取り貯蓄と毎月支払うことが決まっている固定費を引いた残り=やりくり費9万円。それを30日で割って1日3000円に。

やりくりペースを乱す原因、特別出費の対策を強化

自営業のため、ボーナスがないのがつらいところ。そこで、まずは特別出費を1年分洗い出しました。特別出費用のお金をあらかじめ取り分けておくことで、月々のやりくり予算をくずすこともなくなり、計画的に貯められるようになりました。

失敗1 1回しか着ない入学式の私のスーツに2万円も

【こうした→】買わずにすむレンタルサービスで予算を下げた
長男の入学式用に買ったスーツは、5年後の長女のときには流行遅れ……。もったいないことをしたと反省し、次は買わずにレンタルで安くすませることに。

失敗2 イベントばかりに気を取られて食費がかさむ月の対策なし

【こうした→】誕生会のごちそうなど特別な食費を予算化した
誕生会やクリスマス会などイベント時のごちそう代、夏休みに増える食費分なども予算に組み込むことで、やりくり費がくずれるのを防止。

失敗3 気まぐれなレジャー費や外食代を特別出費にしていたら、予算オーバー

【こうした→】特別出費=毎年絶対必要なお金と決めて、それ以外はやりくり費から出した
特別出費は、月のやりくり費ではまかなえない「特別に備えるべき出費」。予定外のレジャーなど何にでも使えるお金ではないことを再確認し、お金づかいを引き締めました。

失敗4 1年単位でざっくり見積もったら、年の後半に不足

【こうした→】月ごとに予算立てして、右ページには実際かかった額を書くことに
漠然と予算を取っているだけだと、何でも特別出費にして予算オーバーしがちでした。今は月ごとに使う目的と予算を決めて、実際に使った金額も記入。翌年の予算立ての参考にします。

物を最小限にしたら、やりくり本で勉強する時間が生まれた

家の中がスッキリ片づいたことで気持ちにも余裕が生まれ、家での過ごし方が劇的に変化!不思議なことに、以前は興味もなかった本の面白さに目覚め、やりくりや自己啓発本などいろいろな本を読むことで勉強になっています。

◆「あれどこー?」ストレスが減って心にゆとり
◆毎日使う〝1軍食器”は出しっ放しに
◆掃除も最小限でOK

物を買うときだけ本気を出せば死に金がゼロに

行き当たりばったりで物を買うのをやめたら、買ったのに使わない物に払う「死に金」はなしに!ただ「安い」というだけでは飛びつかずに、本当に必要な物、長く使える物を選びます。

1着で4パターン着回せる服だけ買う

食費を節約してまで服を買い、洋服代だけで月に5万円使っていた時代もあったけど、今は予算を決めて、着回しのきく服を厳選。

週6献立メモで時間もお金もロスしない

毎日献立を考えるのが面倒なので、6日分の献立を決め、献立に必要な食材をまとめ買い。料理が面倒くさい日用に、簡単に作れる「逃げのメニュー」を入れるのがポイント。

◆作りたくない日用にラク献立を1つ入れるのがコツ
◆7日目はサバイバルデー。家にある食材を使い切る日

【メリット】
□買い物の頻度が下がると、ムダ買いリスクも減る
□毎日「何作ろう」と悩むストレスから解放

月10万円かかっていた外食欲を抑える工夫でやりくり予算を守る

長男のバスケの送迎を言い訳に、週3日は外食していたけど、夜の調理時間を短くする工夫で、どんなに忙しくても家で食べるのが当たり前に。おかげで外食費が激減。

送迎ついでに〝うっかりファミレス〝を防ぐ3つの砦

(1)元気な朝のうちに夕食の支度をしておく
食材をカットしたり、下味をつけたり、煮ものを作ったりを朝のうちにすませれば、夜の調理時間はわずか10分。

(2)下ごしらえ不要食材をストックする
子どもたちは里いもが大好きなので、面倒な皮むきの必要がない冷凍の里いもを常備しています。

(3) パスタソースで味つけすればラクして外食の味
忙しいときはパスタソースを活用。肉や魚を焼いてソースをかけるだけで、失敗なしのメインが完成。

1日1本の〝ストロング生酎ハイ〞で居酒屋に行かなくても満足できるように

外食や居酒屋飲みで月に10万円使っていたこともあったけど、アルコール度数強めの酎ハイなら効率よく酔えることがわかり、くつろいで飲める家飲みが楽しみに。

大失敗から学んだ!文房具の買い方もルール化

〈カピカピのスティックのりが5本も出てきた〉

たとえ100円の物でも使わなければムダになることに気づき、これまでの買い物が無計画すぎたことを反省。在庫は持たず「今使っている物がなくなったら買う」がルールに。

◆ペンケースに入るだけ

Have a try!

□1日に使える金額を決めてみる
□特別出費の予算を立ててみる
□外食の回数を減らしてみる

参照:『サンキュ!』2020年3月号「疲れない節約、貯まる新常識」より。

撮影/大森忠明 編集/サンキュ!編集部

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