無理しすぎないで!「間違った節約」を頑張って続けた結果、自分の身に起こったこと
2020/04/04
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
節約することはとても大事なことですが、とにかくやればよいというものでもありません。
私は子どもが生まれてから節約を意識し始めましたが、はじめのうちはやり方がわからず、迷走した時期もありました。
やりくり失敗時代に起こったさまざまな悲しいできごとを2つ書いておこうと思います。
1.光熱費を気にしすぎて発熱
第二子である娘を妊娠していた頃、私は光熱費を下げることに躍起になっていました。
昼間はリビングの照明をつけない、電化製品のコンセントは片っ端から抜くなど省エネを徹底。
床暖房も極力使わず、お風呂の温度設定は低め。
水分摂取を控えて、トイレに行く回数も減らそうと必死でした。
その結果、電気代だけで1カ月2,000円ほど安くなり、ほかの光熱費も安くなっていました。
夫は喜び、「この浮いた分で何か買おうか?」と言っていましたが、私は「いりません!」と拒否。これで終わればよかったのですが。
臨月となった4月の寒の戻りの時期に、私は腹痛におそわれました。陣痛かと思った私は産婦人科にかけこみました。でも子宮口はまったく開いておらず、「38度の熱がある。インフルエンザかもしれないから念のため入院して」と言われてそのまま病院にとどまることに。
入院費用は10万円以上。高額医療費の手続きで、ある程度は戻ってきたらしいですが、痛い出費でした。
2.食費を削りすぎて激やせ
娘が生まれてからしばらくはいそがしくて節約どころではなかったのですが、その娘が1歳半を過ぎて断乳してから節約意識が再燃。
光熱費節約は怖いので、食費を削ることにしました。その方法が、「夕飯は子どもの残り物しか食べない」というものです。子どもが食事を完食してしまえば、食べるものはありません。
さらに、少し遠い場所でもバスは使わず徒歩で行くなどして交通費も抑えました。当然ながらエネルギー不足で私はいつもフラフラ、イライラ。そしてストレスで大量の抜け毛、体重もどんどん減り続けて160cm、43kgに。13kg減です。
さすがに周囲にも心配され、弟から「病気じゃないのか?」と言われるまでになってしまいました。
やせすぎたことで支払った代償
アラフォーでも太っていないことをうらやましがられることもあるのですが、よいことばかりとは限りません。
私の場合はものすごいペースで体重が落ちたため、「やせた」というより「やつれた」という状態でした。
2年前からは咳が止まらなくなる原因不明の症状が出はじめ、病院代がもったいないので我慢を続けたものの、咳き込んで眠れないほどに。仕方なく1年前に呼吸器内科を受診したところ、「気管支拡張症」という病でした。
私を見て医師が一言「なぜかやせた人に多いんですよ」とつぶやき、私は頭をガンと打たれたような衝撃を受けました。無理をしなければかからなかったかもしれないこの病気のため、私は今も毎日薬を飲み定期的に通院しています。
無理しすぎは禁物
今回ご紹介した私の経験のように、過度な節約は時には体に毒になってしまうことも。何事も適度が一番だと感じています。
今回ご紹介したような悲しいできごとを起こさないためには、節約のためにすべてを切り詰めていくのではなく、メリハリをつけたやりくりができるといいですね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。
※ご紹介した内容は個人の感想です。